1. トップ
  2. 恋愛
  3. 優等生で人気者の彼が、いきなりスカートをはいてきたらどうする? 『ボーイ★スカート』レビュー

優等生で人気者の彼が、いきなりスカートをはいてきたらどうする? 『ボーイ★スカート』レビュー

  • 2015.8.3
  • 1640 views

先日、いつものように書店をうろうろしていた筆者は、とても衝撃的なマンガを見つけました。そのマンガの表紙にはスカートをはいた、優しそうなイケメン男子高校生が描かれていたのです。帯には「おれはスカート穿く男子高校生。」の文字が……。タイトルには『ボーイ★スカート』とありました。

「男女平等」が叫ばれる世の中です。何より「その人らしさ」が尊重されるのは大切なことのはず。女性だって、ボーイッシュな格好はするし、スカートをはく男子がいたって、別におかしなことはないはず……。ですが、筆者は正直、頭をガツーンと殴られたような気がしました。

私が思う「男女平等」って一体何なのだろう?「常識に囚われたくない」と思っていたけれど、表面上そう思っているだけで、本当はそんなこと考えていなかったのでは……と、色々な考えが渦巻いたこちらのマンガ。少しだけご紹介したいと思います。

ボーイ★スカート』(鳥野しの/祥伝社)

このマンガの主人公は、17歳の「桃井太一」という少年です。年上の彼女がいて、優等生で周りから人気もあった彼は、ある日突然スカートをはいて登校します。

彼の突然の「乱心」にクラスメイトや先生たちは動揺します。彼女にもふられてしまいます。しかし、当の本人は周りの動揺を気にするそぶりはなく「かっこいいと思って着てるだけ」。別に女の子になりたいわけでも、女装したいわけでもない、と告げるのです。

人の気持ちはどうしようもないけれど……。

彼のことを唯一面白がっていたクラスメイトの女子、白井さんは言います。「あたしは関係ないから平気で一緒に歩ける」と。また、桃井君がスカートをはくきっかけになった、スカートをはきこなすおじさまも言います。「服というものは一種の暴力だから」暗黙のルールで自分を縛っている人間にとって、そこからはみ出したものは、時には憎悪の対象になる……と。

だからといって、異なる価値観を持つもの同士が、ずっと分かり合えないままかというと、そんなことはありません! 白井さんの提案で、桃井君のクラスは文化祭にとある企画をすることになり、彼の考えは徐々に受け入れられるようになっていきます。

男子が「スカートをはく」。そのことで、我々に大きな問題を投げかけてきた『ボーイ★スカート』。今一度「男らしさ、女らしさとは?本当の“その人らしさ”とは何か?」と、考え直すきっかけを与えてくれます。筆者もまだまだ考えなければいけないようです。良かったら、読んでみて下さいね。

元記事を読む