『地獄が呼んでいる』女優キム・シンロク、シーズン2について「20年後にならないか心配」【インタビュー前半】

女優キム・シンロクがNetflix『地獄が呼んでいる』の公開後に受けた夫からの称賛について明かした。

12月6日にオンラインにて、Netflixシリーズ『地獄が呼んでいる』に出演した女優キム・シンロクのインタビューが行われた。

『地獄が呼んでいる』は、突如出現した地獄の使者たちに、人々が地獄行きを告げられる超自然的な現象から幕を開け、その混乱に乗じて復興した新興宗教団体「新真理会」と、不可解な事件の実体を明らかにしようとする人々が繰り広げる物語。

11月19日の配信から24時間でNetflixの「今日の総合TOP10」全世界ランキングで1位（FlixPatrol調べ）を記録し、韓国コンテンツの強大なパワーを見せつけた。

キム・シンロクは、2人の子供を育てるシングルマザーで「地獄行き」の予告を受けるパク・ヨンジャを熱演した。残る子供のために、地獄行きのテレビ生中継を承諾したパク・ヨンジャは、劇中で世間に強い影響を与える人物だ。

キム・シンロクは「『地獄が呼んでいる』は、台本を読んだときからとても面白くて、映像化されたらもっと面白くなるだろうと思った。だが、パク・ヨンジャがここまで注目されるとは思わなかった。戸惑いつつも嬉しい」と明かした。

出演後に寄せられた記憶に残っている周りからの反応について、「旦那も俳優だが、“これまでで一番良かった”と評価してくれた。それが本当に嬉しかった」と笑顔を見せた。

『地獄が呼んでいる』公開後に、知人たちからの連絡が相次いだというキム・シンロク。「友達たちから、“20年前、私たちこうやって出会ったけど覚えてる？”このようなメッセージがたくさん来た」と打ち明けた。

さらに、「実はいま撮影しているドラマや映画は、『グエムル-漢江の怪物-』以降に、キャスティングが決定したものだ。認知度や変化などは、インタビューの場が多くなったことで体感している。視聴者や一般の方々が、私に話しかけてくれることを楽しみに、わくわくした気持ちで臨んでいる」と明るい表情を見せた。

全世界から演技に対する高評価が寄せられていることについて、「ヨン・サンホ監督の作品は新鮮な世界観を扱うものが多く、極端な設定も多い。今回のドラマも演じていて楽しかった。極端な設定の中で、ドラマチックな解釈と表現について悩むことができる作品だった。世界中の皆さんが、楽しく見て下さったようで嬉しい」と監督と作品への気持ちを明かした。

シーズン2が出たら、重要な役柄で出演することになりそうだが期待はあるか？と問われると、キム・シンロクは「いま私の心配は、シーズン2が出たときには“20年後”の世界になっていないかが心配だ」と笑いを誘った。

『地獄が呼んでいる』で高い演技力を披露し、作品への没入感を高めたキム・シンロク。最近、演劇『マウスピース』（原題）に続き、『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』『財閥家の末息子』（原題）に出演することも予告した。今後も彼女が見せてくれる演技に、全世界から関心と期待が寄せられている。