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佐藤二朗×堤幸彦、トークイベントでも阿吽の呼吸 “自主映画”の新たな可能性への言及も

  • 2021.12.5
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佐藤二朗、堤幸彦

K’s cinemaにて開催された「堤幸彦監督映画50作公開記念上映会」が12月3日に最終回を迎え、堤幸彦監督、佐藤二朗、広山詞葉、福宮あやの、河野知美の5名がスペシャルゲストとしてトークイベントに登壇。シークレット作品として、『truth ~姦しき弔いの果て~』が国内初上映された。

1988年に『バカヤロー!私、怒ってます「英語がなんだ」』で映画監督デビューをした堤。監督として手がけた作品は、2022年1月7日公開の『truth~姦しき弔いの果て~』で50本目となる。

『truth~姦しき弔いの果て~』は、広山が発起人となり、撮影や舞台などが軒並み延期・中止となった仲間に声をかけ、スタートしたプロジェクト。ノースイースト国際映画祭最優秀長編コメディ賞を受賞するなど、海外映画祭で高く評価されている。

主演のひとりを務めた河野は、広山から「映画を作りましょう」という連絡が深夜に届いたのがきっかけだったと振り返る。

「一晩経ってから連絡しようと思ったのですが、結局朝まで眠れず、朝の5時に『やります』と連絡いたしました。そこから完成まであっという間で。正直、大変な日々でしたが、こうして観客の皆さんに届けられることをとてもうれしく思います。イギリスでの上映の際は観客の皆さんが反応してくださることに泣きっぱなしでした」

イギリスでの上映では、佐藤二朗が(写真で)登場するシーンで場内が爆笑に包まれたエピソードも。「出オチじゃん(笑)」と堤監督はツッコミ、佐藤からは「観客ひとりひとりに20ドルを渡してまして……」というボケが入るなど、会見は終始、堤監督と佐藤の阿吽の呼吸のやり取りが繰り広げられていた。

普段は声優として活動をしている福宮は本作へのオファーはまさかのものだったそうで、「あの堤幸彦監督に出演、しかも主演を務めさせていただくことになるとは夢にも思いませんでした。人生でこんなことが起きるとはと。皆さんに楽しんでいただければうれしいです」と感謝の思いを述べた。

発起人となった広山は、コロナ禍によってすべての作品がストップしたことで、自分の人生を見つめ直したことが本作を企画した理由だったそうで、「自分の人生ってなんだろう?と考えたときに、やっぱり表現をしたいという結論になりました。文化庁の助成金を見つけて、締切2日前に河野さん、前日に福宮さんに声を掛けて、実現に至りました」と並々ならぬ思いで本作を製作したことを明かした。

『truth ~姦しき弔いの果て~』はノースイースト国際映画祭最優秀長編コメディ賞を受賞。海外映画祭6冠を達成している。“自主映画”として製作された本作が海外映画祭で高く評価されている点について、佐藤は「最初は(広山)詞葉の思いつきから始まった企画かもしれないけど、堤さんが監督を引き受け、錚々たるスタッフが参加して、僕も巻き込まれる形になりました。そして、海外で賞を撮って結果を残した。ほかの自主映画でもこんな展開がどんどん生まれていけばいいと思っています」とコロナ禍以降の自主映画の可能性について言及した。

最後に堤監督は、「どの作品でもワクワクはするけど、自分で深く関わっている作品はずっとアドレナリンが出ていました。思い入れのある作品なので、楽しんで観ていただければと思います」と締めくくった。(石井達也)

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