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世界のから揚げ仲間その①南インドの「チキン65」はやっぱりスパイシー!

  • 2021.12.4
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「dancyu定番シリーズ 最強!から揚げレシピ」には、から揚げのつくり方が54種類も掲載されています。その魅力を少しだけお見せしましょう。今回は、南インド発祥とされるチキン65を紹介します。

世界のから揚げ仲間その①南インドの「チキン65」はやっぱりスパイシー!

■鶏肉に粉をはたいで揚げる料理は、世界中にあります。

普段の夕飯に、運動会や遠足の弁当に、宴会にと、実は出番がとても多いメニューなのに、一度つくり方をマスターしてしまうと味つけのバリエーションを増やす機会がなかなかないのが、から揚げ。でもそれではもったいないです! から揚げのつくり方は星の数ほどありますが、どれもが正解でどれもが美味。せっかくならその正解をたくさん増やしましょう。
現在好評発売中の「dancyu定番シリーズ 最強!から揚げレシピ」では、つくり方の違いや使う部位の種類、また味つけなど、みんな違ってみんなおいしい54種類のレシピを掲載しています。
今回はその中から、他の国のから揚げを一つ紹介します。から揚げの定義は「食材に粉をはたいて油で揚げたもの」ですが、南インド発祥とされるチキン65は、仕上げにスパイスをたっぷり使った大人のから揚げ。ビールにぴったりです。
料理研究家の今井亮さんに習いました。

□チキン65のつくり方

◇材料 (2~3人分)

鶏もも肉:2枚
片栗粉:大さじ4
揚げ油:適量
A :
・ にんにく:1片分(すりおろす)
・ 生姜:1片分(すりおろす)
・ 酒:大さじ1
・ 塩:小さじ1
B :
・ サラダ油:大さじ2
・ マスタードシード:小さじ1(黒)
・ クミンシード:小さじ1
C :
・ コリアンダーパウダー:小さじ1
・ カイエンペッパー:小さじ1/2
・ 黒胡椒:小さじ1/2
D :
・ ケチャップ:大さじ5
・ 水:1/4カップ
・ 塩:少々


(1)下味をつける
鶏肉は2cm間隔で切り込みを入れ、大き目の一口大に切り分ける。

下味をつける
下味をつける

(2)肉にもみ込む
ボウルに鶏肉、Aを入れてもみ込む。鶏肉にラップをぴったり貼りつけ、冷蔵庫で30分ほど味を馴染ませる。

肉にもみ込む
肉にもみ込む

(3)衣をつけて揚げる
鶏肉に片栗粉をまぶし、一切れずつ手で軽く握って粉をしっかりつける。

衣をつけて揚げる
衣をつけて揚げる

(4)途中で温度を上げる
170℃に熱した揚げ油で、鶏肉を4~5分揚げる。火を強めてさらに2分揚げ、取り出して油をきる。

途中で温度を上げる
途中で温度を上げる

(5)スパイスを炒める
フライパンにBを入れて弱火にかけ、蓋をする。パチパチとシードが弾けてきたら、Cを加えて香りが立つまで炒める。

スパイスを炒める
スパイスを炒める

(6)ソースをからめる
Dを加えて中火にし、混ぜ合わせる。沸いたらすぐにから揚げを加えて、手早くからめる。

ソースをからめる
ソースをからめる
[dancyu]
目次
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――教えてくれた人

「今井 亮」

京都府京丹後市の日本海に面した地域で生まれ、大自然と共に育つ。京都市内の中華料理店勤務、料理家のアシスタントなどを経て独立。『そそる!うち中華』『白飯サラダ』など著書多数。


文:安井洋子 撮影:キッチンミノル

※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 最強!から揚げレシピ」に掲載したものです。

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