1. トップ
  2. 旅行・おでかけ
  3. 東京、カイロ、ジャカルタ、ホノルル、いちばん暑いのはどこでしょう?

東京、カイロ、ジャカルタ、ホノルル、いちばん暑いのはどこでしょう?

  • 2015.8.1
  • 279 views

夏本番を迎え、毎日サウナのような暑さを感じている人も多いかと思います。

なぜ、こんなにも日本の夏は過ごしづらいのでしょうか……。なんとこの日本特有の“蒸し暑い”夏は、カイロ(エジプト)・ジャカルタ(インドネシア)・ホノルル(ハワイ)よりも過ごしづらいそうなのです。その原因とは?

また、いつまで暑い夏の日が続くの? など、日本の夏にまつわる情報を、今回は、一般財団法人日本気象協会が運営する『 tenki.jp ラボ』の調査結果をもとにご紹介していきます。

通常、夏の暑さは気温で表されることが多く、日最高気温を基準として、日最高気温が25度以上の日=夏日」「30度以上の日=真夏日」「35度以上の日=猛暑日」と、定義されています。しかし、日本特有の“蒸し暑い”夏には、気温だけでは表すことのできない体感温度や不快感による体感的な暑さがありますよね。

人は気温が高くなると、汗をかいて体を冷やそうとします。汗は蒸発するときに体の熱を奪って体温を調節してくれるのですが、湿度が高いとなかなか汗が乾きません……。

そのため、汗によって体がベタつき不快感が上がるうえ、体温も下がりにくくなり、さらに体感温度を上げてしまうのです……。

日本気象協会では、このように暑さだけではなく、湿度の高い状態が続くことでもたらされる「過ごしづらい暑さ」を表すための新たな指標として、気温と湿度を用いた「ジメ暑指数」を新たに定義。

ジメ暑指数85=ジメ暑日

例:気温30度、湿度75%の場合

▶東京の8月の月平均最高気温と月平均湿度

さらに、このジメ暑指数が85以上になると、ほとんどの人が暑くてたまらず、ジメジメとした不快さを感じると考えられることから「ジメ暑指数が85以上の日=ジメ暑日(じめあつび)」と命名しました。

なお、ジメ暑指数85は、例えば気温30度、湿度75%の場合に相当します。(これは大体、東京の最高気温と月平均湿度)このような条件になると体感温度は実際の温度より2℃も高く感じます。

東京・名古屋・大阪・福岡の4都市についてジメ暑指数を計算してみたところ、気温が高くなるのと同様にジメ暑指数が急上昇していることがわかります。

東京では、8月初旬から8月中旬まで。名古屋・大阪・福岡では7月下旬から8月下旬にかけてジメ暑日が続きます。

さらに名古屋では、8月中旬に非常に厳しいジメ暑日が続いていることもわかります。この7月下旬から8月下旬はちょうど夏休みです。ジメ暑日に負けず、熱中症に気をつけながら夏休みを楽しみたいものです……。

前章では日本の夏が「ジメ暑」であることを解説しました。とはいえ「ジメ暑日」がどれくらい不快な暑さであるか、まだイメージが湧きにくいかと思います。

そこで、日本と世界のジメ暑指数を比較してみてみましょう!

ジメ暑指数をグラフ化した結果、やはり東京には、7~8月にかけて厳しいジメ暑日が続く期間があることがわかりました。7月初めはジメ暑指数80以下だったのが、7月下旬からお盆にかけてジメ暑指数が急上昇し、非常に過ごしづらい期間が続いていました。

そんななかでもジメ暑指数の高いカイロ、ジャカルタ、ホノルル、東京を比べてみると……

期間を通して高いジメ暑指数を記録していた、高温多湿な熱帯モンスーン気候のジャカルタは、気温・湿度ともに高くジメジメして暑そうです。

一方、砂漠気候のカイロでは、ジメジメの部分よりも気温による暑さが強く影響し、こちらも期間を通して高い指数となっていました。ところがなんと、2014年7月28日~8月1日にかけて、この2都市を抑え、東京のジメ暑指数がピックアップした都市中1位になっていたのです ……。そりゃあ暑いはずです。

また、海外旅行の王道ハワイ(ホノルル)と比べてみると、この期間は、東京よりもジメ暑指数が低いことがわかりました!

暑い時に暑いところへ行くなんて……と思われていた方もいたかと思いますが、実は、この時期のハワイはとても快適な気候で、ジメ暑国日本から見てとても魅力的な場所だったのです。ちなみにホノルルはサバナ気候、カラッと暑いビーチが楽しめます。

このようにジメ暑日が続く頃の日本は、砂漠や熱帯を超えるくらい、世界的にみても「暑くてジメジメして過ごしづらい」特有な気候であることがわかります。夏休みは常夏の国でも涼しい国でも、日本の「ジメ暑」から逃れたいものですね。(かすみ まりな)

情報提供元:tenki.jp

オリジナルサイトで読む