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こう書くんだ~!【彼此】知っていたら鼻高な難読漢字

  • 2021.12.2
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一般的にはひらがなで表現するけれど、じつは漢字表記できる言葉が日本にはいくつも存在します。 「彼此」という言葉も、そのうちのひとつ。 そこで今回は、「彼此」という言葉の読み方や意味について調べてみましょう。

(1)「彼此」の読み方

「彼此」という言葉を目にしたことはありますか? 漢字表記になるとわかりにくいかもしれませんが、小説やエッセイなどで目にする機会は多々あるかもしれません。 話し言葉でも使用されますが、古風な言葉のため耳にする機会は少ないでしょう。 「彼此」の「彼」はそのまま「かれ」と読みますので、「此」の読み方さえわかれば、おのずと熟語を読み解けるはず。 正解は「かれこれ」です。 (『広辞苑』より)

(2)「彼此」の意味

「彼此」には、大きく分けて2つの意味があります。 1つは「かれとこれ」「あの人とこの人」という代名詞です。 もう1つは、「とやかく」「何やかや」「おおよそ」「やがて」という意味の副詞となります。 現在では、副詞の「彼此」がよく使用されており、代名詞の「彼此」はあまり見かけない使い方です。 (『広辞苑』より)

(3)「彼此」の異なる読み方

「彼此」の読み方は、もう1つあります。 「彼此」は「ひし」と読むこともでき、意味は「あれこれ」です。 「かれこれ」は人を指すのに対し、「ひし」は物事や物体を指す言葉になります。 また、仏教には「我他彼此(がたひし)」という言葉もあり、こちらは「自分と他、彼と此れと、対立していること」を意味するのです。 この「我他彼此」が転じて「がたぴし」という現代語になり、「物事が円滑にいかないさま」「建て付けが悪く軋むさま」を意味する言葉になっています。 (『広辞苑』より) 今回は「彼此」の読み方や意味をご紹介しました。 会話の中でよりも文章で目にする機会が多い言葉ですので、この機会に読み方を覚えておきましょう。 いざというときにサラリと読めれば、鼻が高いですよ。 (恋愛jp編集部)

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