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石岡瑛子の衣装で有名な『ドラキュラ』、ゲイリー・オールドマンの“撮影準備”が過酷すぎる…

  • 2021.11.30
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フランシス・フォード・コッポラ監督作品『ドラキュラ』の撮影に向けて、ゲイリー・オールドマンがしていたこととは?(フロントロウ編集部)

コッポラ監督からキャストへの指示

1992年に公開された映画『ドラキュラ』は、フランシス・フォード・コッポラ監督がメガホンを取り、主演をゲイリー・オールドマンが務め、アンソニー・ホプキンスやキアヌ・リーブスウィノナ・ライダーやモニカ・ベルッチなどが豪華共演を果たした作品。

石岡瑛子氏による衣装を含む美術デザインも非常に評価が高く、1993年の第65回アカデミー賞では衣装デザイン賞、メイクアップ賞、音響効果編集賞を受賞し、美術賞にノミネートされた。

本作の撮影においては、コッポラ監督がウィノナを泣かせるために、ゲイリーに酷いことを言うように指示したというエピソードは知られた話だが、撮影本番以外でも、それぞれの俳優は役作りに励むようコッポラ監督に指示されていたという。

ゲイリー・オールドマンの取り組み

そのなかでも、やはり主演のゲイリーはとくに真剣に役作りに取り組んでいたよう。アーサー・ホルムウッド卿を演じたケイリー・エルウィスが、米THRのインタビューで当時を振り返った。

画像: ⓒCOLUMBIA PICTURES
ⓒCOLUMBIA PICTURES

「フランシスは、キャストたちが一緒に過ごす時間が増えるほど、それは画面に現れると思っていた。だから彼はバンパイアハンターたち全員を1つの家に住ませた。そして可哀相なゲイリーは、1人で住まなくてはいけなかった。ゲイリーは毎晩棺桶の中で寝ていたよ。それほど真剣に取り組んでいた。彼は私たち全員から離れていた。自分の意思でね。だから私たちはセットでのリハーサルで初めて彼に会い、その後彼と会うことはなかった」

ゲイリーが1人で暮らしたというのはコッポラ監督の指示であると思われるが、棺をベッド代わりにして寝起きしていたというのは、ゲイリーの意思だろうか。

ハリウッドで活躍し続ける俳優たちのなかには、その熱心な役作りで知られる人もいるが、映画『レオン』や『ハリー・ポッター』シリーズ、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』などで様々な顔を見せてきたゲイリーもその1人と言える。そして『ドラキュラ』でも、知られざる役作りをしていた。

ケイリーの話からは、一緒に暮らしたというバンパイアハンターたちが誰なのかは不明だが、そのなかにキアヌやアンソニーが含まれていたとしたら、超豪華な共同生活。その裏話もいつか聞けることに期待。

(フロントロウ編集部)

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