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悪者それとも味方? 糖質制限ダイエットの勘違い

  • 2015.7.31
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今やすっかり定着した感のある糖質制限ダイエット。確かに、白米やパンなどに多く含まれる糖質は過剰に摂取すると体脂肪となってしまいます。そのため「とり過ぎは良くない」というのは理屈としては正しいのです。
しかし、「だからといって、トレーニングやエクササイズをしたりして、習慣的に体を動かしている人にも同じ理屈をあてはめてしまってはいけません」
と、コンディショニング・トレーナーの桑原弘樹先生。ダイエットにおける糖質の重要性についてうかがいました。

筋肉の分解を抑えることがダイエットには重要

まず、“筋肉は分解されやすい”という桑原先生。それはなぜなのでしょう。
「なぜ分解されやすいのかというと、体に筋肉が必要以上につくとエネルギーの消費量が大きくなります。飢餓の時代にはそれがマイナスになりました。そして、飽食の時代となった現代においても、私たちのDNAには依然として飢餓の時代の情報が埋め込まれています。私たちの体は筋肉を分解するためのメカニズムをたくさん持っているのです」(桑原先生)
確かに飢餓の時代においてはエネルギーの節約は生き抜くうえで大切なポイントだったことでしょう。しかし現代においてはどんなことがポイントになるのでしょう?
「現代はいかに日常的に上手にエネルギーを消費していくかが逆にポイントとなります。そのためには、まずは筋肉を分解に向かわせないことがダイエットのうえでも重要となるのです」(桑原先生)

トレーニングの前後に糖質を

「筋肉や肝臓にたくわえられたエネルギーは、体を動かすとどんどん消費され、へとへとになるまでの疲労状態になると、筋肉が分解されていきます。
エネルギーが減っている

このままでは体が維持していけない

エネルギーを大量消費する筋肉を分解

エネルギーの消耗を抑える
と体が判断し、筋肉をひたすら分解する役目を持つ酵素やタンパク質が活発になります」(桑原先生)
そのために重要になってくるのが糖質です。この筋肉をひたすら分解しようとする酵素やタンパク質をすみやかにおとなしくさせることができるのが、糖質なのです。
「ですから、いかに糖質がボディメイクには大事かということ。トレーニング後でばてているときに何をまず摂取すべきかといったら、糖質なのです。糖質は決して悪者なんかではなく、とるタイミングによっては大きな効果を発揮します 。 運動をしている人にとってやみくもに糖質をカットすることは間違いなんですよ」(桑原先生)
運動前にも適度な糖質をとって、しっかりとしたエネルギーをたくわえておき、 運動後は、なるべく早く筋肉の分解を抑えるために糖質をとる。これがトレーニングの効果をよりアップさせるコツ。糖質と上手につきあっていくことが、ダイエット成功の近道と言えるでしょう。

監修/桑原弘樹 文/鈴木みずほ