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浴槽のゴム栓「サイズ分からない」を一発解消「神」パッケージは歴史あり

  • 2021.11.27
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パッケージ中央に凹みのあるデザインになっている 写真はカクダイ提供

バスタブの水栓が緩んで、水を止めなくなってしまった。お風呂を沸かすときに水を張れないし、入っているとき、少しずつお湯が漏れてしまう。買い換えようとゴム栓を持って行っても、同じ商品がなかったりする。なんとなく似たサイズのものを買うしかない。家で使ってみると大きさが合わなかったということもある。

そんな悲しい思いをしなくて済むデザインの商品パッケージがあった。実は最近出たものではないそうで――。

店員の測る手間を省いたデザイン

パッケージには、真ん中にぽっこりと凹みがある。使用しているゴム栓をはめることで、サイズが合うのか確認しやすいようになっているのだ。

ツイッターで一時話題になり、このパッケージデザインへの賞賛の声が相次いでいる。J-CASTトレンドは、このパッケージを使っている販売元のカクダイに電話取材を行った。

カクダイ広報に開発した経緯を伺うと、「家で寸法を測ってくるものではなく、同じものが欲しいと水栓を持って来られる方が多いです。そうした時に店頭でサイズが合わせられるようにあのような形を採用しました」と答えた。

ゴム栓は劣化が進み、水漏れがしたら交換するものだ。消費者がはめることでサイズの目安がわかりやすく、店員の測る手間を省いたデザインにしたという。開発の際には、ケースの作成方法の問題で、細かな寸法や潰れない厚みを出すということが難しかったそうだ。何度も試作を繰り返した中で完成したパッケージは特許を取得している。

話題になったことはうれしいとしつつも、驚いたそうだ。その理由を尋ねると、「このパッケージは、2003年から採用されています」と明かす。また、似たようなパッケージを使う他社が増えてきた結果、業界としては新しいものではなくなったのだという。

話題になったことについては、「ありがたいです」と述べていた。

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