「ハウス オブ ディオール ギンザ」のフィッティングルーム｜試着落ち着いたグレートーンのサロンでゆっくり服選び

どこのブティックにも必ず備わっているもの、それはフィッティングルーム！ 意外と知らないこの部屋にはブランドの世界観がギュッと詰まっています。

ハウス オブ ディオール ギンザ

落ち着いたグレートーンの
サロンでゆっくり服選び

GINZA SIXの中にあるディオールの旗艦店。天井高7mの吹き抜けで、ライムストーン&ブラックカボションで白黒に彩られたフロアに足を踏み入れた瞬間、ここが特別な場所であることが伝わってくる。高揚感に包まれながらウィメンズ プレタポルテを扱う3階へ。その一角にソファとローテーブルを配した、広々としたVIPサロンが設けられている。ムッシュ ディオールが幼少期を過ごした、ノルマンディー・グランヴィルの別荘から見える断崖の色であり、のちにブランドのシグネチャーカラーのひとつとなったグレーを基調とした、高級感あふれる空間だ。インテリアの巨匠ピーター・マリノが内装を手がけ、アーティスティックな家具のディレクションも担当。ベルリンのアーティスト、マティアス・ビッツァーの作品が壁を飾り、邸宅のようなインティメートな雰囲気だ。普段は開放されている大扉を閉めれば完全にシークレットな部屋となり、VIP顧客は試着や採寸の際に、状況に応じてディオール メゾンの食器とともにティーやシャンパンをサーヴされることもあるとか。なんてスペシャルな体験だろう！

GINZA2021年10月号掲載