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誰にも言えず、スタートラインにも立てなかった恋だけど

  • 2021.11.26
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今の時代、誰にも言えない恋なんて存在するのだろうか?
SNSでつながる、顔も見たことのない友人には打ち明けられる、信頼しかない友人に愚痴をこぼす、神様にお祈りする。
様々な形で私達は、恋愛という感情を外に吐き出しているのではないか?
そう、思ったのだが、そんな私にも唯一誰にも言えていない恋があった。
そのくらい忘れていた、いや、忘れなければやってられなかった恋。
それは、スタートラインにすら立たせてもらえなかった恋だ。

年上の彼への恋。奥さんへの愛情が溢れていて終了のゴングが聞こえた

誰しも一回はあるのではないだろうか。ちょっと見た目もタイプで、年上で、深みのある会話の内容にきゅんとした経験。
「え、この人かっこいい……」
この人のこと、知りたいな。そんなことを思って、「その靴かっこいいですね」と小さく、当たり障りのないきっかけで話を広げようとした瞬間、
「あ、これ妻がプレゼントしてくれたんだよね」
と満面の笑みで返されたとき。
終了のゴングが脳内に鳴り響く。

また追い打ちのように、「妻は本当にセンスが良くて」「妻とはよくデートでショッピングに行くんだけど」「妻は」「妻は」溢れんばかりの愛情で、付け入るスキもないくらいたたみかけられた経験、皆さんにはないだろうか?

その時は恥ずかしさと敗北感で惨めになり、忘れさりたいとまで思わせる。
と同時に、焦燥感と恋にも似た感情が湧き上がった。
今この瞬間フラレたこの人にどうしても愛されたい、というよりこんなふうに愛してくれる人に出会いたい。

彼のように、常に愛を示してくれる人と添い遂げられたら

奥さん以外の方からの好意に一切気がつかないくらい、たとえその場にいなくても常に愛を示してくれる、そんな方と一生を添い遂げられたら。
いやいや、そんなおとぎ話のような事あるわけない。そう思い、私はそっと忘れさりたい過去として脳の奥底にしまい込んでしまっていた。
どうやったらそんな人と出会えるんだろう。そんな思いをしまい込んで早10年、今の私には少し希望の光が見えている。
自分を心の底から愛し、大切にしてくれる人が現れる、そのタイミングは自分が自分を心の底から愛せたときなんだと思う。
自分の心や脳の中身はどうやったって見ることができない。
でも心と脳は人間の大部分を占めていて、恋愛相手に中身=人間性を求めている方はたくさんいる。
自分の心と脳の中身を理解していない、向き合えていないとどうやったって違和感が現れる。

スタートラインにも立てなかった恋だけど、学んだことがある

そして相手は、その違和感を本能レベルで察知し心に壁を作る。一種の防衛反応。だから違和感のある人と、恋愛関係に発展する可能性はないに等しい。
心と脳は自分しか見えない。自分しか理解してあげられない。
そしてそれは自分と向き合おうとした人、向き合わなければならなかった人にしか理解できない。
中身を認め、受け入れ、全うしていくと違和感がなくなり、自然と受け取ってくれた方が声をかけてくれる。
「その靴、どこで買ったんですか?」
誰にも言えず、恥ずかしい思いをしただけだと思っていたスタートラインにすら立たせてもらえなかった恋。
どんな恋でも、いつも今の私に必要なメッセージをくれる。あなたは誰にも言えなかった恋がありますか?

■mokebanaのプロフィール
花束だけじゃない花屋を本業にすべく、奮闘するアラサー主婦。普段は二人の子を育てながら、接客業で安定したお給料を頂きつつ、離婚に向けて夫と話し合いをしています。
Instagram:@mokebana

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