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アラサーが無理なくお金を貯めるには?お金についての疑問を専門家に聞いてみた!

  • 2021.11.22
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お金がないと人は生活していくことができません。いつどこで急にお金が必要になるのか分からないので貯金はきちんとしておきたいですよね。今回は、アラサー女子の平均貯金額事情や無理なくお金を貯めるための方法を「株式会社ミエルモ」CFOの新倉健太郎さんに話を伺いました。

アラサー女子の平均的な貯金額を教えてください

30代単身世帯の貯蓄額の中央値は70万円です。20代となると8万円になります。また、年間手取り額(税引後)の20代の中央値は200万円、30代は300万円になり、都市部と地方では都市部の方が手取り額は高いですが、貯蓄額は家賃などの生活費が高くなることもあり、都市部と地方の差は大きくない結果となっています。
出典:「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和2年・金融広報委員会)」より

ここまでをまとめると、貯蓄額の中央値が20代は8万円、30代だと70万円だということがわかります。年間手取り額(税引後)の中央値は20代だと200万円、30代になると300万円になります。手取り額は30代がピークで300万円でその後は下降傾向だということが調査でわかっています。このことから、アラサー女子が今後安定した将来設計をしていくために、貯金の目的を決める、給与収入をUPさせるためには、給与以外の収入をどう作っていくかを考えていく必要性があると思います。

アラサー女子の平均的な支出を教えてください

アラサー女子は手取り収入からどれくらい貯蓄にまわしているのかは、20代で18%、30代で16%となっております(貯蓄がある方のみの回答)。金額になおすと、20代手取り中央値が200万円なので18%は36万円(月3万円)となり、30代の手取り中央値が300万なので16%は48万円(月4万円)になります。そのため年間平均支出額は20代は164万円(月13.6万円)、30代は252万円(月21万円)であるとわかります。

アラサー女子が無理なくお金を貯めるコツをいくつか教えてください

貯蓄は収入が大きく変わらない限り、一気に月5万円、10万円と増やせるものではありません。そのため月1万円を2万円になど少しずつ貯蓄額を増やしていきましょう。

まずは自分の毎月の支出額を把握すること。一般的には家計簿がおすすめですが、継続性が必要なので向き不向きがあります。不向きな方は全部の支払いをクレジットカードに統一するのがわかりやすいです。

このメリットは毎月くる請求書が家計簿がわりになること。明細を見ながらどこに、どれくらい使ったかを把握することができます。また、クレジットカードの特性を生かして、自分が良く使うサイトや店舗のポイントを貯めたり、割引サービスを受けたりできるのでそのポイントや、割引を貯蓄にまわせます。

しかし、クレジットカードは現金を使っていないので、ついつい使い過ぎてしまう方もいるはず。慣れないうちはクレジットカードのアラート機能を使って金額目安を知らせてもらうなどで使い過ぎないようにしましょう。

次に、固定で課金しているものの見直しです。

主なサブスク例

・動画配信
・音楽配信
・フィットネス
・ウォーターサーバー
・本、漫画
・学習系
・飲食系
・家具系
・服、ブランド系

上記のように生活するうえでほとんどものがサブスクになっていますが……定期購読や月会費でなく、都度利用の方が安くなるケースも多いものです。また“実際はあまり使わない”なんてこともあるので、サブスクを利用する場合は契約期間を確認しておくと判断ミスをした場合の出費を減らすことができます。

貯金計画の立て方のアドバイスをお願いします

貯蓄は目的がないとなかなかうまくいきません。なぜなら、欲しいものを買ったり、友達とご飯を食べたりの欲求を抑えながら貯蓄をしないといけないからです。そのため、強い目的を作って貯蓄することが大切になります。では貯蓄は何のためにするのでしょうか? 貯蓄は下記(1)と(2)の理由がほとんどとなりますが、自分が何のために貯蓄するのかを改めて考えてみるといいと思います。

(1)買いたいものや、使いたいもののために貯蓄する。
(2)何に使うか分からないが将来収入が落ちた場合などの備えとして貯蓄する。

ただ、将来のために貯蓄といっても20〜30代では自分の50〜60代の想像をするのは難しいのでどうしても他人事になりやすいと思います。親などにお金の話を聞いて、いくら貯金が必要なのか考えるのもおすすめです。

その他、何かアドバイスがありましたら教えてください

貯蓄を増やす方法で“投資”がありますが、投資を行うためには元本が少なからず必要になります。投資の種類には少額からできるものから多額の金額でないと投資できないもの。リスクが高いものと低いものがあります。自分に合っている方法なのかきちんと貯蓄ができるのかを考えて投資は行いましょう。

最後に、今私たちが働いている職場についての考え方を変えるのも良いと思います。職場は、お金を安定的にもらいながら経験を積める場です。社会人になると、会社以外で何かを学ぶ場合は学校同様お金が必要なので……今の会社でお金をもらいながら教えてもらうことを増やしたり、個人ではできない経験やチャレンジをすることが将来の自分への一番安全かつ、利回りの高い投資ではないかと私は思ってます。

教えてくれたのは

「株式会社ミエルモ」CFO 新倉健太郎さん

大手不動産会社からベンチャー不動産会社で役員を経験し独立。事業譲渡後、現在は火災保険申請サポートサービスのミエルモを2019年に立ち上げ、現在では業界最大手まで規模を拡大中。

公式サイトはこちら

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