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1点ものの器やアクセサリーがそろう店―作家ものの雑貨に出会えます♪

  • 2015.7.29
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秋田市にある「まど枠」は、秋田県内を中心に、東北エリアをはじめ、全国各地から集めた作家ものを取り扱う雑貨店。1点ものの器やアクセサリーなど、作り手の巧みな技から生み出された温かみあふれるアイテムがそろいます。

水色の扉が目印です

JJR秋田駅から歩いて15分ほど。秋田市の飲食店街・川反(かわばた)にあるビルの3階に雑貨店「まど枠」はあります。かつては印刷所だったというこちらの古いビルには「まど枠」のほかにも、ギャラリー、カフェ、Tシャツショップ&工房が入居中。わくわくしながら階段を上っていくと、「まど枠」と書かれた水色の扉を発見しました。

毎日の暮らしを楽しくしてくれる雑貨をセレクト

もともとは、ビルの1階にあるギャラリーの一部を使って、自主制作の本・リトルプレスを販売していたという店主の伊藤幹子さん。ギャラリーで開かれる企画展で、さまざまな作家さんと出会ったことがきっかけで世界観が広がり、作家ものの作品や雑貨を取り扱うようになったそうです。

明るい光が差し込む店内には、ていねいに手作りされた雑貨や器などがずらりと並びます。なかでも目を引くのが、伊藤さんもお気に入りだという秋田市の陶芸家・田村一(たむらはじめ)さんのお皿やマグカップ。貝殻のようなフォルムのお皿や爽やかな淡いブルーがきれいなマグカップは、普段使いにはもちろん、インテリアとして飾ってもすてきです。ひとつひとつ雰囲気が異なるので、お気に入りを見つけてみて。

手技の光るアクセサリーもおすすめです

秋田の伝統工芸「大館(おおだて)曲げわっぱ」の端材をていねいに手作業で削り出して仕上げたブローチ「chigiri」(写真左6150円、右1625円)や、樹脂で作られた色とりどりのピアス(3240円~)は、おみやげや贈り物としても人気のアイテムです。「chigiri」は、ちょこんと愛らしいリボン型のデザインに秋田の伝統的な技術が盛り込まれています。杉特有のやわらかな質感を楽しめる蜜ろうワックス仕上げのもののほかに、深みのある艶が美しい漆塗り仕上げのものも。

秋田が発祥とされている金属加工の伝統技法を用いた「杢目銅(もくめがね)」のアクセサリー(ネックレス8100円、指輪12960円)は、色が異なる金属を重ね、削って模様を出したもの。もとになっているのは、江戸時代に武具の装飾に用いられた技法だというから驚きです。

今後は、秋田県内の製造業の優れた技術を目に見えるかたちで紹介していきたいと伊藤さんは話します。

どれも繊細で、手に取ってみたくなるアイテムがそろう「まど枠」。毎日の生活を楽しくしてくれる雑貨を探しにぜひ足を運んでみてください。

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