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目指せオルチャン美肌! 韓国の健康美容スープ『プゴク』の魅力と基本のレシピ

  • 2021.11.21
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プゴクに欠かせない、干しダラやダシダの活用方法までご紹介!

Arusyak Pivazyan

プゴクって何?

韓国の美容スープとも言われる『プゴク』。

「初めて聞いた」という方もいるかもしれないけれど、このプゴクは韓国人の美容と健康を支えている家庭料理の一つなんだとか。

ちなみに、プゴクはハングルで書くと「북어국」。正確に発音をすると「プゴグッ」となるので、次回韓国を訪れた際に役立てて。

「プゴ」とは干しダラを、「グッ」はスープを意味する。つまり、干しダラのスープというわけだ。

気になるお味は、一言で言うならさっぱりとした風味。干しダラと後述するダシダという牛骨エキスの調味料が相まって、旨味とコクを味わえる。

「韓国のスープだから辛いんでしょ?」とイメージする人もいるかもしれないけれど、味は自分で調整すれば良いので辛いものが苦手な人でも美味しくいただける。

このプゴクは日本でいうお味噌汁のようなもので、韓国では家庭料理として古くから親しまれている。

ポイントとなる材料は ”干しダラ”

プゴクのポイントとなるのは言うまでもない。“干しダラ”。

日本では、お酒好きの方にもおつまみとして人気の高い“干しダラ”だけど、一口に干しダラと言っても色々な種類がある。プゴクで使われている干しダラは、摂りたてのスケトウダラの内臓を取り除いて1カ月ほど干したものだ。

干して加工した干しダラは、生の状態のタラよりも2倍も多くのタンパク質を含んでいると言われている。

また、消化にも優しく、豊富なビタミンやカルシウム、鉄分など、美容と健康を支える栄養成分が含まれているのも嬉しいポイント。低カロリーのため、ダイエット中の女性にも優しい。

そして、アルコールを分解するのを手伝うアミノ酸が多く含まれているため、二日酔いにも効果的と言われているそう。韓国ではお酒を飲んだ次の日はプゴクをいただくのが、かなり一般的なんだとか。

ダシダも準備しよう

プゴクを更に美味しくいただくには、“ダシダ”という韓国の調味料も準備しよう。ただし、調味料をなるべく控えたい人などは、昆布や煮干しなどで代用も可能なので覚えておいて。

「初めて聞いた」という人も多いかもしれない“ダシダ”は、韓国の食卓では欠かせない調味料の一つ。

和食には和風出汁、中華料理には中華出汁、洋食にはコンソメまたはブイヨンを使う。それらと同じように韓国料理に欠かせない調味料がダシダなのだ。

ダシダは、じっくりと煮込んだ牛骨のエキスに、玉ねぎやガーリックなどを配合し作られる。牛肉の旨味やコクを表現できる万能調味料として、韓国家庭の8割が使用している基本調味料とも言われている。

日本ではまだあまり見かけることは少ないけれど、牛肉ダシダの他にも“いりこだしのダシダ”、“あさりのダシダ”なども韓国では人気。

ちなみに、ダシダは、プゴクのようなスープ作りの出汁として使うことはもちろん、チャーハンや炒め物などの味付けとしても使える。使い方をマスターすれば、お料理のレパートリーも広がるのかも!

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プゴクの魅力1: 美肌効果

プゴクは美容大国の家庭料理とだけあって「高い美容効果が期待できるよ」と聞いてはいたけれど、特に筆者が感じるのは“美肌効果”。

この美肌効果は、どうやら干しダラのおかげ。

干しダラはアミノ酸が豊富に含まれていることで知られている。このアミノ酸は肌の細胞をつくるのに欠かせない成分。

つまり、アミノ酸を多く摂取することで肌のキメが整い、美肌に導いてくれるのだ。

Carol Yepes

プゴクの魅力2: 冷え対策

“冷えは万病の元”といわれているように、女性にとって体の冷えは美容や健康の大敵であることは周知の事実。

体を内側から温めることで、血液やリンパを巡らせることができれば、冷えやむくみ、生理痛対策、また睡眠の質のアップが期待できる。

体を芯から温めるためには、湯船にしっかり浸かったり、温活グッズを活用したりすることもできるけれど、もっと手軽に温めるなら温かいスープを飲むのが効果的。

温かいスープは内臓を直接温めてくれるので、体の内側から冷え知らずになる。

プゴクは韓国のスープとあって、唐辛子などとの相性も良し。唐辛子が苦手な人であれば、すりおろし生姜を小さじ1/2程度加えるのもおすすめ。

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