1. トップ
  2. ファッション
  3. 「25歳はこの1枚」:VOL.26「Castaner」のエスパドリーユ

「25歳はこの1枚」:VOL.26「Castaner」のエスパドリーユ

  • 2015.7.29
  • 1095 views

サンダル各¥24,000/ともにカスタニエール(カスタニエール 有楽町店)

エスパドリーユの起源は古く、もとスペインとフランスの国境にまたがるバスク地方の民族衣装が発祥。その名前の由来は、靴底に編み込んだ‘エスパルト’というイネ科の植物だが、これはフランス語。スペイン語では‘alpargata(アルパルガータ)’と呼ばれ、親しまれてきた。日本のワラジのような存在だったエスパドリーユは、海と山に囲まれたバスク地方の港湾労働者や農民たちの日常に欠かせない靴だった。

スペインで生まれた「カスタニエール」の歴史も古く、カスタニエール家の初代”alpargatero(エスパドリーユ職人)”、ラファエル氏が生まれた1776年に遡る。代々エスパドリーユを作ってきた一家だが、1927年には、ルイ・カスタニエールといとこのトマスによってエスパドリーユ専門の小さなワークショップが作られ、ブランドとしての「カスタニエール」が誕生。1936年のスペイン内戦を含む激動の時代も乗り越え、1960年代後半、「カスタニエール」はパリの見本市に出展することに。そこで待ち受けていたのがイヴ・サンローラン氏との運命的な出会い。世界で初めてとなるウェッジソールのエスパドリーユの制作依頼をムッシュ本人から受けたことをきっかけに「カスタニエール」のエスパドリーユは農民の作業靴から、ランウェイを飾るファッションアイテムへと昇華することになった。 その後も「エルメス」や「ルイ・ヴィトン」など時代を代表するトップデザイナー達からの発注が耐えなかったばかりか、グレース・ケリーやジャクリーン・ケネディ、サルバドール・ダリなどのセレブリティにも愛用され、世界中に愛されるブランドへと成長。

今回紹介するアンクルリボンのフラットエスパドリーユは、クラシックなデザインにハッとする色を乗せた新鮮な佇まいが魅力。真っ白なコットンやリネンのドレスに合わせて、思い切り夏を楽しみたい。

PHOTO:SHINSUKE KOJIMA FASHION EDITOR : YURI ARAI

*************************
新居由梨 大手セレクトショップのPRを経てフリーランスに。様々な女性誌でファッションエディター、ライター、スタイリストとして活躍する他、広告、CM、ブランドディレクション、デザインの分野でも幅広く活動している。現在スタイリストアシスタント募集中!将来スタイリストを目指す方、下記アドレスまで履歴書、職務経歴書をお送りください。書類選考後、面接にお越しいただきます。 recruit.yuriarai@gmail.com

参照元:VOGUE GIRL