「恋愛がダルくなる！」倦怠期を卒業して本物のパートナーになるには？【神崎桃子の恋愛スパルタ塾vol.101】

今回の恋愛スパルタ塾は“倦怠期”についてレクチャーしていくよ。

「あ～ホント、この人でいいのかな」

「最近デートしても、ちっとも面白くない」

男と女というのは、恋に落ちた時や付き合い出した時は楽しくて楽しくて仕方のないよね。

しかし、次第にそんな気持ちは失われていくもの……。

「あんなに好きだったのに」～なぜ倦怠期になるの？

倦怠期というのは飽きて嫌になる時期。

そうそう「倦怠感」って言葉もあるじゃない？それは心身が疲れてだるいことなんだけどさ、倦怠期はいわゆる恋がだるい、かったるい時期といえるよね（笑）

恋愛がだらけてくる、そんな時期が訪れるのは仕方のないこと。

どんなに仲良しカップルでもどんなに大好きでも“トキメキ”というのは次第に損なわれていく。

だって人間、毎回同じことを繰り返せば、誰でも「慣れていく」ものでしょ？

好きな相手とたくさん過ごせば過ごすほど「慣れ」は出てくるのよ。

倦怠期がくるのは付き合った月日や会う頻度や回数にもよるけど、大体は1年～3年くらいの間に訪れるかな。春夏秋冬と一通り四季のイベントを過ごしてきているからね。

デートも行く場所が定番化してきたり、もしくはお家デートが多くなってきてたりしてね。

やることなすことすべてが定番化して、感動や感謝が減ってくる時期とも言えるね。

「付き合い出しの頃とはこう変わる」～倦怠期の特徴

①連絡が減る

付き合い出しのときはしょっちゅうしてたはずなのに……。

LINEのやりとりが減るどころか、返信をすぐにしなかったり、未読無視したり、なんてことも。

はじめはこちらから聞かなくとも「今日はこうだった」「こんなことがあった」なんて、何でも互いのことを報告しあっていたのに。

いわゆる、報連相（ほうれんそう）を怠るのが倦怠期。「報告・連絡・相談」をしなくなるのよ。

②優先順位がかわる

彼氏彼女がなにより優先だったのが、友達との約束や自分の用事などを入れるようになる。

休日をまるっと相手と会うために使っていたのに、出かけたりするも億劫に……。

以前はデートの前の準備もぬかりなかったのに、おしゃれにも気を使わなくなり、お肌のお手入れやムダ毛の処理も手抜きしたり……。

さらには会うのが面倒になると「仕事が忙しいから」などと嘘をつくことも。

女性なら「生理だから」とか「体調悪いの」とかいって、スキンシップやエッチを断るようになる（笑）

③とにかく会話がなくなる

付き合いが長くなるにつれて相手に対しての興味は薄れていくもの。

前のめりで相手の話に耳を傾けていた最初の頃とは雲泥の差。今では相手の話も右から左に受けながす（笑）返事も「あ～」「そうそう」と曖昧。

しかも会話が減ることで気持ちが通わなくなるので、思い込みや自分の考えが誇張されることに。

ケンカするならまだいい方よ。

倦怠期が進むとケンカするエネルギーもなくなってくるから最悪！ますます意思疎通できなくなる。

意見をぶつける、本音をさらけ出す、ケンカというのはひとつのコミュニケーションだからね。

「⭕⭕してみる」～倦怠期の乗り越え方

①相手のいいところを探す

付き合っていれば相手の欠点や短所は見えてくるもの。

しかも一緒にいる時間が長くなると「相手のいいところ」よりむしろ「悪いところ」が目につくんだよね。「この人、こんなんだったの？」なんてイライラしたり……。

でも、どんな人間にもいいところも悪いところもあるもの。

欠点にばかりフォーカスしない！そこだけで判断せず、相手の全体像をみるようにして。

相手のイヤなとこが見えると冷めてしまう……なんていうのは「どんな相手と付き合っても幸せにはなれない」ってこと。

アラ探しなんかしないで、相手のいいところを探すようにしてみて。

②デートの仕方や環境を変えてみる

行動パターンがいつも一緒ってことこそ倦怠期を加速させるのよ。

休日は家でゴロゴロしてばかりだとか、デートで入るお店やメニューがいつも同じとか……そんなんじゃデートが盛り上がるわけがない！

いつも行かないような場所にいったり、普段やらないことをやらなきゃ。

環境やシチュエーションを変えることで相手の意外な一面が発見できてまた新鮮な気持ちになれるんだから。

あと、いつも二人だけの世界にこもるカップルは早く飽きがきやすもの。

ときにはダブルデートしたり、グループで出かけるべし！

他の恋人同士の言動を見れば、いい刺激になること間違いなし。

③はじめて⭕⭕した思い出の場所にいってみる

「ここ、はじめてデートした場所」

「はじめて手をつないで歩いたよね……」

「あの時、こうだったよね」と、思い出をシェアすることで

付き合いだした頃の気持ちが蘇るはず。

はじめて⭕⭕した場所を訪ねて、過去の幸せエピソードを噛み締めれば、お互いが優しい気持ちになるはずよ。そこで相手の大切さを再確認できるんじゃない？

恋愛は「初心忘るべからず」……。

出会った頃のあの時の気持ちを忘れちゃダメ。

【神崎桃子の恋愛説法：恋愛の最大の敵は、慣れからくる当たり前】

人間の慣れって恐ろしいもの。

倦怠期の原因は慣れてしまったことで、相手に対しての思いやりを忘れてしまうことなの。

「LINEが来るのは当たり前」

「会えるのは当たり前」

「隣にいて当たり前」

そんなひとつひとつを当たり前だと思わないで。

2人が一緒に居られることを何より大切に思うべきね。

（恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト／神崎桃子）