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畳のカビ取り掃除はたったの3ステップ!カビの原因やカビの種類についてもご紹介

  • 2021.11.19
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畳にカビが生えてしまったら、一刻も早く取り除き殺菌しなければいけません。自分で掃除すればすぐに取り掛かることができますし、費用もかかりませんね。 そこで今回は、緑カビ(青かび)・白カビと黒カビ別に掃除方法を解説します。おうちにあるアイテムで、たったの3ステップでしっかりとカビを除去!畳のカビに悩まされている方は必見です。

畳にカビが生える原因はなに?

いつの間にか畳にカビが…!水をこぼしたわけでもないのに、どうしてカビが生えてしまったのだろうか?フローリングは大丈夫なのになぜ畳にだけカビ?と、悲しくなると同時に不思議にも思いますよね。

その理由は畳表に使われている天然素材のイ草は吸湿能力が高く、空気中の湿気やホコリを吸収しているから。

湿度が高いとそれだけ多く湿気を吸い込み、ホコリをエサにあっという間にカビが繁殖してしまいます。とくに新品の畳や表替えをしたばかりの畳は湿気を吸収する能力が高く、カビが出やすいんです。

こんな環境はカビが生えやすい!4つの条件に注意

つぎの4つの条件が揃うと、畳にカビが生えやすくなります。
 

温度:20℃~30℃
湿度:75%以上
空気:風通しが悪い・日当たりが悪い
養分:皮脂・ホコリ・食べかすなど


この中で、最も注意すべきは湿度!一般的に湿度が高いのは6月~9月ですが、加湿器を使用する冬もカビが発生しやすいです。また気密性や断熱性に優れた住宅や畳が新しい場合は、1年を通して注意する必要があります。

畳に生えるのはどんなカビ?

畳に発生するカビは大きく分けて、緑カビ(青カビ)・白カビ・黒カビの3種類。緑カビや緑カビの仲間である白カビは、軽度で比較的簡単に落とすことができるのでエタノールで掃除。一方黒カビはエタノールだけでは除去はしきれないので、重曹と酸素系漂白剤で掃除をします。

<緑かび・白カビ>エタノールで掃除

はじめに殺菌・除菌効果の高いエタノールで、緑かび・白カビを掃除する方法を見ていきます。エタノールは揮発性が高いので安全ですし、畳を傷める心配はほぼありません。

用意するもの


エタノール(カビへの効果を発揮するのは、濃度70%~80%のもの)
スプレーボトル
歯ブラシ
乾いた雑巾
ゴム手袋
マスク

掃除手順

エタノールを素手で触ると手が荒れる可能性があるのでゴム手袋を装着し、カビ菌を吸い込まないように必ずマスクをつけましょう。また掃除をはじめる前に、窓を開けて風通しをよくしてください。

 

1.スプレーボトルにエタノールを入れる

2.カビ部分にエタノールを高い位置からスプレーし、15分放置してカビの根まで殺菌する

3.エタノールを含ませた歯ブラシで畳の目に沿ってやさしく擦り、カビを掻き出す

⒋カビ部分にもう一度エタノールをスプレーし、乾いた雑巾で畳の目に沿って拭き取る

<黒カビ>重曹と酸素系漂白剤で掃除

黒カビは重曹と酸素系漂白剤で除去します。ただしどちらもアルカリ性のため畳を黄色く変色させますので、綿棒などで黒カビ部分にピンポイントでのせるようにしてください。どのくらい変色してしまうのか、畳の端の目立たないところで試してみるのがおすすめです。

用意するもの


重曹
酸素系漂白剤
綿棒
雑巾2枚(固く絞った雑巾と乾いた雑巾)
ゴム手袋
マスク

掃除手順

ゴム手袋を装着し、カビ菌を吸い込まないように必ずマスクをつけましょう。また掃除をはじめる前に、窓を開けて換気をしてください。
 

重曹と酸素系漂白剤を1:1で混ぜ、水を少し入れてペースト状にする
綿棒などで黒カビ部分にのみのせて、5分放置する。
固く絞った雑巾で叩くようにして拭き取り、仕上げに乾拭きする。畳の中に重曹成分が残ると落ちないシミになる恐れがあるので、念入りに拭き取って!


※掃除後はサーキュレーターやエアコンの除湿機能を使い、畳をしっかりと乾燥させてください

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