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【ねっとり焼き芋の作り方】オーブンやレンジ・炊飯器まで徹底比較!

  • 2021.11.18
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焼き芋がおいしい季節はもうすぐ!おうちでもおいしい焼き芋が食べたいですよね? でも、一体どう焼けばおいしい焼き芋が作れるのか。 オーブン・魚焼きグリル・炊飯器・電子レンジで作る焼き芋食べ比べ4選をお届けします。目指すはねっとり甘〜い焼き芋。焼き方のポイントやさつまいもの種類についても要チェックですよ。すぐに試してみたい焼き芋レシピは必見!

©︎taki

さつまいもはどの種類を使う?

shutterstock.com

一般的により甘みの強いさつまいもが焼き芋に向いていると言われており、代表的な品種は安納芋や紅はるか。これらはいわゆるねっとり系の甘いさつまいもです。じっくり焼き芋にすることで甘味が引き立ちますよ。

この記事では紅はるかを使用しました。安納芋よりスーパーで見かける頻度は多いので、手に取りやすいさつまいもの一つです。

調理法で味が変わる!焼き芋食べ比べ4選

©︎taki

おうちで作る焼き芋は焼き方が肝心! オーブン・魚焼きグリル・炊飯器・電子レンジ、一体どれで焼いたらおいしいのか試してみました。これを読んだら、おうち焼き芋も失敗知らず!

※この記事でさつまいも中1本を使用しています。1本の重さは約160~180gです。

※加熱終了の目安は竹串がスッと刺さるくらいとしています。

【食べ比べ1】オーブン

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まずは王道のオーブンで。筆者はオーブンレンジのオーブンを使いました。

焼き方

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オーブンの天板にクッキングシートを敷き、洗ったさつまいもを乗せます。多少水がついていても大丈夫。

予熱なしのオーブン(170℃)で80分焼きましょう。

  • 温度:170℃(予熱なし)
  • さつまいも:そのまま
  • 焼き時間:80分

※加熱時間は目安です。さつまいもの大きさや品種によって加熱時間は異なります。

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味はこれぞ焼き芋!という甘さが特徴的。口の中に入れた瞬間に甘味が広がり、そのあとに香ばしさが続きます。

水分は多くはない印象ですが、ぎゅっと繊維が詰まったねっとり感があります。

  • 甘さ:◎
  • 水分:◯
  • 香ばしさ:◎
  • ねっとり感:◎

【食べ比べ2】魚焼きグリル

©︎taki

続いては魚焼きグリルを使った焼き芋。オーブントースターでもよいですが、使い勝手がよい魚焼きグリルでの焼き方を紹介します。

一般的にガスコンロの魚焼きグリルは、庫内が300〜400℃まで上昇します。トースターやオーブンより高温の魚焼きグリルで、おいしい焼き芋は作れるのでしょうか?

焼き方

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さつまいもを洗ってアルミホイルに包みます。そのまま魚焼きグリルに入れ、弱火で40分ほど焼きましょう。両面焼きの場合はそのままで、片面焼きのグリルの場合は途中でひっくり返しながら焼いてください。

  • 火加減:弱火
  • さつまいも:アルミホイルで包む
  • 焼き時間:40分

※グリルの火をつけている時間が長時間になります。安全に注意して必ず換気をして調理してください。

※グリルによって使い方が異なります。ご家庭のグリルの使用方法に合わせて調理してください。

※加熱時間は目安です。さつまいもの大きさや品種によって加熱時間は異なります。

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こちらもオーブンで焼いたとき同様、甘味がしっかりあります。水分は多く保たれており、ねっとり感としっとり感を両方持ち合わせています。香ばしさは抜群。さすが魚焼きグリルといった印象です。

  • 甘さ:◯
  • 水分:◎
  • 香ばしさ:◎
  • ねっとり感:◯

【食べ比べ3】炊飯器

©︎taki

炊飯器でも焼き芋を作ってみました。焼き芋というよりはむしろ蒸し芋に近いですが……。

焼き方

©︎taki

さつまいもは洗って炊飯器に入れます。さつまいもの1/3〜1/2が浸かる程度の水を入れ、普通モードで炊飯します。

  • メニュー:普通炊きモード
  • 水:さつまいもの1/3〜1/2の高さの量
  • 炊き時間:約60分

※水が少なすぎると空焚きになるので注意してください。

※自動で炊飯時間が延長になる場合は、60分ほどで止めてください。

※加熱時間は目安です。さつまいもの大きさや品種によって加熱時間は異なります。

©︎taki

持った瞬間から水分の多さを感じました。皮はパリッというよりしなっとしていますが、中身はしっかり焼き芋。水分は4選の中では一番多いのではないでしょうか。

水分量が多いのでねっとり感は少なめですが、食べやすい仕上がりに。肝心の甘さは十分ありますよ。

  • 甘さ:◯
  • 水分:◎
  • 香ばしさ:×
  • ねっとり感:△

【食べ比べ4】電子レンジ

©︎taki

さて、最後は時短でできる電子レンジ焼き芋。焼き方のポイントをおさえて作ってみてくださいね。

焼き方

©︎taki

洗ったさつまいもに、濡らしたキッチンペーパーを巻き、さらに上からラップで包みます。電子レンジ600Wで1分加熱、そのあと150Wで10分ほど加熱しました。キッチンペーパーは必ず濡らして使ってくださいね。

  • メニュー:600W1分+150W10分〜
  • さつまいも:濡らしたキッチンペーパーを巻き、ラップで包む
  • ※加熱時間は目安です。さつまいもの大きさや品種によって加熱時間は異なります。
  • さつまいもは水分が少ないため、10分以上の加熱で電子レンジ火災が報告されているためおすすめできません。安全面を考慮し、ご自身の責任において調理をお願いいたします。

©︎taki

う〜ん……電子レンジで作るさつまいもは、ほかと比べて水分がだいぶ抜けてしまっています。もしかしたら、筆者の加熱時間が長かったかもしれません。

みなさんが同じ失敗をしないように150Wでの加熱時間は短めの10分に設定しています。10分で加熱した場合の味の評価です。甘さは控えめに仕上がり、ねっとりよりホクホクした食感に仕上がりました。

甘くてねっとりした焼き芋が食べたい人にはあまりおすすめしませんが、何より時短でできるのが吉。

  • 甘さ:△
  • 水分:×
  • 香ばしさ:×
  • ねっとり感:×

一番おいしい焼き方は?

©︎taki

筆者の見解を以下にまとめてみました!

オーブン甘さ ◎水分 ◯香ばしさ ◎ねっとり感 ◎魚焼きグリル甘さ ◯水分 ◎香ばしさ ◎ねっとり感 ◯炊飯器甘さ ◯水分 ◎香ばしさ ×ねっとり感 △電子レンジ甘さ △水分 ×香ばしさ ×ねっとり感 ×

ねっとり甘い焼き芋を目指すなら、一番おいしく仕上がる方法はオーブンです!

香ばしさをより求めるならば、魚焼きグリル。そしてしっとり仕上げたいなら炊飯器ですね。

電子レンジ調理は、加熱時間の調整が難しく、さらに水分が抜けてしまうという結果に。時間をかけてでもおいしい焼き芋が食べたいという方には、電子レンジはあまりおすすめしません。

実はさつまいもの酵素がはたらく温度帯は70℃までと言われています。じっくりと加熱することで酵素がはたらく時間が長くなり、甘味が増すそう。そういう意味でも高温短時間より低温長時間加熱がおいしく仕上がるのかもしれません。

あくまで筆者の個人的見解なので、お好みの焼き方や焼き加減を見つけて、おいしい焼き芋を作ってみてくださいね。

【参考文献】

[All recipes by taki]

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