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話題の吸水ショーツを徹底比較! ユニクロ、Nagi…試してわかったこと

  • 2021.11.17
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最近話題の吸水ショーツやパッド。気になるけど、漏れやムレがどうなんだろうと使用に踏み出せない…。そういった方もいらっしゃるのでは。かくいう筆者もそうでしたが、いざ使ってみるとその快適さに驚き! 3ブランド使用して、選び方や使い方のコツにも気づきました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

話題の吸水ショーツを使ってみた!

第三の生理用品として、よく耳にするようになった吸水ショーツ。生理用ナプキンやタンポンに慣れていると、吸水ショーツは漏れやムレ、ニオイなどはどうなのだろうと不安要素もたくさんありますよね。

実際に使用してみると、想像以上に快適でした!

使ってみたのは3ブランド。写真左から、「Nagi sign standard/Nagi(¥6,105)」「エアリズム吸水サニタリーショーツ/ユニクロ(¥1,990)」1DAYリリーパッド/ベルマカロン(¥2,300)」です。

3つを比較しつつ、デメリットも含めてレポートしていきますね。

吸水面や吸水量を徹底比較

まずは気になる吸水パワー。生理用ナプキンを選ぶときも、漏れないために重視する部分ではないでしょうか。

開封後の製品を並べてみました。左の、生理用ナプキンのような形をしているのが1DAYリリーパッド。ショーツ型に比べると心もとない印象。

真ん中、パープルのショーツがユニクロ。一番大きくて、パッと見の安心感が強いです。

右、ブラックのショーツがNagi(ナギ)です。よくあるショーツと同じくらいのサイズで、日常使いに良さそうな印象を受けました。

Nagiの吸水ショーツを裏返すと、ちょうど吸水面が見えます。約28cmで、生理用ナプキンの夜用より若干短め程度。

吸水ショーツは、吸水面が黒で経血が目立ちにくいものが多いのですが、こちらはグレーになった新タイプ。経血の量や色が見えやすく、体調の変化にも気づきやすいのがメリットです。

吸水量は60mlで、生理用ナプキン6枚分。段差があるので、漏れ防止になりますよ。

ユニクロは、2段階構造。黒い部分が防水シートになっています。

防水シートは非常に広く、前面にもしっかりあり…

背面はショーツの端まであります! 測ってみると、なんと約46cmでした。

防水シートの中に吸水シートが入っている形です。吸水シートの長さは29cmと、Nagiと同程度。吸水量は30〜40mlで、Nagiの半分強。でも、防水面が広いとやっぱり安心できそうです。

Nagiとユニクロの吸水面を比較すると、厚みが違います。吸水量の違いにも納得。Nagiはふかふかしていて、ユニクロは薄手。

ユニクロは薄手な分、アウターに響きにくいのがメリット。パンツスタイルを楽しみたいときにも活躍します。

ベルマカロンは、一見布ナプキンのようです。吸水量は50mlと多く、生理用ナプキンと同じように使えるのが手軽。

長さを測ると約21cmで、昼用ナプキンと同じくらいです。

裏面のボタンで、ショーツに固定します。生理用ショーツでなくても使えるので、好きな下着でブルーな気持ちも半減しそう。

わかりやすいよう、Nagiのショーツに装着してみました。軽い日用に重宝しそうですね。

それぞれの使用感は…

ここからは、実際に使用した感想をレポートしていきます。

まずはNagi sign standard。

しっかりとした生地ですが、締め付け感がなく履き心地が良いです。ふかふかした吸水面は肌触りが良く、生理用ナプキンを着用しているときのような擦れが気になりません。

60mlの吸水量とだけあって、多い日の夜に使用しても大丈夫でした。速乾性があるため、ドキッとする瞬間があってもさらさらに。また、防臭シートのおかげで、心配だったニオイも気になりませんでした。

特徴のグレーの吸水面はとても役立ちました。黒い吸水面だと経血量や色が把握しにくいため、慣れるまでは不安に…。体調管理にも活用できると思います。

また、一番洗いやすかったのもこちら。ぬるま湯に20分程度浸しておくと、経血汚れがほとんど落ちていました。洗濯後に経血跡が残らないので、別途洗剤を用意する必要もなかったです。

快適なぶん値段が張るのがデメリットでしょうか…。ただし、洗って何度も使えるため、初期費用と捉えれば使い捨てナプキンよりも経済的です。

次にエアリズム吸水サニタリーショーツ。

ご存知の通り、ユニクロのエアリズムは湿気を拡散してさらっとした素材。ムレが気になりやすいからこそ、エアリズムの長所が活きたアイテムです。

吸水量は30〜40mlなので、人によっては少なめと感じるかもしれません。経血量が普通である筆者の場合、多い日の夜も漏れなしに過ごせました。防水シートが長いため、夜の安心感は大きいです。

吸水面も薄手なため、日中の服を選ばないのがメリット。ただし、経血量が多いと乾きが遅く、不快感を覚えることも。多い日を避けるとさらりと快適な使用感が続きます。ニオイも気にならなかったです。

経血汚れが落ちにくく、洗濯が大変なのがデメリットです。30分ほどつけ置いても経血が浮き切らず、手間に感じました。下着専用洗剤を使うのもオススメです。

量が少ない日であれば快適さも上がり、洗濯も楽。多い日を避けた方が良さそうなアイテムです。

最後は1DAYリリーパッド。

ショーツ型ではないので吸水パッドになります。生理用ナプキンと同じような形なので、初心者でも入りやすいかと思います。

吸水量は50mlと、生理用ナプキン約4枚分。ただし、長さが短いため、横漏れや伝い漏れが気になるシーンには向いていません。デスクワークやお家で過ごす日中などがオススメ。

柔らかい肌触りで速乾性にも優れており、ムレや摩擦などの悩みから解放されるような使い心地。ショーツの圧迫感などがないため、軽い日〜普通の日であれば、吸水ショーツよりも快適に感じる人もいるかもしれません。

パッドがズレないか心配でしたが、使ってみるとしっかりと固定されて問題ありませんでした。

流水に10秒程度当てて洗濯機に入れるだけでお手入れが完了するので、忙しい人にも嬉しいアイテムです。

普段のナプキンに合わせて選ぶのがコツ

総じて、心配していた漏れやムレ、ニオイなどはほとんど気になりませんでした。摩擦など生理用ナプキン独特の不快感がないため、デリケートな日に嬉しいアイテムだと思います。

ただし、吸水量や吸水面の広さが合っていないと、漏れやムレが不安になるかも。普段使っている生理用ナプキンと照らし合わせながら選ぶと、しっくり来るものに出会いやすいでしょう。経血量に合わせて使い分けるのも、快適さをアップさせるポイントです。

憂鬱になりがちな日ですが、新しい技術を上手に取り入れてみると、心も体も楽になるかもしれません。

(C)AntonioGuillem/Getty Images

文・西田彩花

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