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「首」が2つもあるこの熟語…【馘首】意味もちょっと怖いかも…?!

  • 2021.11.17
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「首」という漢字が目立つ「馘首」。 意味を知れば、怖くて使うことをためらってしまうかもしれません。 もちろん、この状況はあってはならないです……。

(1)「馘首」の読み方

ほとんどの方は「首」の部分を読むことはできるでしょう。 問題は「馘」の部分です。 これが読めれば読めたも同然ですが、いったい何と読むのでしょうか。 この漢字は「かくしゅ」と読みます。 じつは、社会人なら言われたくないあの言葉の熟語です。 この時点で、十分怖さが伝わりますね。 (『広辞苑』より)

(2)「馘首」は本当に怖い意味

「馘首」には、怖い意味が2つあります。 「首を切りとること」 「免職にすること。解雇すること」という意味です。 首を切りとること自体怖いですが、免職や解雇も怖すぎます。 「クビだ!」と辞めさせられる場面を、ドラマで見たことがありますよね。 その“クビ”は、馘首のことをさしているのです。 ちなみに英語では馘首のことを「fire」と言いますよね。 元アメリカ大統領が、よく口にしていた言葉です。 (『広辞苑』より)

(3)なぜ「馘首」が「解雇・免職」?

首を切る馘首が、なぜ解雇や免職という意味になったのでしょうか。 馘首は、もともと罪人などの首を切り落とすという意味でした。 首を切ることが転じ、一方的に首=雇用を切るという意味の解雇や免職として使われるようになりました。 首を切るという言葉は、じつは歌舞伎からきています。 小道具である首が切られた頭部の人形・切首があり、それが歌舞伎界では「解雇する」という隠語のことだそうです。 それが広く知れ渡り、普通に使うようになりました。 (『広辞苑』より)

(4)「馘首」を使った例文

最後に、「馘首」を使った例文をご紹介しましょう。 「先日のミスが尾を引いて、馘首になってしまった」 「馘首になったことで、一気に生活が苦しくなってしまった」 「不景気による影響で、いつ馘首になってもおかしくない」 クビを使うより、馘首を使うほうがいいときもあるでしょう。 (『広辞苑』より) 社会人にとって怖すぎる「馘首」。 いい言葉ではないものの、雑学程度に知っておくだけで十分ですよ。 ぜひ、まわりの人にも教えてあげてみてはいかがでしょうか。 (恋愛jp編集部)

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