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何それ…怖すぎる!浴びると毛穴面積が2倍になる「風」が存在すると判明

  • 2015.7.27
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アラサー・アラフォーにもなると、お肌の曲がり角を迎え、10代や20代前半のときとは違うお肌の悩みって増えてきますよね。

ふと鏡をよく見たら、頬や鼻に黒い毛穴がプツプツ。毛穴の開きはとても気になる肌トラブルのひとつです。

暑さでメイクが崩れやすい上に崩れたメイクの下から開いた毛穴が見えたら……考えただけでゾッとしますね。

今回は、毛穴に関する驚きの調査結果と絡めて、賢い毛穴ケア法についてご紹介します。

 

■なにそれ!? 毛穴の毛穴熱風とその気圧配置とは

一般財団法人日本気象協会と株式会社ポーラの4年間にわたる共同研究により、毛穴が開いてしまう2つの気象条件があることが判明。それを『毛穴熱風』と命名しました。そして、毛穴熱風をもたらす日本の夏特有の気圧配置を『毛穴の気圧配置』と名付けています。

(1)山の「毛穴熱風」とは

・・・湿った空気が山を越える時に雨や雲となって水分が減少し乾いた空気が山を下ることで山の風の下側で気温が上がるいわゆるフェーン現象による熱風を“山の毛穴熱風”と言います。

●山の毛穴熱風が吹きこむ県

・・・福島、栃木、群馬、埼玉、静岡、岐阜、福井、滋賀、京都、大阪、奈良、福岡、佐賀

(2)海の「毛穴熱風」とは

夏に多い富士山や日本アルプス付近を中心に発生する局地的な低気圧によって海から吹き込む熱風を“海の毛穴熱風”と言い、この気圧配置のことを“毛穴の気圧配置”と言います。

●海の毛穴熱風に吹き込む県

・・・茨城、千葉、神奈川、静岡、和歌山、沖縄

なんと! 静岡県は山と海の両方から毛穴熱風が吹いているのです!

 

■ショック!毛穴熱風を浴びると毛穴が2倍に!?

毛穴熱風の条件は温度27℃以上、湿度80%以上になった時の熱風のことを指します。

株式会社ポーラが行った実験では毛穴熱風にわずか30分あたるだけで、毛穴の面積があたる前の約2倍に拡大していることを確認。

視力1.0の人が幅が約80センチの一般的なテーブルに向かい合って座った場合では熱風を浴びる前に確認出来なかった毛穴が、熱風を浴びた後ではテーブル越しでも確認出来てしまったというショッキングな結果に……。

そもそも、なぜ毛穴は開くのでしょうか?

人の身体は汗や尿を排泄することで体温調節をして、体が正常に機能するようになっています。

単に気温が上がるだけでも体温調節のために毛穴が開きそこから汗を出しているのですが、湿度が高くなると空気中の水分が多くなり汗の蒸発がうまくできないため、さらに毛穴を開いて体温を外に逃がそうと働きをするのです。

特に顔部分は服で風を遮ることがないために湿った熱風を直接受けることになり、体は体温の上昇を抑えようとして毛穴を大きく開かせるのです。

 

■「賢い人」がする毛穴ケア

毛穴熱風には当たらないのが一番ですが、外出時は紫外線だけでなく風対策も出来る日傘をさし、開いた毛穴が更に開かない様に十分な保湿が大切になってきます。

そして、新陳代謝を高めることが重要になります。新陳代謝は古い角質を押し上げ、新しい肌細胞に生まれ変わる“肌自体が、自らの力で美しくなる”すばらしい力です。

新陳代謝を高めるためにも十分なタンパク質、ビタミンB群、ビタミンCや亜鉛を意識して摂ることをオススメめします。

暑いからと言って、そうめんだけなんて食生活ではビタミンB群の不足を招きお肌のダメージを加速させてしまうので、そうめんに豚もも肉の冷しゃぶや納豆をトッピングしたりコラーゲンの生成に欠かせない亜鉛を含む魚介類を食べたりしてくださいね。生芋で作られたこんにゃくにはセラミドも多く含まれますよ。

 

これから夏本番の季節。キレイな肌を保つためにもまずはカラダの中から毛穴対策をしてみてください。年齢を重ねても整ったキメ、ツヤ、ハリを保っている素肌美人を目指していきましょう。

【著者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【参考】

※ 毛穴を開かせる2種類の「毛穴熱風」を発見!~日本気象協会とポーラが夏の毛穴と気象の関係を共同研究で解明~ – 日本気象協会

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