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パリ 7月のマルシェ『グリーンなフルーツ・タルト』

  • 2015.7.27
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今年のパリは暑い! 記録的な猛暑! と言っても東京ほどではありませんが。
日曜日は、久しぶりにラスパイユのBioマルシェへ。この頃、どんどんスタンドが増えて規模が大きくなってきました。

たまには「マルシェに行って、休日の朝ごはんを食べる!」というのも楽しいものです。

"パリ風おめざ"には、好きなコンフィチュールを塗ってもらいましょう!

カリカリもちもちっとしたマフィンをかじりながら、コーヒーを注文して後ろの席へ。

ビオのパン屋さんならではのセーグルやシリアル、ナッツがたっぷり入ったパンやグルテンフリーのものなど、バラエティー豊か。

ついつい買ってしまう、じゃがいもと玉ねぎのガレットはいつも香ばしく焼きたてアツアツ。

そして、お腹が満ち足りたら、お土産を探索!

無農薬の純オリーブオイルで作られた石鹸や肌に優しいオイル。

このスタンドには、ビン詰めや真空パックの美味しいものやスパイスがいっぱいです。

"粉もん"の国ですもの......スペルト小麦やエプートル、そば粉やナッツ類も豊富。

そして、やっぱり新鮮な野菜!

最近、特に体が欲しがるものに目がいきます。大粒のブルーベリーがおいしそう〜!

今が真っ盛りのスイカにメロン。

この時期だけの愉しみは、クルジェットの花のファルシーや天ぷら。Tomate Coeur de pigeon(鳩の心臓)と名付けられた小粒のトマトも気になります。

自家農場で放し飼いされている鶏の卵は、産みたてよりも2〜3日たった方がおいしいそうです。

さすが、有機農法のハーブ。そばに寄っただけで良い香り!

わっ! と目から元気をもらう鮮やかな夏野菜。

今日は、爽やかな雰囲気の緑のタルトを作ってみました。

■『グリーンなフルーツ・タルト(Tarte aux fruits verts-matcha)』

材料(12個分)

ーベースの抹茶クッキーー
ー材料A
薄力粉 180g
抹茶 大さじ2
ベーキングパウダー 小さじ1
塩 ひとつまみ
―材料B
卵 1個
砂糖(なるべく精製していないもの)大さじ4~5
水 大さじ1
グレープ・シード・オイル(又はサラダ油) 120cc

ー抹茶のカスタード・クリーム―
牛乳 200cc
砂糖 50g
卵黄 1個分
薄力粉(又は片栗粉)20g(茶こしで振るっておく)
抹茶 小さじ1(茶こしで振るっておく)

みどりのフルーツ
マスカット、プラム、ライムなど

1.抹茶クッキーの材料Aを合わせて、ボールの中に振るっておく。
2.別ボールにBの材料を全て入れ、泡立て器で混ぜて、①のボールの真ん中に少しずつ加えて混ぜる。
3.生地がまとまったらラップで包み、直径6cmくらいのソーセージ状にして、冷蔵庫で2時間程休ませる。
4.冷やした生地を包丁で7ミリくらいの厚さに切り、オーブンシートを敷いた天板に並べて、180℃に温めておいたオーブンで20分くらい焼く。

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生地を冷やしている間にクリームを作ります。
5.ボールの中に卵黄、砂糖を入れて、泡立て器で混ぜる。そこへ薄力粉と抹茶を加えてさらに混ぜる。
6.小鍋に牛乳を沸騰させて、1/4カップくらいを①のボウルに加えながら混ぜる。
7.①をすべて小鍋にいれて、中火にかけながら火を通す。生地が重たくもったりしてきてから、さらに1分混ぜて火を止める。バットか皿に流し入れ、粗熱を取ってからラップを生地に密着させてかけて冷蔵庫で冷やす。
8.クッキーの上にクリームを塗り、フルーツをトッピングする。

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暑いのでオーブンを使うのが億劫なときは、既成のサブレの上に抹茶やリキュールを加えたホイップクリームとフルーツを飾れば、ちょっとしたデザートになります。
出来立ての"さっくり"も良いけれど、冷蔵庫で冷やした"しっとり"も美味しいものです。

■Marché biologique Raspail(マルシェ・ビオロジック・ラスパイユ)
Boulevard Raspail 75006 Paris
メトロ)12番線 Rennes 駅
営)日曜9~15時

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