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ジャルジャルの新たな挑戦!2人で11役!?「…恥ずかしくて語れないです。はい」

  • 2021.11.14
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映画『サンチョー』が2021年11月19日(金)からシネ・リーブル池袋・新宿バルト9ほか全国で順次ロードショーされる。

ジャルジャル
©girlswalker All Rights Reserved.

本作は、ほぼすべての登場人物をジャルジャルの後藤淳平と福徳秀介が演じる、群像劇スタイルの長編ストーリーです。笑える映像コントでもあり、長編のドラマでもある新しい映像ジャンルを“コントシネマ”と名付けられている。

今回は主演を務めるお笑いコンビ・ジャルジャルがgirlswalkerのインタビューに登場。昨年にはキングオブコント優勝を果たし、現在は自身のYouTubeチャンネルで毎日動画を上げるなど、進化をし続ける2人が映画や自身らが発信し続ける『ジャルジャルタワー』について語ります。

映画撮影の裏話「後藤が乗り遅れました」
ジャルジャル
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——映画は『ジャルジャルタワー』の延長で決定したということですが、まずは『ジャルジャルタワー』について教えてください。

後藤「ジャルジャルタワーは1日1本の動画をYouTubeにアップする企画です。ちょうどその頃ネタ番組が少なくなっているときで、『ネタを見せる場がないわ』って嘆いてたところ、吉本の社員さんから『ネタがいっぱいあるなら、それを1日1本YouTubeにあげたらいいじゃないですか』と言われて、そんな感じで始まりました」

——動画コンテンツから映画化への経緯は?

後藤「単独ライブを年2回やらせてもらってるんですけど、コロナの影響でできなかった回があったんです。ネタを準備してたのに、もったいない。ということで、クラウドファンディングを使って映像化したのがきっかけでした」

——“コントシネマ”という新しいジャンルに挑戦された感想は?

後藤「“コントシネマ”と言い出しても一発目なので、手探り状態ではある感じです。ただ、すでにライブを見た人でも、新鮮な気持ちで楽しめるように工夫しました」

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——映画撮影の裏話を教えてください。

福徳「撮影で山の頂上に行くためにリフトに乗ったんですけど、30分に1本出るリフトで。それに後藤が乗り遅れました。頂上で30分間みんなでのんびり後藤を待っていました」

後藤「すみません…僕がちょっと、遅れてしまって…」

——映画だからこその面白さについて教えてください。

後藤「ライブは目の前にお客さんがいるんで、そのお客さんを思いっきり笑わす目的でやるんですけど、映像でなかなか大笑いすることってないと思うんで、クスッと笑えるというか、心の奥で笑ってもらえる、みたいなことを考えていました。ニコニコ、ニヤニヤしながら見てほしいなと思います」

——お二人で11役を演じていますが、演じ分けのコツは?

福徳「そうですね…それはもう、僕らが演技についてなんて…恥ずかしくて語れないです。はい」

後藤「意識してないです、あんまり(笑)。でも、不思議と別人に見えるので、自分でも不思議やなと思います」

『ジャルジャル』撮り下ろしカット全7枚を見る!

やはり客席から笑っている姿を見られることは嬉しい
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——最近行われた、久しぶりの単独ライブはいかがでしたか?

福徳「お客さんが正面で笑ってくれるのは、やっぱりええもんですね。客席おる人見て、『あれ、あのお客さん昨日のライブにも来てくれてたぞ』って何回も来てくれてる人に気づくこともあって。嬉しいです」

後藤「お客さんが目の前にいると、アドレナリン出ますね」

——昨年は『キングオブコント』で優勝したり、YouTubeチャンネルも開設されたりしましたが、次なる目標は?

後藤「このコントシネマを続けていきたいし、英訳されて海外でも広まってくれたら嬉しいなって思いますね」

福徳「具体的な目標は半年単位くらいで常にあります。でも、根底では毎日ヘラヘラして過ごせるかどうかが大事だと思ってるんで、毎日ヘラヘラするのが目標です」

——今後コントシネマというのは、お二人の一つのジャンルになりそうですか?

後藤「はい。これ続けていけたら気持ちええなって気はしますね。今回は単独ライブをそのままやった感じなんですけど、もしかしたら次撮る作品は全然違うのになるかもしれないし。色々考えることが楽しいです」

福徳「基本的に僕らはコントができたらそれでいいんです」

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——今回のコントシネマへの発想もですが、コロナ禍で活動に変化はありましたか?

福徳「学園祭がなくなったっていうのはありますね。毎年秋になると学校に行ってネタを披露して、いろんな学校の雰囲気や反応を見るのが楽しかったんですけど。コロナの影響だなと思いましたね。学生も青春が奪われて、本当かわいそうやなって思います」

——その中でもYouTubeは、コロナの影響だからこそ見ている人が増えた、など感じられますか?

後藤「僕らは変わらないですね。ずっと一緒です。キングオブコント優勝してちょっと登録者数増えたりとかはあるんですけど、基本ずーっと同じ人が見てくれてるんやろなって感じです」

2人の癒しの時間は“犬”と“睡眠”

——1日1本の動画のように、ご自身で毎日欠かさずやっていることは?

福徳「空を見てますね、必ず。朝起きたらすぐ外出るんで、そのときに必ず見ますね」

後藤「基本的にだらしない性格で。あんまり決め事を作っても守れないので、個人的に毎日続けていることはないですね。三日坊主タイプです」

——お二人の癒しの時間は?

福徳「僕は犬が好きですね。そういえば、この間自分が大人になったなと思った瞬間がありまして、前方から柴犬を連れた女性が歩いてきたんですよ。すれ違った後に振り返って、柴犬の肛門を見たんです。女性のかたじゃなくて。昔なら、女性のほうを見てたのに。そのときに『ああ、俺は大人になったな』って思いました」

後藤「(笑)。僕は眠たなって、そのまま寝るときですかね」

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INFORMATION

『サンチョー』
2021年11月19日(金)

<ストーリー>
高校一年生の安田(福徳)は、ある日登山部の顧問(後藤)に呼び出される。三年の先輩たちが引退してたった一人の部活動となってしまった登山部を廃部にするため、退部届を出してくれという相談だった。顧問との山登りが学校生活で唯一の楽しみだった安田は失意の底に。その様子を、入学してから一人も友達ができずにいた生徒(後藤)が見ていた───。
一方、公園では駆け出しの漫才師(後藤、福徳)が、芸への向き合い方を巡って解散の危機に瀕していた。また同じころ別の場所では、若手俳優(福徳)が、自分の名字を変えるために女性にアプローチを繰り返していた。
オリジナルのカット技法を極めた美容師(福徳)、先輩に屈託なくいたずらをしかけようとする後輩(後藤)、家主に鉢合わせてしまう泥棒(後藤)、マジシャンの卵(後藤)、公演に人生をかける劇団の座長(後藤)……それぞれの場所でそれぞれ必死に生きる奴ら。ときに苦く、ときにおかしく、人生は進んでいく。山を愛する以外になにもなかった少年たちの人生は、果たしてどんな方向に転がりはじめるのか。

《キャスト》後藤淳平(ジャルジャル)福徳秀介(ジャルジャル)
《作》ジャルジャル(後藤淳平、福徳秀介)
《監督》倉本美津留(『あ・りがとう JARUJARU TOWER 2020』)
《制作・配給》吉本興業
《公式サイト》http://jarujaru.conte-cinema.com

ジャルジャルのトーク付 スペシャル上映回が、全国七都市で実施!
チケット情報などの詳細は、特設サイトよりチェックしてください。
《特設サイト》https://jarujaru.conte-cinema.com/

©︎2021 「THANC YOU」 吉本興業

写真:片山岳洋

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