ウェディングドレス風衣装で話題、「自分らしく、自由になるんだ」人気ラッパーのキッド・カディ

人気ラッパーのキッド・カディが、ファッション業界において最も権威あるアワードとして知られるCFDAファッション・アワードでウェディングドレス姿を披露した。（フロントロウ編集部）

ウェディングドレス姿のキッド・カディに騒然

CFDAファッション・アワードは、ファッション業界において最も権威あるアワードとして知られており、多くのファッション業界の人が参加。2021年は、現代のファッション界に最も影響力を持つ人物を称える賞“フッション・アイコン賞”を、ゼンデイヤが最年少で受賞することが決定しているが、レッドカーペットで多くの人の目を釘づけにしたアーティストがいた。

それは人気ラッパーのキッド・カディ。キッド・カディは、親交があるファッションブランドERLのイーライ・ラッセル・リネッツがCFDAファッション・アワードで年間最優秀新人賞にノミネートされたことから、共にアワードに参加。

そしてキッド・カディはなんと、ベールを被り純白のウェディングドレス風の衣装を着用して登場した。

このウェディングドレスを手掛けたのはもちろんイーライ。今回キッド・カディはイーライからお願いされてウェディングドレスを着たそうで、イーライは「突然、彼にウェディングドレスの写真を送って、『僕の花嫁になってくれない？』って聞いたんだ」と米Peopleに語った。

イーライのお願い通り、イーライがタキシードを、キッド・カディがウェディングドレスを着用し、まるで結婚式かのようなスタイルで登場した2人。

イーライに絶大な信頼を寄せているキッド・カディはウェディングドレスを着たことについて「僕はこの人を信頼しているから、彼の心が向かう先ならどこへでも行くつもりだった」と答えた。

これまでにもスカートをファッションの一部として取り入れてきた

じつはキッド・カディがスカートを履くのは、今回が初めてではない。以前、アメリカの長寿番組『サタデー・ナイト・ライブ』に出演した際、カート・コバーンへのトリビュートとしてオフ・ホワイト（Off-White）の花柄のワンピースを着用してパフォーマンス。

この投稿をInstagramで見る

Willis(@kidcudi)がシェアした投稿

その他にも9月に開催されたニューヨーク・ファッション・ウィークやファッションの祭典メットガラでもロングスカートを履き、ジェンダーの枠組みに縛られないファッションを楽しんでいる。

ここ数年ジェンダーレスファッションの流行により、キッド・カディだけでなく多くの男性セレブがスカートを着用。ジェンダーの垣根を壊すキッド・カディは、CFDAファッション・アワードでも存在感を放ち、「自分らしく、自由になるんだ、ベイビー」と同アワードのインスタグラムで語った。（フロントロウ編集部）