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旅では予備を備え、人生の荷物は身軽に。【松本まりかのTHINK CLEARLY】

  • 2021.11.11
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ひとり旅は自分をリセットさせてくれるかけがえのない時間。これまでの旅の経験から、考えたことや感じたこと、学んできたことを綴る連載『ひとり旅×松本まりか=THINK CLEARLY』。

(c)ND CHOW

旅の荷物はなるべく軽くしたい。でも、私は必要最低限のものに、少しだけ予備をプラスして持っていくようにしています。ですから、「あれを持ってくればよかった」と旅先で後悔することはほとんどありません。

なぜ、予備を持っていくのかというと、「そのときの気分」を大切にしたいからです。基本的に私はノープランで旅に出ますから、何をするか、どう過ごすかは行ってみなければわかりません。朝、ホテルで目覚めたときに、その日の天気や気分に合わせて服を選びたい。選択肢を持っておきたいのです。ですから、荷物は決して小さいとはいえませんね(笑)。

ですが、枕やお香やDVDなど、部屋での寛ぎグッズは持っていきません。普段の価値観とは違う場所に身を置きたくて旅に出ているので、「自分の生活」を旅先に持ち込みたくないのです。

その土地ならではの暮らしを味わうのが目的ですから、旅行中の買い物も、土地のものかどうかがポイントになります。唯一無二、オリジナリティのあるもの、少々いびつだったり、アーティスティックなものに惹かれます。

買い物で忘れられないのは、タイのプーケットでのこと。帰国する日だったのですが、ホテルに屋台が出ており、地元の方が作ったぬいぐるみが並んでいました。私は普段、ぬいぐるみに興味を持たないのですが、そのときはある象の人形に一目惚れしてしまいました。同じぬいぐるみがいくつも並んでいましたが、手作りだから顔が全て違います。目の離れた、ある子と目が合ってしまい、確実に呼ばれてしまいました(笑)。従姉妹の赤ちゃんにプレゼントしようと思って連れ帰ったのに、手放せないくらい気に入ってしまい、いまも部屋にあります。インスタライブのときにちらっと映っていました。名前は「ぞう」です。

思い切れるときには、手放していく

生きていると、荷物は次第に増えていきます。断捨離は定期的にするようにしており、だんだん潔く処分できるようになりました。昔は、次に買えるかどうかわからないという不安があり、なかなか手放すことができませんでした。いまの私は「変わりたい」という思いが強いので、思い切れている気がします。これからの自分に不要と思うものを手放す訓練を繰り返しているようにも感じます。

私は常々、「その時々でできることは体験しておく」というのが大事なのではないかと考えています。そう思って、この数年は仕事を目一杯やらせていただいていますし、ためらうこともなく引っ越しもしました。思い切った断捨離も、いまは「体験しておきたいこと」の一つです。

先日、改めてクローゼットを眺めてみたら、ほとんど白と黒の服で埋め尽くされていました。以前はもう少しいろんな色の服を着ていたのですが、シンプルになりたいという私の頭の中を表しているのでしょうか(笑)。

新しい夏服を買いたいなと思っていましたが、毎日家と撮影現場の往復で、おしゃれをして出かける機会が実はあまりありません。いまあるもので十分なのかな、なんて思っているうちに今年の夏も終わってしまいました。

Marika’s Memories/旅先での運命的な出会い

ゾウ、本棚に入れてみた。可愛い。内またがまた可愛い。なんとも言えない目で訴えてくるのだ。姪っ子にあげるためにと手に取ったのだが、未だに手放せないでいる。

松本まりか(まつもとまりか)
女優。ドラマ『ホリデイラブ』の井筒里奈役で一躍注目を集める。2020年は『竜の道 二つの顔の復讐者』『妖怪シェアハウス』『先生を消す方程式。』『教場Ⅱ』など8本のドラマに出演。配信中のParaviオリジナル『東京、愛だの、恋だの』、そして地上波で放送中の『それでも愛を誓いますか?』それぞれ主演を務める。

COOPERATION=黒瀬朋子

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