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ダイエッターに朗報!科学的にも「3時のおやつ」を食べるほど痩せられるワケがあった

  • 2015.7.26
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仕事にプライベートに忙しいオトナ女子にとっては、夕飯が遅いという女性は少なくないのではないでしょうか?

また、遅い夕飯のせいでやたらお腹が空いてしまって、ついつい必要以上に夕飯を食べてしまうことが習慣化して太ってしまった……なんて人もいるのでは。

アラサーになると基礎代謝が下がってくるから間食は出来るだけ避けなきゃ!と夕飯まで我慢している人もいるかもしれませんが、実は、食べる物さえ選べば間食は摂った方がいいのです!

そこで今回は、肥満を始めとする予防医療のスペシャリストである筆者が、“賢く痩せるには間食が必要なワケ”について説明します。

 

■大人も必要!「3時のおやつ」は理にかなっている

「子どもじゃあるまいし、3時のおやつなんて」と思われるかもしれませんが、12時にランチでご飯を食べても15時を過ぎると小腹が空くはず。健康な人なら食事の後に上がる血糖値(血液中のブドウ糖)が落ち着くのが約3時間後のため、15時過ぎに小腹が空くのは当たり前なんです。

また、一般にランチから夕食までは5~6時間の時間は空いてお腹が空きますよね。この空腹って実は理性でコントロールするにも限界があり、その反動で夕食時に追い立てられるようにガツガツ・バタバタと食べ過ぎてしまうケースが女性には多く見かけます。

お腹がすき過ぎて夕食にドカ食いするのであれば、適度な間食をしたほうが血糖値の急上昇を防ぐことができますので上手に間食しましょう。

 

■賢いダイエッターは「B-MAL1」を意識して食べている!

摂取したエネルギーを代謝として消費するか脂肪として溜め込もうとするかカギを握っているのが『B-MAL1(ビーマル・ワン)』というタンパク質。このB-MAL1(ビーマル・ワン)の1日における細胞内の量推移を知ると、罪悪感なく適度な“間食を摂る”ことが出来ますよ!

B-MAL1(ビーマル・ワン)の主な役割は体内時計の調整なのですが、脂肪組織では脂肪の蓄積を促進し、肝臓や筋肉では脂肪の燃焼を抑制する働きを持っています。脂肪を蓄積させる作用があるので、『肥満遺伝子』とも呼ばれています。

このB-MAL1(ビーマル・ワン)の細胞内での量は時間帯によって異なります。

●1日の中で一番増加する時間帯・・・午後10時~午前2時

●1日の中で一番減少する時間帯・・・午後2時~3時

昼は少なくなり夜に増加(夜10時以降は午後3時の20倍近く違う数値になることも)する性質のため、午後3時前後の小腹がすく時間の間食はエネルギーとして使われやすく、またこの時間に間食を摂る事で夕食の食べ過ぎを防ぐことも可能となってきます。

ただし、やみくもに何を食べてもいいかといえばそうではありません!

酸化を防ぐビタミン、ミネラル類が豊富に含まれているアーモンドやピスタチオなどのナッツ類を5~10粒食べてから、食物繊維や脂質と糖の代謝を助けるドライフルーツを食べるといった“アンチエイジング”にイイおやつや、タンパク質が主成分の間食用のバーなどをうまく活用するのがいいでしょう。

 

3時のおやつを食べて夜の10時以降は何も食べないという、B-MAL1(ビーマル・ワン)の性質を上手く活用したダイエット法は非常に理にかなっています。

ただし昼食以降、何も食べずに10時を過ぎてしまったからと、翌朝まで無理やり我慢してしまうようなやり方はストレスをため込んでしまい、継続がとても難しいうえにリバウンドの原因にもなり得ます。

間食を上手く摂ってキレイにダイエットをしましょうね。

【著者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

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