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ガラスコレクション約140点が集結。パナソニック 汐留ミュージアムで「アール・ヌーヴォーのガラス展」が開催中。

  • 2015.7.26
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《花器(ブドウとカタツムリ)》 1904年 ドーム兄弟、ナンシー アンリ・ベルジェ(ナンシー)のデザインに基づく デュッセルドルフ美術館蔵 ⒸMuseum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Walter Klein

現在、パナソニック 汐留ミュージアムでは、「アール・ヌーヴォーのガラス展」が開催中だ。ヨーロッパ随一のガラスコレクションで知られるデュッセルドルフ美術館に寄贈されたゲルダ・ケプフ夫人によるアール・ヌーヴォー期のガラスコレクション約140点が、ドイツ国外では初めてまとまったかたちで公開されている。

仕事の気晴らしに、単に美しい作品に惹かれてガラス作品を購入し始めた実業家ケプフ夫人は、やがて旺盛な好奇心によってガラスという素材の特質や技法を学び、その可能性を的確に理解して、優れた審美眼と洞察力でアール・ヌーヴォーの本質を体現する第一級のコレクションを築く。そして、ケプフ夫人は学術研究と出版を条件にデュッセルドルフ美術館にその貴重なコレクションを寄贈するに至った。

アール・ヌーヴォーの源泉として重要な役割を果たしたジャポニスムやシノワズリを色濃く反映したウジェーヌ・ルソー、ウジェーヌ・ミシェル、オーギュスト・ジャンなど、パリのガラス工芸家たちの作品群。同様に東洋美術に傾倒しながら、やがてそれらを深く吸収し独自の制作にも挑んだデズィレ・クリスチャン、ミュレール兄弟などのデザイナー、職人たち。

ケプフ・コレクションは、アール・ヌーヴォーの二大拠点となったパリとアルザス=ロレーヌ地方を舞台に繰り広げられた、まさに百花繚乱の「新しい芸術=アール・ヌーヴォー」の成果を余すところなく示している。ガラス芸術が生まれた背景を、美しく、華麗な作品群を通して達観できる貴重な機会となる。

「アール・ヌーヴォーのガラス展」

会期/~2015年9月6日(日)

会場/パナソニック 汐留ミュージアム 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F

観覧料/一般 1,000円、65歳以上 900円、大学生 700円、中・高校生 500円、小学生以下は無料

http://panasonic.co.jp/es/museum/

Tel./03-5777-8600(ハローダイヤル)

参照元:VOGUE JAPAN

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