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【後編】手帳で子どもの自己管理能力を育てよう ~手帳を味方につけて親の管理下から自己管理へ~

  • 2021.11.8
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ごきげんよう!mamanです。

前回は、うちの子ども達や私自身のことを振り返って、手帳の必要性を感じる時期についてと、手帳のタイプは子どもの実態に合わせて選ぼうということを書きました。

今回は、高校生以降の手帳の使い方についてと、子どもに手帳習慣をつけさせることの意義を考えてみたいと思います。



高校生の手帳は自立・自律の第1歩

前回は、小学生までの手帳は、バーチカルにこだわる必要はないけれど、親や教師など、大人のフィードバックが必要だと書きました。

でも、高校生からは、大人にチェックされるからではなく、自分のために(自分で自分を律するために)手帳を使えるようになっていくといいと思います。

うちの子達の高校では、学校からバーチカルタイプの手帳(しかも学校行事や模試の日程入り)が配られ、毎日PDCAを回しながら、学習に関しては自走することが求められました。

高校生にもなると、学校行事や模試の日程をにらんで、このあたりは行事で忙しそうだから、重いタスクはこの期間を避けてこなしておこうとか、そういう調整ができるようになってきます。

ママ広場


そして、自分のために自分の予定を管理する必要性に気づいた子は、自分なりの工夫が出てきて、その子独自の手帳の使い方になっていくんですよね。
スマホやPCでの管理の方を好む子は、紙の手帳とデバイスのメリット・デメリットを理解した上で、自分に合う形を確立すればいいと思います。
自分に最適な時間管理の仕方をあれこれ試行錯誤するのも、良いことですよね。

子どもが手帳習慣を身につける意義

子どもが手帳習慣を身につける意義は、「自分の行動を客観的に把握できるようになる」ということに尽きると思います。

・ダラダラとテレビやゲームに興じたりスマホに何時間も費やしたりと、無駄に過ごしている時間がないかを可視化できる
・手帳を使って、大人のリードがなくても、自分で自分の予定を組めるようになり、実際に予定通り(自分との約束を守って)行動できるようになる
・自分の行動を前向きにコントロールする力がつく

などなど、メリットがいっぱいです。

そして何より、子どもが自分の暮らしや勉強を自分で管理できるようになると、親御さんが疲れ果てなくて済む、というメリットがあります。




かく言う私も、子どものマネージャー業をしすぎて、たびたびパンクしてきました(苦笑)。
親の私は年々歳を取って、だんだん余力がなくなってくるのに、子ども達は忙しくなる一方で、

「もうついていけない! 自分で管理して!」

と、徐々に手を離さざるを得なくなってきたというのが正直なところです。

ママ広場


うちの子達は、今やっと、手帳の意義を理解するところまでは来たようです。
でも、忙しすぎて、手帳タイム(手帳を書く時間)を捻出すること自体が困難、という感じなんですよね。
「手帳を使いこなしている」という段階までは、もう1歩・・・。
でも、少なくとも勉強については自分で計画を立てていますので、こなさなければならないタスクと、与えられた時間を把握する必要性については理解したんだなと感じています。

手帳は、子どものパートナーとなって、親の管理から自己管理への移行期を支えてくれる、力強い味方です。

そして、時間管理は、大学生、社会人と成長していくほどに必要となるスキルですから、大人になってからも、楽しんで手帳と付き合ってほしいなと思います(大人用の手帳でも、良い習慣・良い人生を創るとうたわれた手帳が、毎年毎年、本当にたくさん出版されていますよね)。

時間管理の方法にも無数の選択肢が与えられている現代の子ども達には、いろいろ試行錯誤して自分なりの時間管理術を確立し、「やらなければならないこと」をこなすだけで終わる毎日ではなく、「やりたいこと」にしっかり時間を使えるような、そんな楽しい人生を歩んで欲しいなと思います。

maman
地方在住のアラフォーママン。 夫と、ティ―ンエイジャーの息子・娘と暮らし、教育関係の仕事をしながら、母親としての日常や思いを綴っています。

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