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スタイリストの「愛用ジュエリー」、手に入れた理由とは【ヴァン クリーフ&アーペル】

  • 2021.11.9
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打合せをしているとき、ふと目に留まる手元や顔まわりのジュエリー。「素敵ですね、どちらのですか?」の会話から、それぞれ唯一無二の物語があることに気が付きました。素敵な先輩の素敵なジュエリーヒストリーを参考に、〝私だけのジュエリー〟を手に入れるきっかけになれば嬉しいです。

スタイリスト・児嶋里美さん

母とのストーリーも一緒に、 一生大切にしたいラッキー アルハンブラ

30代後半から、40歳になった自分に贈るものを探し続けていました。ラッキー アルハンブラは存在は知っていたものの候補には入っていなかったのですが、昨年、ショーウィンドウに飾られているのを発見して、初めて試着。着けた瞬間の高揚感が忘れられず、また、これから迎える40代がポジティブになりそうなネーミングにも惹かれて、誕生日を機に自分で買うことを決心しました。

いざ、購入しようと母と一緒に伊勢丹を訪れたときのこと。突然母が「お母さんがそれを買う」と言い出したんです。自分で買うつもりだったので断ったのですが、「10年後、里美が50歳になったとき、お母さんは何もしてあげられない気がするから、20年分だと思って。50歳のときは自分でコレクションを増やしてね」と思いもよらないことを言われて…。その気持ちが嬉しくて、プレゼントしてもらいました。

そんな母の想いや手に入れるまでのストーリーが一緒になって、私の中でさらに特別なものになったこのジュエリー。ふと手元を触ったときや袖をまくった瞬間に「ある」と確認できるだけで気持ちがアガる、お守りのような存在です。誰かに見せるためではなく、身に着けることに対しての自分の気持ちを大切にしながら、一生愛用し続けたいです。

児嶋里美さんのジュエリーヒストリー

10代後半~20代初め
母から毎年誕生日にひとつずつ贈られた、ティファニーのシルバージュエリー

20代前半
専門学校を卒業後、アパレル会社に入社し、販売員に。

20代半ば~後半
スタイリストを志し、アシスタントとして活動。CLASSY.やJJの撮影現場で、多くのジュエリーに触れ、憧れを抱くように。29歳でスタイリストとして独立。

30代初め
30歳の記念に母から贈られたスウィート アルハンブラ ブレスレット。今でも肌身離さず着けているジュエリーのひとつ。

30代半ば
CLASSY.のファッション企画やスタイリスト対抗企画も任されるようになり、仕事も充実。

30代後半
CLASSY.、JJ、VERY、STORYと手掛ける媒体が広がる。自分へのご褒美に20代から憧れていたマリーエレーヌ ドゥタイヤックのジュエリーをひとつずつ、コレクションするのがたのしみ。

スタイリスト 児嶋里美さん

1980年生まれ。スタイリスト歴12年。現在はCLASSY.をメインにVERY、STORYまで、多媒体のファッション企画を手掛ける。華やかなジュエリー使いはスタッフの間でもいつも話題。

撮影/西原秀岳(TENT) 取材/坂本結香 再構成/Bravoworks.Inc

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