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現役ヨガインストラクターが解説! ダイエットが失敗する人の共通点7つ

  • 2021.11.5
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ダイエットをしたけれど、リバウンドしてしまった……という経験がある人もいるかもしれません。ダイエットと言えばまず「食事制限」を頭に浮かべる人が多いでしょう。確かに体重を落とすには食生活を見直し改善する必要もありますが、やり方を間違えるとリバウンドや体調不良、自律神経の乱れ、肌荒れなどの不調を引き起こす可能性も......。そこで今回は現役ヨガインストラクターの筆者が、リバウンドしてしまう人の共通点から、リバウンドしづらい方法をご紹介します。ダイエットやボディメイクを目指す人はぜひ参考にしてくださいね。

ダイエットとボディメイクは別物!

まずダイエットとボディメイクの違いを解説します。ダイエットというと、体重を減らすことが第一の目的になると思いますが、ボディメイクはボディラインを整えることを目標とします。

食事制限ダイエットでは体重が短期間で落ちていきますが、その分もとの食生活に戻してしまうと短期間でリバウンドしやすくなります。それだけでなく、今ある筋肉が落ちることで代謝が下がり、太りやすい体質になったり、栄養が足りず肌荒れなどを引き起こす可能性も。

一方で、ボディメイクが目的の場合、体重を落とすことに執着すると、理想のボディラインを作り上げるのが難しくなります。時間をかけて生活習慣を整え、適度な運動を取り入れることで、筋肉量の増加や代謝アップが叶い、脂肪が燃えやすく痩せやすい体質になります。その結果、リバウンドの不安も少なくなるでしょう。

よって、リバウンドせずに理想の体型を目指すなら“ボディメイク”に注目するのがおすすめです!

リバウンドしやすい人の共通点とは?

「食事制限ダイエットだけではリバウンドしやすい」とお伝えしましたが、リバウンドする人の共通点や特徴をご紹介します。

1.必要以上に食べすぎる

食べすぎとは、一般的にカラダが1回で処理できる以上の量を食べる、もしくは一日に必要なカロリー以上の量を食べてしまうことを言います。

友達との食事でついつい食べすぎる、ご飯を作りすぎてしまう……ということもあるかもしれませんが、食べすぎないためにも昔からよく言う「腹八分目」を心がけてください。

また、過度な食事制限をすると食べたい欲を増幅させる恐れも。「食べないダイエット」は血糖値が上がり、肥満に繋がることもあるため、長時間の空腹は避け、お腹を満腹にしすぎない食事を意識しましょう。

2.早食い・味が濃いもの・甘いもの・しょっぱいものが好き

忙しいと早食いになってしまうこともあるでしょう。

早食いは満腹中枢が働く前に必要以上のエネルギーを摂取する可能性が高まるため、毎食20分以上は時間をかけ、よく噛んで食べることを意識しましょう。よく噛むことで、満腹中枢を刺激して食欲を抑えることに繋がると言われています。

また、味の濃い食事は食欲を増進させてしまうので要注意! 甘味や塩味の濃い食べ物はなるべく控え、野菜や低糖質の食べ物を積極的に取り入れましょう。

3.水を飲まない

「水を飲むのが苦手」という声もよく聞きますが、水を飲むことは老廃物の排泄を促すのに大事なアクションです。胃腸の働きが活発になり、消化を促すことも期待できます。

一度にたくさんの水を飲むよりも、こまめに1.5リットル以上の水を摂るようにしましょう。可能であれば冷水でなく、常温か白湯を選ぶと体の冷えが防げますよ。

4.22時以降に食べる

夜は活動量が減るので、食べた物を消化しにくいとされています。消化できないまま寝てしまうと、睡眠の質の低下に繋がると言われています。

食後の2〜3時間に血糖値のピークがきますが、血糖値が高いままだと睡眠中の成長ホルモンが分泌されにくくなることも。成長ホルモンは脂肪を燃焼し、代謝を促すことが期待できます。夕飯はせめて寝る3時間前までに済ませ、夜遅くの食事は避けましょう。

5.運動不足である

年齢を重ねるごとに運動をしないと、筋力が衰えてしまいます。筋肉が減ると代謝が落ち、痩せにくく太りやすいカラダになることも。「年齢を重ねると同じ量を食べても太りやすくなる」とよく言いますよね。

食生活を変えるだけでも体重をコントロールすることはできますが、食生活の見直しと並行して運動を始めると、よりリバウンドしないカラダを目指しやすくなります。筋肉量を増やして代謝を上げ、痩せやすく太りにくいカラダを作るには運動×食事が大切ですよ!

6.睡眠不足である

睡眠時に分泌される成長ホルモンは、脂肪を分解し、筋肉を発達させる働きがあります。そして、良質な睡眠はリバウンド防止にも大切な要素です。

入眠後3時間程度までは成長ホルモンが多く分泌されると言われているため、質のいい睡眠がとれるよう、規則正しい生活習慣を心がけましょう。

また、普段十分に睡眠が取れていないと、日中にだるさや眠気を感じますよね。それに補うのに食欲が増して、甘いものや味の濃いものを欲するようになることも。質のいい睡眠はダイエットやボディメイクに必要不可欠! 夜更かしをしないように早寝早起きを心がけましょう。

7.ストレスがある

ストレスが溜まると、暴飲暴食に走ってしまう人もいるでしょう。

さらに、人間のカラダはストレスから体を守るために「コルチゾール」が分泌されます。このコルチゾールは“ストレスホルモン”とも言われ、過剰に分泌されると、代謝を落とし、脂肪を溜め込みやすくすることも。

それだけでなく、食欲抑制作用のある幸せホルモン「セロトニン」の働きを抑制するので、食べちゃダメだと感じながらも食欲がコントロールできず、「食べすぎてしまう」「飲みすぎてしまう」……といった悪循環が生まれやすくなります。

ダイエット中は極端な食事制限や激しい運動をすることもストレスに繋がるでしょう。ストレスを溜めないように、自分に合ったダイエットを継続することがリバウンド防止のためにも大事なポイントと言えます。

リバウンドしないカラダづくりのポイント

食事のこと

まずはバランスのいい食事を心がけること。栄養不足にならないように、たんぱく質や食物繊維、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂ることが必要です。

食事を我慢するのではなく、しっかり栄養のある食事を適度に摂ることを意識しましょう。

運動のこと

運動をしっかり行うことは、食事だけで体重を落とすよりリバウンドしにくくなります。激しい運動でなくても、ヨガやウォーキング、ストレッチなど軽い運動でも大丈夫! 体を動かす習慣は代謝を上げ、痩せやすく太りにくい体質を作るのはもちろん、姿勢を美しくし、ボディラインを整えるためにも必要です。

運動する時間を作れなくても、エスカレーターやエレベーターは使わず積極的に階段を使う、一駅分歩く……など、今の生活に取り入れられるものから始めてみるのがおすすめ。

睡眠のこと

質のいい睡眠を十分取ることは、食べすぎや間食を防ぎ、リバウンド防止にも大事な成長ホルモンを促すことが期待できます。

寝る3時間前までには食事を済ませ、睡眠時間は7時間前後が理想とされています。寝つきがよくない人は寝る1時間前に湯船にゆっくり浸かって体を温め、そのあと軽くストレッチやヨガを行うルーティンを取り入れてみて!

そして、テレビやPC、スマホは寝る1時間前に終わらせるのが質のいい睡眠を作るのに大事なポイントです。

ストレスのこと

ストレスをゼロにするのは難しいですが、食事を我慢するストレスはダイエットやリバウンド防止に逆効果!

普段からストレスを溜めないように、リフレッシュできる方法を見つけて無理なく継続することが大切です。

適度な食生活と運動が大切!

リバウンドしないカラダづくりには、食事制限や無理な運動で一時的に体重を落とすのではなく、適度な食生活と運動が必要です。栄養を意識しながらしっかりよく噛んで食べ、日頃から運動を生活の一部に取り入れる。数か月など時間をかけて行うことでリバウンドせず、心身ともに健康な状態を目指すことができます。

続けることで、カラダにも心にも少しずつ変化がでてくるはず。自分の体調と相談しながら、規則正しい生活習慣と運動を取り入れて、無理のないペースで継続していきましょう。

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NATTY/池田夏子
YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。

文/NATTY

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