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本泉莉奈&内田彩が“作品”と“陶芸”を通じて感じたこと…『全部味になるなって』<「やくならマグカップも 二番窯」インタビュー>

  • 2021.11.5
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伝統工芸品「美濃焼」で有名な岐阜・多治見を舞台に、4人の女子高校生が陶芸の魅力にのめりこんでいくほんわか青春ろくろアニメの第2期「やくならマグカップも 二番窯」(毎週金曜深夜1:55-2:25、CBCテレビほか)が、現在放送中。今回、ザテレビジョンでは、本泉莉奈(青木十子役)と内田彩(真土泥右衛門/松瀬理央役)の2人にインタビューを実施した。

【写真を見る】笑顔がキュート!本泉莉奈&内田彩のほんわかSHOT

2010年に多治見の有志や企業が集まり“街を元気にしよう”というプロジェクトの一環から始まった「やくならマグカップも」。その中で地元IT企業のプラネットが2012年より発行するフリーコミック「やくならマグカップも」を原作とし、現在33巻まで刊行中。

今作では第1期に引き続いて、30分番組のうち前半15分は通常アニメパート、後半15分が実写パートという2部構成。

アニメパートのストーリーは、美濃焼コンテストに出品し、作品を通して“自分の気持ち”を伝えることができた豊川姫乃(とよかわひめの)たちが、新しい仲間との出会いや、さらにたくさんのことを経験し、それぞれが自分の本当に作りたいものを探し始めていく――というもの。

後半の実写パート「やくならマグカップも 二番窯-やくもの放課後-」では、メインキャラクター4人の声を担当する田中美海、芹澤優、若井友希、本泉がアニメから飛び出し、同作の舞台となる岐阜・多治見をおしゃれに紹介・体験していく。

2人が演じる十子と松瀬さんの面白いバランス

――第1期を振り返っての感想と第2期が決定したことへのお気持ちをお教えください。

本泉莉奈(以下、本泉):第1期でもロケも含めて多治見の魅力が詰まった作品になっていたんですけれど、まだまだすてきなところがたくさんあると聞いていて、私たち自身も「もっと多治見を知りたい!」という気持ちでいっぱいだったので、本当にうれしかったです。

それだけ多治見市の皆さんに支えていただいて、たくさん応援していただいているんだなと、すごく心が温かくなりました。

内田彩(以下、内田):私はアニメと実写パート合わせて、多治見市の魅力をこういう形で知れるというのは、初めての経験でした。ただのアニメ作品ではなく、作品全体を通して焼き物や多治見市の魅力など、いろいろなものを知れて、一視聴者としても楽しく見させていただいていました。

「次はどこに行くのかな?」とか「何を作るのかな?」と楽しく見ていたので、「また会えるんだ」という気持ちになりました。

――お二人はライバル役になりますが、気を付けたことや意識したことは?

本泉:十子は、ほかの陶芸部のみんなよりも1年先輩で部長ということで、普段から教える側のポジションが多くて、すごくかっこいい人だと思うんですど、陶芸に対しても内に秘めた熱い思いがすごい詰まっていて、ストイックな人だなっていうのがあります。

改めて松瀬さんが登場して、第1期でみんなと過ごしてきた時間の中で、徐々に柔らかくなっていっているなっていうのは感じています。

でも、松瀬さんに対しては温度差があるので、そこが十子と松瀬さんの面白いバランスなのかなっていうのを原作で読んでも感じて、気持ちを静めて頑張りました(笑)。

内田:第2期から松瀬理央ちゃんを演じさせていただくことになりまして、泥右衛門をやる気持ちでいたのでびっくりしました。彼女は、十子ちゃんに対して気持ちの表現がパワフルになってしまっているだけで、ある意味不器用なんだと思うんですけど、すごく愛はある子だと思います。

私の立場からすると、第1期の時は真土泥右衛門役として次回予告でにぎやかにしゃべっていたり、放送でみんなが多治見市でいろいろチャレンジしたりするのを見ているだけだったので、本当はよく知っているのに、遠くから見ているだけのような、そんなもどかしい気持ちが理央ちゃんを演じることになった時に、少し重なるところがあったと思います。

その気持ちをいい意味で恩着せがましく、みんなに愛を届けつつ、彼女なりのかわいらしさや不器用さを演じていけたらいいなと思っています。

本泉「全部味になるなって感じました」

――「陶芸」の魅力とはなんだと思いますか?

本泉:私はこの作品を通して、ほぼ初めて陶芸をやらせていただいて、言葉で表せられないくらいすごい深いんだなっていうのは、実際に土も触ってみて感じていました。2期では1期で学んだ経験を生かして、みんな個性的で何でも好きなものを作るので、その面白さもありました。

頭の中で作りたいものがあっても、なかなか思い通りにいかないことが多いんですけど、うまくいかなかったところも含めて、全部味になるなって感じました。

内田:アニメパートで見たことが、そのまま実写パートに映るので、「あー、なるほどね」ってそのままを見られている気がしていました。

十子は先輩だったので、アニメの中では教える側なんですけど、実際の女子たちがキャッキャ言いながら作っているのを見ると、アニメだと描ききれてなかった、試行錯誤してる様子が見られて、よりリアルに感じられたというか、とってもほほ笑ましく見させていただきました。

あとやっぱり陶芸というか“物を作ること”を身近に感じられたので、作品として見ちゃうと敷居が高い感じがしちゃうんですけど、実写パートではそんな陶芸が身近に感じられてすごく楽しかったです。

――「陶芸」に対してまだまだハードルが高いと感じている視聴者も多いと思いますが、そんな方たちにアドバイスはありますか?

本泉:私自身も焼物自体は好きで、買い物ではわくわくするんですけど、陶芸ってなると確かに敷居が高いとうか、ちょっととっつきにくさはありました。どうしても環境が整ってないとやりづらいっていうところもあって、なかなか手軽にっていうことにはいかないかもしれないんですけど、どこかで実際に触れてみたら考えが変わると思います。

自由な表現の一つなんだなっていうのが、私も実際にやってみてわかりましたし、自分で作ったものっていうのは、他の人が作った作品を買うのとはまた違った愛おしさが生まれました。

自分の指の形がついてたりとか、いびつだったりはするんですけど、温かみはその時にしか出せないものだったりするので、もし機会があったら是非やってみてほしいなって思います。

内田:私は子どもの頃に通ってた保育園に、なぜか簡易的な窯がありまして。当時は陶芸に対する知識もなければ、何も考えてなかったと思うので、粘土をこねこねして焼いてもらったら、「ピカピカになった!」みたいな気持ちでやってたと思うんですけど、その時の気持ちを「やくも」1期を見て思い出させてもらいました。

本当に自由なんだなっていうのを感じられたので、実際にやってみると案外気軽にできるっていうのを、もっと体験してもらえたらうれしいなと思います。

本泉「『私たちスターみたいだね(笑)』って」

――本泉さんは実写パートで多治見を訪れていますが、多治見の感想や地元の方々の後押しなど感じることはありますか?

本泉:陶器まつりがちょうどロケの日と被りまして、空き時間にお邪魔させていただいたんです。私たちは買い物をする気満々でお財布を握りしめて、バスからみんなで降りたんですけど、そしたら若い方たちからおじいちゃんおばあちゃんまでいろんな方でにぎわっていて、私たちがバスを降りた瞬間に「きゃあー!」ってなったんです!

こんなこと初めてで、みんなで「私たちスターみたいだね(笑)」って言って、ちょっと勘違いしそうになるくらい、こんなに地元の方に応援していただいているんだなっていうのを、改めて直に感じることができました。

出店してるお店も回らせていただくと、「もしかして『やくも』の方ですか?」って声を掛けてくださったり、赤ちゃん連れの親子の方が「よかったらうちの娘にコメントを」って言ってくださったのがめちゃくちゃほっこりして、私たちも微力ながらすてきな街の魅力をどんどん伝えていきたいなっていう気持ちも高まりましたし、すてきなお買い物もできて本当に楽しかったです。とにかく人の温かみがすごくて、東京と比べると心の距離感が近いなって思いました。

――本作の主人公たちは高校生ですが、お二人はどんな高校生でしたか?

本泉:私は福島県出身で、盆地だったんですけど、景色はすごくこの作品の風景に似ていて重なるところがありました。

そんな中、高校では自転車通学だったので、とにかく自転車でどこまでも行って、バイトをたくさんしまくって、友達とカラオケに行ったりとか、ちょっと遠出して仙台にお買い物に行ったりとか、好きなアーティストのライブに行ったりとか、すごく青春を謳歌(おうか)した、のびのびとした女子高生でした。お勉強はあんまりしてなかったです(笑)。

内田:私も勉強はあまりしてなかったです(笑)。群馬県が地元なんですけど、群馬も盆地で暑くて、その時に「多治見市に気温で抜かれたぞ!」みたいな競い合うくらいのところが地元だったから、多治見には昔からいい意味でライバル感みたいなものがありました(笑)。

私も自転車通学でいろんなところに自転車で行っていたり、地元の市のクラブ活動みたいなのがあって、子どもたちの引率で一緒にキャンプに行ったりとか、そういう活動に熱を入れていました。でも、東京に好きなアーティストのライブを観に行ったりとか、限られた時間を学生ならではの感じでフル活用して過ごしておりました。

――本泉さんは実写パートで「マグカップ」「手びねりで器づくり」「タイルを使ったアクセサリー作り」「食レポ」「料理」などいろいろ経験されたかと思いますが、今後ロケ企画などでやってみたいことはありますか?

本泉:ご時世的なことを考えないのであれば、やくもブースじゃないですけど、お祭りみたいな感じで、やくも出店ブースみたいなのをやってみたいと思います。あとは、みんなで実際にコンテストに出品してみたら、すてきな経験になるんじゃないかなって言っていて、ちょっとおこがましいかもしれないですがやってみたいんです。

内田:私は、かっぱ探しをしてみたいです。

本泉:陶器のかっぱじゃなくて、本当の…?

内田:本当のかっぱです!

本泉:(笑)。

内田「いっぱい量産して売りたいです(笑)」

――今後、陶芸に限らずご自身で作ってみたいものはありますか?

本泉:2期の陶芸でオブジェを作らせていただいたんですけれど、そこまで大きなものじゃなかったんですね。なので、1期の時の姫ちゃんママたちが作ったでっかい塔のオブジェくらい大きなものというか、見る人によってきっと感じ方が変わるような、自然と一体化できるようなオブジェが作ってみたいです。

内田:私はまだ経験が少なめなので、逆に小さいものを作ってみたいですね。箸置きとかそれくらいの大きさで神様と泥右衛門をちょっとずつ作ったりとか、さっき言ってたやくもブースのような感じで出店できるとしたら、いっぱい量産して売りたいです(笑)。

――「やくならマグカップも」のキャッチコピーに「陶芸って、地味ですか?」とありますが、ご自身の「“地味”かもしれないけど好きなもの」はありますか?

内田:今、自宅でたくさん植物を育てていて、レモンを育てているんですけど、夏になると生育がすごくて、たくさん新しい芽が出てきちゃうんですよ。

でも、夏に生えてくる芽は、摘んでいかないと実の方に成長の養分がいかなくなっちゃうので、全部摘むようにしているんです。その時、ほのかにレモンの爽やかな香りが指に残るんですけど、新芽を摘む作業とその後に指の匂いを嗅ぐのが、すごい地味なんですけど、毎日の楽しみになってます。

本泉:ちっちゃな芽からもレモンの香りがするんですか?

内田:するんだよ。

本泉:ベランダでレモンってすごい! 育つんですね。

内田:そう、まだ実も小さいけど、これから大きくなって…。

本泉:楽しみ! ハイボールに入れたい(笑)。

内田:それいいですね。本当はそれ目的で育ててるんです(笑)。

――本泉さんは第1期のインタビューで「なめろう」とお答えいただきましたが、新しく地味かもしれないけど好きなものってありますか?

本泉:最近は、つぶ貝が好きです!(笑)

――最後に、ファンの皆さまへ一言お願いします。

本泉:2期ということで集大成感をぜひ楽しみにしていただきたいです。1期の時は十子先輩をきっちりかっちりお芝居させていただいたんですけど、みんなと過ごす時間が長くなるにつれて、柔らかく、等身大の女子高生らしくなったなという、朗らかな表情を私も意識したので、そこもぜひ注目していただきたいです。

内田:私は、2期になって本編に登場できる機会も増え、より作品に関われることがうれしかったです。1期の時はよく「4人の中だと誰が好きですか?」という質問をしていただく時に、十子先輩に自分を重ねたり、憧れる要素があると答えさせてもらっていたんですけど、そんな十子先輩に愛をぶつける松瀬理央ちゃん役を演じるということで、新たな嵐を巻き起こすようにパワフルに演じたいなと思います。

また、1期は陶芸への導入だったり、みんなを陶芸に引き込んでいくような話だったと思うんですが、2期はそれぞれの部員たちが、「陶芸とは何か」とか「自分はどうしていきたいのか」みたいなのを見られるので、陶芸部員みんなのそういう部分も注目できるポイントだなと思います。

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