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「ミーハー」とはどんな意味?外国語のようなニュアンスだけど、その語源は日本語?!

  • 2021.11.5
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「ミーハー」という言葉は、一見すると英語のようですが、その成り立ちは実は日本語にあります。 これは、流行りものなどに流されやすい人のことを指す言葉です。 では、どのようにして「ミーハー」という言葉が生まれたのでしょうか?

ここでは、「ミーハー」という言葉について、その意味や成り立ちについて解説します。

「ミーハー」とは

 

まずは「ミーハー」という言葉の意味合いを見ていきましょう。

「ミーハー」と呼ばれるのはどんな人?

「ミーハー」とは、世間で流行っているものや話題になったものに飛びつく人のことを指します。

もともと興味がなかったにもかかわらず、メディアなどで取り上げられたことをきっかけに飛びつくような人のこととなります。 流行りものが好きな人をあらわす言葉という事になります。

もともとInstagramやTikTokに興味がなかったのに、ブームになってから急に飛びついてすぐに飽きてしまった人なども「ミーハー」と呼ばれます。

ポジティブな意味ではあまり使われない

「ミーハー」は、時代に流されやすい人や染まりやすい人を揶揄して用いられる傾向にあります。 そのため、多くの場合はネガティブな意味で使用される言葉です。 ある種、小馬鹿にしたようなニュアンスがある表現となります。

特に影響を受けやすく、自分の趣味嗜好がコロコロ変わる人などを指して「ミーハー」と呼びます。 ポジティブな意味では、まず使われないです。

「ミーハー」の由来

 

では、「ミーハー」とはどこから来た言葉なのでしょうか? ここでは諸説ある「ミーハー」の由来について、いくつかの説をご紹介します。

語源は人名から?

「ミーハー」は、人名から来たという説があります。 その人名とは「みいちゃん」「はあちゃん」です。

昭和初期、「ミーハー」な人物の事は「みいちゃんはあちゃん」と言われていました。 この言葉は当時の多かった女性の愛称「みよちゃん」「はなちゃん」から来ており、程度の低いことにうつつを抜かす女性を嘲う言葉として使われていたとされます。

そして、この「みいちゃんはあちゃん」が昭和中期ごろになると「ミーハー」と略して呼ばれるようになり定着した、という説があります。

俳優から来たとする説もある

「ミーハー」は、銀幕スターから来たという説もあります。 当時若い女性に人気だった和菓子の「みつまめ」と銀幕スターの「林長次郎」、その2つがどちらも好きという女性たちの事から来たとされています。 「みつまめ」と「林」の頭文字を取って「ミーハー」と呼ぶようになったというわけですね。

しかし、林長次郎がデビューした1927年にはすでにミーハーが使用されていたという話もあります。

類義語の「ニワカ」との違い

 

「ミーハー」の類義語には、「ニワカ」という言葉があります。 ここからは、「ニワカ」がどのような言葉なのかを見ていきましょう。

「ニワカ」とは

「ニワカ」とは、ファンになったばかりの人のことです。 しばしば漫画やアニメなどサブカルのファンの間などで使用されます。 特にその作品のことを知りもせずにファンと公言している人を指します。

深く知っているわけでもないけれど、「〇〇好きだ」と公言する人を揶揄した表現という事になります。 「ミーハー」と同じように、流行りものに乗っかって突発的・一時的にファンを名乗る人を揶揄する表現となります。

「ミーハー」と「ニワカ」の違い

「ミーハー」と「ニワカ」は、とても似た言葉です。 しかし、若干ながらニュアンスは違ってきます。

「ミーハー」はすぐ流行に乗って来る人のことを言います。 特に人気があるからと流行に乗ってきたファンを指します。

とはいえ、この人たちは情熱があるというニュアンスが強いです。 また、熱狂的にのめり込むことなども「ミーハー」に含まれます。

それに対し「ニワカ」は情熱が感じられないというニュアンスが含まれている傾向にあります。 世間で話題になっているから好きになったといった感覚です。

「ミーハー」よりも「ニワカ」の方が本当のファンに嫌われやすいかもしれませんね。

まとめ

「ミーハー」とは、流行りものにすぐ飛びつく人を意味する言葉です。 実際に世間でブームになっているものにすぐ乗る人に対して用いられます。 「みいちゃんはあちゃん」もしく「林長次郎」といった人物名を由来とする言葉だとされています。

なお、似たような言葉には「ニワカ」があります。 どちらもいい意味ではあまり使われませんので、用い方には注意しましょう。

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