1. トップ
  2. 恋愛
  3. 旅に出かけたくなる、映画の名曲。(Maki Saijo)

旅に出かけたくなる、映画の名曲。(Maki Saijo)

  • 2015.7.25
  • 559 views

【さらに写真を見る】旅に出かけたくなる、映画の名曲。(Maki Saijo)

聴くと旅にでたくなる。そんな一曲ありませんか? 自分探しの旅、未知なる自然の旅、様々な旅を描いた映画で流れる名曲をご紹介します。

エルトン・ジョン「Tiny Dancer」(あの頃ペニーレインと)

70年代のアメリカを舞台にした映画「あの頃ペニーレインと」(00)は、当時を知らない人にとってもロックカルチャー、グルービー、70年代のファッションにきっと恋焦れるはず。ストーリーは、15歳の少年が『ローリング・ストーン』誌の記者に抜擢され、憧れのロックバンドのツアーに同行する話。旅の中で知る、人間味あふれる人たちの出会い、ペニー・レインとの恋心を描いた切なくも甘い青春映画です。70年代の雰囲気が漂う世界観も惹かれますが、なんといっても、70年代ミュージシャンを代表するエルトン・ジョンの「Tiny Dancer」が流れだすシーンに心を鷲掴みにされます。バスで移動するバンドが、希望に繋がるようなメロディを自然発生的に口ずさみ、仲直りする。音楽の素晴らしさを教えてくれる秀逸の映画と音楽です。

キャシー・マッカーティ「Living Life」(ビフォア・サンライズ 恋人までの距離)

旅の途中列車で出会った男女がウィーンの街で一夜を過ごすラブロマンス、映画「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」(95)。電話ごっこでお互いの気持ちを打ち明けあう場面は、甘酸っぱくも若さ溢れる名シーンです。半年後の再会を約束するというのも心に残るラスト。エンドロールで流れるキャシー・マッカーティ唄う「Living Life」は二人の想いを表したかのような一曲。元々はニルヴァーナのカート・コバーンに多大な影響を与えたダニエル・ジョンストンの曲をカバーしたもの。女性の声とギターだけのシンプルなメロディは、一度聴くと何度も繰り返し聴きたくなる不思議な一曲です。 

エディ・ヴェダー「Guaranteed」(荒野へ)

もう何度観たか分からないほど大好きな映画「荒野へ」(08)。冒険家でもある作家、ジョン・クラカワーのノンフィクション小説をショーン・ペン監督が映画化し彼の才能を世に広めました。ストーリーは、恵まれた環境で育ちながら自分の人生に疑問を抱き、ある日すべてを捨ててアラスカへ向かった青年の旅。映画の中は、すべてエディ・ヴェダーによって制作された挿入歌が、大自然の美しい映像に織り込むかのように流れます。中でも、「Guaranteed」は明るくもどこか寂しいギターの心地いい音と青年の気持ちと重なる意志をもった声が心に沁みて、映像以上に音楽に聴き入ってしまうこともたびたび。遠くへ出掛けたいとき、不思議とエディ・ヴェダーの曲を選んでしまうのも、この映画を観たからだと思います。

ニール・ヤング「Heart of Gold」(食べて、祈って、恋をして)

平穏な結婚生活を望んでないことに気づき離婚を決意したNY在住の女性が、イタリア、インド、バリをわたる自分探しの旅を描いた映画「食べて、祈って、恋をして」(10)。彼女がイタリア・ローマで知り合った友人とパーティを開きイタリアに別れを告げる。この要のシーンで使われたのが、ニール・ヤングの「Heart of Gold」。邦題は、「孤独の旅路」。メロディはゆったりとしたカントリー調ですが、歌詞の一部「黄金の心を探し求めて、歳をとってゆく」というストレートなメッセージが力強いです。旅する時間がなくても週末ゆっくりしたい時に流してしまう一曲です。

参照元:VOGUE JAPAN

の記事をもっとみる