子供よりリモートパパ活にどハマりした夫に制裁を【前編】

コロナの流行、緊急事態宣言……会いたい人にも会えない世の中で、パパ活は進化を遂げました。

ネットショッピングの商品券や、投げ銭システムを使ってパパからお金をもらう「リモートパパ活」は、在宅勤務の増えたパパにとっても、久しぶりのヒールで靴ずれをせずに済む女の子にとっても、好都合。

でも、いつまでも隠しごとが続くわけがありません……

リモートパパ活が妻バレしたら、どうなるのか。ここに一つの例をご紹介します。

リモートワークでも変わらず良きパパだった

夫は仕事柄ほとんど出社の必要もなく、コロナの流行り初めからずっと月に1、2回の出社で仕事をこなしていました。
テレワークになったおかげで、朝が苦手な夫を起こす手間も、早めにお弁当を詰める必要もなくなり、2人の子どもを育てる私にとってもすごくありがたいことでした。
家にいても仕事は忙しそうで、なかなか夜ご飯を一緒に食べられないこともありますが、それでも、私たち家族のために毎日頑張ってくれている夫には感謝していました。
いつも頑張っている夫の誕生日には、娘と息子にデコレーションを手伝ってもらったケーキでお祝いをして。
子どもたちにとっても「大好きで優しいパパ」でした。

子どもの誕生日。あやしい夫の行動

下の子のお誕生日が運命の日になってしまうとは、このとき誰も想像していなかったことでしょう。
息子の大好きなチキンナゲットとプチトマトをたくさん用意して、夫の仕事が終わるのを待っていたのですが……一向に部屋から出てきません。
今まで一度も子どもの誕生日を忘れたことがないので、そんなに忙しいのかな……とノックして部屋を覗くと、あわてたように立ち上がったのです。
「き、急に入ってこないで！」
「えっ、ごめん、そんな驚かすつもりじゃ……」
「大事な会議なんだから、やめてよ」
と怒られましたが……大事な会議中なら、騒いだらいけないのでは、と思いますよね。
黙ってドアを閉めて部屋を出ましたが、私はチラッと見えた部屋の中で、一つの違和感に気づきました。
夫が座っている目の前に置いてあるのは、会社支給のPCではなく、プライベート用のノートパソコンだったのです。

家族を差し置いて遊ぶなんて、裏切りです

子どもを寝かしつけてから、すっかり冷めた「ごちそう」を食べる夫に聞くと
「仕事の会議だって」「見間違いじゃないの？」
と、一切認める様子はありません。
でも、今までは子どもの誕生日の会議は全部断ってきていましたし、会社のカレンダーに入れてあるから絶対にお祝いできると話していました。
モヤモヤした私は、次に夫が出社したときにプライベートのPCを開いてみました。
履歴も証拠もなにも消さず、ありのままがそこには残っていました。
はじめ、夫がなにをしているのかわかりませんでした。
ただ若い女の子と会話しているように見えましたが、よく見てみると、金銭が発生しているのです。
リモートパパ活。
やっとのことで、相手女性の発言から見つけた言葉がすべてを物語っていました。
パパ活と言うくらいですし、いかがわしいことをしている様子はありませんが、可能性はあります。

不倫の罪に問えないパパ活でストレス発散していた夫

なによりも私が許せなかったのは、仕事だと言っていた息子の誕生日がパパ活相手の女性の誕生日と被っており、そのお祝いをしていたということ。
そうでない日も、家族みんなの食事の時間を犠牲にして若い女性とおしゃべりしていました。
あぁ、これは「不倫じゃないから」とか言い訳されるんだな、と一瞬で想像がつきました。
でも、家族を蔑ろにされて黙っている私ではありません。
許してはならない裏切り行為。
リモートパパ活にうつつを抜かしている夫にどんな制裁を加えようか、半ばワクワクしながら考える日々が始まりました。
このエピソードは、後編へ続きます！
後編は11月8日（月）20:30に公開予定！お楽しみに！
（廣瀬伶/ライター）