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アリスがゆく!日本のモンサンミッシェル「壱岐」で過ごす夏休み-前編-

  • 2015.7.24
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アリスがゆく!日本のモンサンミッシェル「壱岐」で過ごす夏休み-前編-

【アリスがゆく!】vol.5 文・斉藤アリス

こんにちは!「NO 旅,NO LIFE」の旅モデル、斉藤アリスです。私の旅の記録をゆるりと綴っていくこのコーナー。

第2回目の目的地は「壱岐島」。

みんなが一斉にバカンスをはじめる夏休み。「どこへ行っても人でいっぱい。結局やすらぐ隙もなし。トホホ」、なんて悲しすぎる夏休みをおくる前に、チェックしてほしいのが今回の特集。

韓国と日本の間にある小さな楽園「壱岐島」

博多港からフェリーで2時間20分。 韓国と長崎のちょうど真ん中あたり、対馬の南東にある小さな島が「壱岐島(いきのしま)」。

壱岐へは、博多港からフェリーで2時間20分、高速船なら65分で到着。壱岐に住む島民の数は3万人弱。非常にのどかな島で、24H営業のコンビニはポプラが一軒だけ。面積は東京都の16分の1程という小ささながら、太古の昔から大陸と日本を繋いできた「日本で一番歴史の深い島」といっても過言ではありません。

今回は、そんな知られざる壱岐の魅力を、2回に渡ってたっぷりご紹介します。前半では、「神々の島」と呼ばれる壱岐ならではの絶景ポイントにフォーカス。

「私、写真の腕があがったかも?」と勘違いしてしまうくらいに、壱岐にはフォトジェニックスポットがいーっぱいなんです。今回はその中から厳選した4つを紹介。

1.壱岐のモンサンミッシェル

壱岐島へ到着して、辺りを見回すと、さっそく気になるものを発見!

陸から見た小島神社。 「おやっ?あんなところに鳥居が?」

沖の方にひょっこり浮かぶ小島を発見。聞けば、あそこにある「小島神社」へ参拝すると恋愛のお願いが叶うという。なるほど。これはどんな手を使ってでも行かなければっ。

でもどうやって?

み、道が!! な、なんと!しばらくすると参道が出現!神社を参拝できるのは、干潮で海の水位が下がったとき、一日のうちほんのわずかな時間だけ。太陽と月の引力によって守られている、とっても神秘的な神社なんです。

上陸!! すかさず小島へ上陸。

普段は海に沈んでいる参道では、突然の干潮に逃げおくれた蟹さんが慌てていました。海に囲まれた小さな空間は地球のおヘソに来たような、なんとも言えないしっとりとした雰囲気。小島神社は、小枝すら持ち帰ることが禁止されている神域。蟹さんも神様のペットというわけです。

あれ? でも「小島神社」なのに、神社がない!?

こんなところに階段が。 ぐるりと島の反対側へまわったところに、灯籠(とうろう)を発見! きっとこの階段が、小島神社の本殿に続いてるに違いない。

一枚500円。お札ゲット♡ ついに辿り着いた「小島神社」。なんと立派なお札まで売っていました。誰もいないのでお支払いはセルフサービス。入念に恋愛祈願をしたところで、足早に退散。早くしないと参道はまたすぐに海の底へ沈んでしまうからね。渡れるかどうかは、自然のタイミング。小島神社へお参りするには、大きく潮位が下がるタイミングを事前に調べておくことが肝心です。

2.沖縄超え!無人島のふわっふわビーチ

壱岐島の周囲には、23個の小さな島がたくさんあります。そして、そのどれもが無人島ならではの手つかずの自然をそのまま残しています。なかでも特に美しいのが「辰ノ島(たつのしま)」。壱岐対馬国定公園の特別保護地区に指定され、全島天然記念物となっているほど。砂浜は、壱岐随一の透明度といわれています。なんと壱岐では、クルーザーを使ってその島へ上陸することが可能なんです!

さっそく私も行ってみることに。

こんなに近くに! 船に乗り馴れていないせいか、思った以上の波の高さにキャッキャ言いながら、広がる絶景にまたキャッキャ。長い年月をかけて荒波に削られた、50メートルの断崖絶壁がすぐ目の前に。陸の上からでは味わえないほどの迫力!!

船の上から私が撮った一枚。「海の宮殿」と呼ばれている。 そしてこの海の色!

辰ノ島周辺の海は「ドラゴンブルー」といわれ、島に近づくにつれてだんだんと鮮やかな色になるから不思議。海底にウニがいるのが見えるほど、海が透き通っています。海底にきらめく波光が神々しい。

辰ノ島の海水浴場。とっても静か。 あっという間に無人島上陸。クルーザーを使わないと行けないこともあり、島民でもあまり上陸する機会はないんだとか。

壱岐にはたくさんのビーチがあり、シーカヤックやジェットスキー、サーフィンなどのマリンスポーツも楽しむこともできます。また、ダイビングでは自然そのままのキレイなサンゴを見る事が可能。まさに秘密の楽園。

砂がふわっふわー♡ 私が一番ビックリしたのは、砂のやわからさ! 波打ち際にしばらく立っていると足が沈んでしまう程、柔らかい。こんなに柔らかい砂は人生初。

アリス参上! また、壱岐島にもいくつかの砂浜があります。きれいなのは無人島の砂浜だけじゃないんです。海水浴場の側には、キャンプ場からバーベキュー広場、テニスコートまであるから、泳いだあとも一日楽しめちゃいます。

その日の気分に合わせて、好きなビーチへ行き放題。壱岐放題なんです!

3.トトロの木

「神々の島」と呼ばれる壱岐には、1000年以上の歴史を誇る神社がそこらじゅうにあります。

それもそのはず。壱岐島(いきのしま)は、最古の歴史書といわれる「古事記」に、日本で5番目に生まれた島として登場。紀元前から文明を築いていた最先端の場所でした。さらに、それよりもっと古い中国の歴史書「魏志倭人伝」にも登場。「一支国(いきこく)」という名で、日本の本土よりもずっとずっと前に、海外デビューを果たしているんです。

そんな歴史ある神社の一つ、「水(みずの)神社」には壱岐で一番大きないちょうの木があります。樹齢なんと1000年以上。2回も落雷に遭い、焼けてしまい、真ん中に大きな穴がポッカリと。

大きな木の中にスッポリ。 その穴は、人が3人くらいは入れる大きさ。まるでトトロの住んでいる木みたい。なんとも神秘的! 中はひんやりと涼しくって、とっても落ち着く。木の呼吸を感じるってこういうことなのね。しかもこの木、こんなにおおきな穴が空いても、まだ生きているというから驚き!!二度の瀕死状態を経験して尚、こんなにどっしりと、しっかり根を張って生き続ける木。なんて凄まじい生命力!

たっぷりパワーをもらっちゃいました。

4.おサルにキッス♡

壱岐島は、荒波で削られたたくさんの断崖絶壁に囲まれています。それらの岩の形はどれも個性的。その中でもいま注目度ナンバー1の岩がこちら。

チュッ♡ これは!どうみても、おサルにしか見えない!!

この巨大な岩は高さ45メートル、その名も「猿岩」。このおサルとキッスする写真をインスタにアップする人が現れ、今にわかにブームになっているんです。これはね、わかっててもやりたくなっちゃう。。そしてインスタで見せびらかしたい衝動にかられちゃうんです!!

このおサル、どこかそっぽを向いているような。実はおサルの背中の方向には砲台跡があるんです。

東洋一の大きさ! 戦争時代の遺跡を見つめるおサル。なんだか感慨深いですね。「反省猿」ならぬ、「反戦猿」。(古い?)

ということで壱岐の旅-前半-は以上。どれも離島ならではの絶景。「神々の島」と呼ばれるのも納得ですね。「壱岐の旅-後半-」では、海の幸に地酒にお肉!壱岐のグルメを堪能します。お楽しみに♡

まだまだアリスの旅はつづく。。。

次回、アリスが目撃したものとは!?

Information

壱岐への行き方

◆福岡空港 ⇒ 博多ベイサイドプレイス

福岡空港 ⇒ 地下鉄空港線(5分)博多駅 ⇒ 西鉄バス(17分)ベイサイドプレイス

(詳しくはコチラ)

◆博多港ベイサイドプレイス ⇒ 壱岐

<フェリーの場合>

博多ベイサイドプレイス ⇒ (2時間20分)壱岐

乗船料:1980円(片道)

<ジェットフォイルの場合>

博多ベイサイドプレイス ⇒ (65分)壱岐

乗船料:4040円(片道)

(詳しくはコチラ)

辰ノ島クルーズ

◆島めぐり遊覧

所要時間:約40分

料金:大人1,500円、小人750円

お問合せ:0920-42-2020(JF勝本町観光案内)

(詳しくはコチラ)

※辰の島への上陸は、プラス500円(小人250円)。12月〜2月はお休み。

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