1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. PMSのときにチョコが食べたくなるのはなぜ?

PMSのときにチョコが食べたくなるのはなぜ?

  • 2021.10.29
  • 1616 views

月に一度、ヘルシーな食生活を続けるのがつらくなるときがあるのは多くの女性が知るところ。その科学的な根拠が判明したらしい。オーストラリア版ウィメンズヘルスより詳しく見ていこう。

生理が始まる直前に幸福感が低下して気分が落ち込むことってあるよね? 肌と栄養の専門家フィオナ・タック氏によると、ホルモンバランスが不安定になることでチョコレートのような炭水化物とマグネシウムを多く含む食べものに走ってしまいがちになるんだそう。

「エストロゲンとプロゲステロン濃度のバランスが崩れると、気分をよくするホルモンであるセロトニン濃度が下がります」とタック氏。「炭水化物はセロトニン濃度を高めるため、炭水化物を多く含む食品が食べたくなることがあります。PMSはホルモンバランスに関与するミネラルであるマグネシウムの低下と関連することが多く、マグネシウムの低下はチョコレートへの欲求につながります」

よいニュースとしては、ダークチョコレート、生カカオ、緑色葉野菜、生のナッツやマメ類といったマグネシウムを多く含むものはPMSの症状を軽減するのに役立つと、フィオナ・タック氏は話す。

ビタミンB6を多く含む食品は、ホルモンのバランスを整えるために肝臓で必要とされ、不安やイライラを低下させる効果があるそう。このような食品には、鶏肉、七面鳥、サーモン、ヒマワリの種、ピスタチオ、ナスなどがある。

また、生のナッツや豆類、レバー、牡蠣、赤身の肉など、亜鉛を含む食品にも注目してみよう。リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)や、ホルモンに重要とのこと。

ただ、避けた方がいい食品もいくつかある。

「栄養価が低く、塩や砂糖が多く含まれる加工食品は避けた方がいいでしょう」とタック氏。「これらは膨満感をもたらし、さらに食欲がアップしてしまいます」

「糖はPMSの症状を和らげる大事なミネラルであるマグネシウムを体内で消耗してしまうため、糖が多く含まれる食物や飲料は止めましょう」

チョコレートはほどほどに、これらの食品にトライして気分をよくしよう!

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Erin Rooney Translation: Asami Akiyama

元記事で読む
の記事をもっとみる