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クリス・ヘムズワース、MCUで「仲間はずれ」にされたと思い絶望したことがあった

  • 2021.10.27
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MCU作品でマイティ・ソーを演じているクリス・ヘムズワースが、かつてMCUから「消された」と思い絶望した経験を振り返った。(フロントロウ編集部)

10年にわたってソーを演じているクリス・ヘムズワース

2011年に公開された映画『マイティ・ソー』で主人公のソー役に抜擢されて以来、10年にわたってソーを演じ続けてきたクリス・ヘムズワース。2022年7月8日には、『マイティ・ソー』シリーズの4作目となる新作『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(Thor: Love & Thunder)』の全米公開も予定されており、今後もMCUを引っ張っていく1人としての活躍が期待されている。

画像: 10年にわたってソーを演じているクリス・ヘムズワース

2019年に公開された『アベンジャーズ/エンドゲーム』をもって、アイアンマン/トニー・スターク役のロバート・ダウニー・Jr.やキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース役のクリス・エヴァンスらがMCUから引退したことで、MCU俳優のなかでもベテランの域に入ったクリス・ヘムズワースだが、彼はこれまでに一度、“MCUから追放されたかもしれない”と焦ったことがあったという。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を事前に知らなかったというクリス・ヘムズワース

それは、11作目となるMCU映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』が封切られた2015年のこと。2016年には、アベンジャーズ内で起きる内紛も描かれることになる『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の公開が控えていたのだが、同作にはソーは登場しないこともあり、クリスは『シビル・ウォー』について何も聞かされていなかったため、『エイジ・オブ・ウルトロン』のプレスツアー中に、ちょっとしたパニックになってしまったという。

画像1: 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を事前に知らなかったというクリス・ヘムズワース

「『エイジ・オブ・ウルトロン』のプレスツアーをしていた時に、みんなが『シビル・ウォー』の話をしていたのを覚えている。それで僕は、『“シビル・ウォー”って何? みんなでサイド・プロジェクト的なことをしようとしているの?』っていうことを訊いたんだ」とクリスは10月19日に刊行された書籍『The Story of Marvel Studios: The Making of the Marvel Cinematic Universe(原題)』のなかで明かしている。

「そうしたら、みんなは『違うよ。キャプテン・アメリカだよ。知ってるだろ? 次回作が『シビル・ウォー』なんだ』って言ってきてね。『ちょっと待った。アイアンマンも出るの?』って僕が訊くと、『そうだよ。けど、アイアンマンだけじゃない。ヴィジョンも出るし、スパイダーマンも出る』って言うんだ」。

自身が演じるソーが出演しないことに焦ったクリスは、スタジオに直接、自分は何か別のプロジェクトが用意されているのかと訊きに行ったそう。しかしながら、事前のネタバレに厳しいことで知られるマーベルとだけあって、担当者から返ってきた返事は、「君は君自身のことをやるだろう」という曖昧なものだったという。

クリスは当時の“絶望感”を次のように振り返っている。「『終わりだ。僕は消されたんだ』って思ったよ」。

画像2: 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を事前に知らなかったというクリス・ヘムズワース

もちろん、クリスは決してMCUから追放されたわけではなく、『シビル・ウォー』にはソーが出演しなかっただけというオチ。その後、2016年に公開された映画『ドクター・ストレンジ』のエンド・クレジットで再びソーとしてMCUに帰ってきた。(フロントロウ編集部)

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