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「え、つわりじゃなかったの!?」つわりと勘違い!出産直後まで続いた症状の正体は…

  • 2021.10.27
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私は、妊娠初期のころからひどいつわりに悩まされていました。「つわりだから仕方がない」と我慢し続けていましたが、妊娠中期になっても治まる気配がなく、これはおかしいと改めて診察してもらうことになりました。その結果、つわりではなくある病気の症状だったことがわかったのです。その病気とは、出産してからもしばらく付き合わなければならないことになりました。

妊娠してからすぐ始まったつわり

妊娠して3週目からつわりの症状がありました。症状としては、四六時中胃がムカムカしているのにもかかわらず、1日中チョコレートやマシュマロを食べなければ気がすまなくなってしまったのです。

初めての妊娠だった私は、この症状はつわりだとばかり思っていて、安定期を過ぎれば良くなっていくものだと思っていました。しかし、妊娠6カ月を過ぎても症状は良くなるどころか悪くなっていく一方で、胃酸が逆流してのどに焼けるような痛みを伴うようになりました。

苦しんでいたのはつわりじゃなかった!?

妊娠6カ月を過ぎたころ、体調は回復したのに胃酸が逆流してきたりしてつらいと主治医に相談したところ、「それはつわりじゃないかもしれない」と言われ、消化器内科を受診するように促されました。受診してわかったことは、私が苦しんでいた症状はつわりではなく、逆流性食道炎という病気だったのです。

もしかしたら妊娠初期は本当につわりだった症状が、妊娠周期が進むに伴い逆流性食道炎に変化してしまっていて、それに気づくことなく、ずっとつわりだと思ってしまっていたかもしれないとの診断でした。

大きくなった子宮が胃を圧迫していた

妊娠している場合、逆流性食道炎は子宮が胃を圧迫して胃酸が逆流しやすくなり、妊娠中期からよく起こる症状なのだそうです。私はとにかく胃の不快感が凄かったのですが、内服はぜず、甘い物やフルーツなどの酸が強い物を食べるのを避け、食後2時間は寝ころばないことを徹底しました。

そして、ブラジャーの締め付け感もつらかったので、マタニティ用のノンワイヤーブラを着用しました。子どもを出産してもすぐには治りませんでしたが、出産3カ月後には症状は自然と治まりました。

逆流性食道炎になり、つらい妊婦生活になりました。あまりにずっと胃や食道に不快感があるので、不安にもなりましたが、子どもには何の影響もないことが安心材料となり、無事に出産することができました。ストレスや食べすぎなどでもなりやすい病気だそうなので、完治してからも脂っこい物などは必要以上に食べないように気を付けています。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/助産師REIKO


著者:大井絵衣

5歳男児の母。「楽しく子育てがしたい!」がモットー。台所育児を実践中で、息子が1歳のころから毎日夕飯を一緒に作るのが日課。自身の育児経験を中心に、子育て関連の記事を多く執筆中。

ベビーカレンダー編集部

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