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9年ぶり時代劇のパク・シフ、『風と雲と雨』を語る【インタビュー前編】

  • 2021.10.25
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この秋にNBC ユニバーサル・エンターテイメントよりDVDがリリースされ、U-NEXTでも独占先行配信されて話題となっている韓国時代劇ドラマ『風と雲と雨』。

同作は人気俳優パク・シフが9年ぶりに時代劇に主演したことでも注目されている。同作でパク・シフが演じるのは主人公チェ・チョンジュン。両班(ヤンバン)に生まれながら陰謀により没落するも、易学を学び朝鮮最高の観相師となる男だ。

復讐心を胸に秘めたキングメーカーとして華麗なる存在感を発揮しながら、白い韓服に身を包んだ朝廷での気品ある姿や切れのいいアクション、さらに愛する女性の前で見せる少年のように無垢な笑顔など、魅力溢れる幾つもの顔を披露。その演技は韓国でも回を重ねるごとに話題を集めたが、パク・シフ本人が語る『風と雲と雨』とは―。

そのインタビョ―内容を2回に渡って紹介したい。

パク・シフ(写真提供= 2020 TV Chosun

―演じられた役柄の紹介をお願いします。
「本作で僕が演じたチェ・チョンジュンというキャラクターは、観相師であり四柱推命学者です。知らない相手のことも、ちらりと見るだけで、その人の運命や未来を言い当てられます。それほど鋭い判断力と冷静さを併せ持つキャラクターです。すごく魅力的な人物ですね。視聴者の方々もドラマを見ながら彼の魅力に心を奪われるのではと思うので、反応が楽しみです」

―シフさんから見たチョンジュンの魅力は?
「観相師であり四柱推命学者なので、相手の本質を見抜く鋭い視線というか、あの非凡な輝きに満ちた眼差しが一番の魅力だと思います。チョンジュンの眼差しにご注目ださい。きっとハマりますよ」

―役作りではどんなことを?
「それほど特別なことはしてないんです。多くの方が四柱推命など占いに関心を持っていますよね。僕もそういう占いの基本的な考え方を参考にしました。とはいえ四柱推命の本を読みあさったり、占いの方々を訪ね歩くまではしていません。基本的な考え方を理解して参考にしただけです」

―出演を決められたポイントは?
「僕は出演作を選ぶ際に脚本を重視します。本作は初回の脚本を読んだ時からストーリーに引き込まれて、あっという間に楽しく読み終えてしまいました。その内容に共感できましたし、なによりチョンジュンというキャラクターが魅力的でした。それで出演を決めました」

―撮影を振り返っていかがですか?
「共演者の皆さんとも息が合い、監督の演出のもと素晴らしいスタッフの方々ともいい関係を築けました。おかげで、とても楽しくて幸せな時間を過ごすことができましたね。普通はドラマの撮影って疲れるものなんです。徹夜が続いたりすると、疲れて早く終わりたいと思う時もあります。でも今回は、“あと数か月でも撮影できる”と、うれしく感じながら演じていたので、むしろ終わってしまって寂しいくらいです。時代劇を撮影するのはとても大変です。『イルジメ』や『王女の男』に出演した時には、時代劇はもう無理だと思いました(笑)。でも、本作の場合はそれほど大変だとは思いませんでした。とはいえ作品のクオリティーはすばらしくて、物語が進むごとに面白くなるので、僕自身も映像を見ながらすっかり引き込まれました。全ての回が楽しめる作品というのは、なかなかないんです。しかしこの作品は、話が進むに連れどんどん面白さが増していくので、最後まで十分に満足できましたね。

―日本の視聴者にお薦めのポイントは?
「骨太な時代劇とはいえ、ボンリョンとの美しいラブロマンスも見応えがあるので、楽しみにしていただきたいです。時代劇特有の骨太さと恋愛劇の美しさがうまく調和している作品です。2人の恋の行方にもぜひご注目ください。特に蛍の出てくる場面はきれいでロマンチックですし、日本の視聴者の方にも気に入っていただけると思います」

―日本の視聴者にメッセージをお願いします。
「みなさんこんにちは。ドラマ『風と雲と雨』でチェ・チョンジュン役を演じたパク・シフです。本作をご覧になっていかがでしたか? 長く愛していただければうれしいです。これ以上の作品に出会えるかは分かりませんが、またすてきな作品でお会いしたいです。それまで、このパク・シフと『風と雲と雨』を応援してくださいね」(後編に続く)

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