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初めて観る人でも楽しめる! 新作「ターミネーター」の女子的鑑賞ポイント

  • 2015.7.22
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7月10日、ついに日本で公開した『ターミネーター: 新起動/ジェニシス』。シュワちゃんやSFアクションだけが見どころだと思っていてはもったいない! ここでは、過去のシリーズ作を観たことがなくても、女子だからこそ楽しめるポイントをご紹介します。

●まずはざっとストーリーを予習!

本作は『ターミネーター』シリーズのリブート作品。つまり、物語の必要要素とコンセプトは生かしつつ、これまでの作品との整合性にとらわれずに制作されているので、過去作を観ていない人でも楽しめるようになっています。とはいえ、ある程度の予備知識があったほうがスムーズにその世界に入り込めるので、ここでざっと予習しちゃいましょう。

『ターミネーター』シリーズは、「スカイネット」という人類を破滅させる目的を持ったコンピューターが率いる殺人機械軍と、それに対抗する「人類抵抗軍」による戦いというのが基本の構図。

本作は2029年、人類軍の指導者ジョン・コナーの母親であるサラ・コナーを殺害し、彼の存在自体を消そうと目論んだ機械軍が、1984年に「T-800ターミネーター(青年)」を送り込んだことから始まります。対する人類軍は、サラを守るため、同じく1984年にジョンの部下カイル・リースを送り込みます。カイルと「T-800ターミネーター(中年)」、そのT-800に育てられたサラ・コナーの3人が、スカイネット滅亡のために戦うというのが大まかなストーリー。過去と未来が書き換えられたために交錯する青年と中年のT-800(=新旧のシュワちゃん)の対決は必見です!

そしてその後、機械軍による人類滅亡を止めるべく2017年へとタイムスリップしたサラとカイルは、人類を抹殺しようする新型「T-3000ターミネーター」に出会います。しかし、T-3000はスカイネットに改造された人間だということがわかります。はたしてその正体とは…!?

●悲しい運命と戦う切ない恋心にも注目

過去作同様、サラと結ばれはするものの、カイルの未来にはとある宿命が待っています。それを知っているサラは、何も知らないカイルから好意を持たれても複雑な想いを抱き続けます。その宿命をサラがカイルに打ち明けるシーンには、キュンとしてしまうこと間違いなし。

戦士として戦う強さでカイルへの想いをはねのけながらも次第に惹かれていく気持ちと、運命をどう受け止めようかと葛藤するサラにぜひ注目を! 人類を救う戦いを強いられたサラの、切ない恋愛ストーリーとしても観ることができるんです。

●娘の彼氏を見定める、厳格なお父さんのようなシュワちゃん

本作でシュワちゃん演じるT-800ターミネーター(中年)は、彼に育てられたサラが「おじさん」と呼んで慕っているほど人間味あふれる機械。「サラを守る」ということだけがインプットされており、サラに危険が及べば身を挺して戦い抜きます。その姿はまるで娘を守る父親のように映ります。

そんな彼と同じくサラを守ろうとするカイルも、彼女を思うあまりT-800を敵対視したり、どう接していいのか困惑したりして、まるで彼女のお父さんに結婚の許しをもらうために立ち向かう彼氏のよう。彼女を大切にするという行動だけで示していく彼氏の誠意が、感情表現が苦手でロボットのように堅物な父親にどう伝わっていくのか…? そんな視点で観てみると、父親に結婚を認めてもらうポイントが学べるかもしれません。

『ターミネーター』の名台詞「I'll be back」はもちろん、サラによって人間のような感情表現ができるように教育されているT-800がぎこちない笑顔を作るシーンがとても可愛いので見逃さないでくださいね。3D版で映像のド派手さを楽しむも良し、2D版でストーリーをじっくり楽しむのも良し。ぜひ映画館で鑑賞してみてください。

(石狩ジュンコ)

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