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何度も食べたくなる美しきヴィーガンラーメン!豊洲「チームラボプラネッツ」でアートと食欲を満たす秋

  • 2021.10.15
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今までに見たこともないような心揺さぶられるアート作品が楽しめる東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」。2021年10月8日(水)からは、野外フードスタンドが大幅リニューアルされ、そこではなんとヴィーガンラーメンが味わえるほか、フラワーショップもオープンし、また新たな楽しみが加わりました。とはいえ気になるのが、ヴィーガンラーメンの味。いったいどんなラーメンなのか、実際に確かめてきました!

野外フードスタンドがリニューアル!

ゆりかもめ・新豊洲駅から徒歩1分の場所に位置する「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」。

入ってすぐに、今回リニューアルした野外フードスタンドがあり、ここで京都発のヴィーガンラーメン「Vegan Ramen UZU Tokyo(ヴィーガンラーメンウズトウキョウ)」の味わいが楽しめます。京都では2020年3月にオープンし、1時間待ちの行列ができるという話題のお店なんです。

味わえるメニューは、ヴィーガンラーメンのほか、ヴィーガンアイス、ドリンクなど、食事はもちろん、ホッと一息つくこともできます。

ということで、今回の議題「ヴィーガンラーメンとは、いったいどんなラーメンなのか」を確かめるべく、「チームラボプラネッツ」 だけでしか食べられないという特別メニュー「ヴィーガンラーメン花(冷)」をチョイスしてみました。

当然、動物性食材は一切使用しておらず、つまりはチャーシューや煮玉子も入っていないはず。通常のラーメン店では、その2つを必ずトッピングする筆者。果たして“ラーメン”として満足できるものなのか・・・と、ちょっぴり不安を抱いてしまったその瞬間、「おまたせしました」と目の前に現れたラーメンは、衝撃の美しさ!

梶谷農園のエディブルフラワー(食用花)を贅沢に使用し、そのメニュー名のとおり「花」だらけ。一瞬、ラーメンということを忘れ、思わずうっとりしてしまいます。

Floating Flower Garden(C)チームラボプラネッツTOKYO DMM

このラーメンらしからぬ華やかさは、チームラボプラネッツの新作「Floating Flower Garden」を思い起こさせ、施設観覧後のホクホクした心とリンクします。

崩すのがもったいないくらいの美しさですが、まずはスープを一口。醤油をベースに、甘味とほどよい酸味が広がり、そのあとに旨味が残ります。上品な味わいでありながら、甘味と酸味のバランスが絶妙でガツンとくるコクもあり、ラーメンスープ特有の「もう一口飲みたい」というクセになるような味わいが広がります。一口目ですでに「あれ?普通のラーメンとあまり変わりないかも・・・」と感じ、食欲が増していくのがわかります。

ここで食べられるすべてのラーメンスープは、羅臼昆布と国産椎茸に玉ねぎ、セロリ、生姜、ニンニクなどを使用し、12時間じっくり水出ししたあと、低温で煮出しているのだとか。これらの旨味がギュッと詰まっているのが、口にするたびに伝わってきます。

さらに、麺も文句なしのおいしさ!ツルっとした食感と嚙みしめるのも楽しくなるほどの強いコシ。冷やしのラーメンにピッタリです。これは、北海道産小麦をベースに有機農業の町・宮崎県綾町の無農薬全粒粉を加えているのだそう。

可憐な花々も、ラーメンの具材としてはどうなのかと疑問に思いつつ、口に入れてみると意外にも独特な苦みや香りなど、薬味のようでラーメンによく合い、驚きの連続です。食べ進めると、まるでそぼろのような細かくカットされた椎茸なども出てくるため、味わいがどんどん深まっていきます。生姜もたっぷりと入っており、後味もスッキリ。

また、最後には、ローズウォーターの炭酸水でスープ割りも楽しめるのが、おもしろポイント。シュワッと喉に刺激を感じながら、ふんわりローズの華やかな香りが漂います。味変としても楽しめるので、ぜひスープの最後の最後までお楽しみを。

食後に感じる嫌な重さもなく、純粋に「おいしかった」という感想がしっくり。「ヴィーガンラーメンで満足できるのか」と思っていた数分前とは嘘のように、「ほかのラーメンも食べてみたい」という気持ちに変化していたことに、自分でも驚いたのでした。

◇ヴィーガンラーメン花(冷)

単品:1,980円(税込)

写真は、ヴィーガンラーメン花+ドリンク+Gallery(虚像反転無分別)入場

価格:¥2,860(税込)

【そのほかの「ヴィーガンラーメン」メニュー】

◇ヴィーガンラーメン茶

価格:1,650円(税込)

◇ヴィーガンラーメン醤油

価格:1,320円(税込)

◇ヴィーガンラーメン味噌(辛)

価格:1,320円(税込)

食べるときも、アートとともに

ちなみに、このビーガンラーメンは「ひとつなぎのベンチ」や、店舗前にある鏡張りのテーブル「空と火のためのロングテーブル」で食べることができます。

虚像反転無分別(C)チームラボプラネッツTOKYO DMM

屋内で食べたい、もっとアートを感じたいという方は、新たに公開されるチームラボの作品「虚像反転無分別」の空間でラーメンを食べることも。室内に書かれた「空書」は、作品空間の中を同一方向に回転しているのですが、意識によって、書は、左回りにも、右回りにもなるのだとか。幻想的な雰囲気の中で味わえるのも、「チームラボ」ならでは。

フラワーショップもオープン!

また、2021年10月8日(水)にオープンしたフラワーショップ「teamLab Flower Shop」では、「チームラボプラネッツ」 にて7月から公開をスタートした新作「Floating Flower Garden:花と我と同根、庭と我と一体」で使用したランが入ったトートバッグを購入することができます。

この「Floating Flower Garden:花と我と同根、庭と我と一体」には、1万3,000株以上のランを使用しており、毎日約300株のランを夜通し交換して作品を維持しているのだとか。その300株は、破棄されることなく一部は肥料化し、またその一部は、このフラワーショップで購入することができます。花が散ったあとも生き続けるランは、何度も咲き、数十年と生きることも。

ショップでは、多様なランが入ったトートバッグや、一株ごとに購入することもできます。また、ほかの展覧会場では販売していない「チームラボ」オリジナルグッズも多数そろえているため、家に帰ってもその世界に浸ることが可能ですよ。

【Vegan Ramen UZU Tokyo】

開始日:2021年10月8日(金)~

10月営業時間:平日11:00〜19:00、土曜10:30〜20:00、日曜10:30〜19:00

【teamLab Flower Shop & Art】

10月営業時間:平日11:00〜19:00、土曜10:00〜20:00、日曜10:00~19:00

定休日:チームラボプラネッツ休館日に準ずる

※天候により一部休業の場合あり

※新たに公開する作品空間《虚像反転無分別》は、別途入場料が必要です。チームラボプラネッツの来館者以外もご利用可能です。

※作品《空と火のためのロングテーブル》での飲食は、スタンディング形式となります。

人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング(C)チームラボプラネッツ TOKYO DMM

はだしとなって五感をフル活用しながら楽しむアート空間「チームラボプラネッツ」。入った瞬間、今までの思いや悩みなどがスッと脳から抜け、異空間にプカプカと浮かんでいるような感覚に浸ることができます。不思議なアートの世界に深く入り込み、現実の世界に戻ってきたら「ヴィーガンラーメン」で食欲を満たす・・・。芸術と食欲の秋を、ここ「チームラボプラネッツ」でどっぷり楽しんでみてはいかがでしょうか?

チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com

住所:東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO

開館時間(10月):平日10:00〜19:00、土曜9:00〜20:00、日曜9:00〜19:00

*最終入場は閉館の1時間前

※開館時間が変更になる可能性がございます。公式ウェブサイトをご確認ください。

チケット料金:大人(18歳以上) 3,200円、大学生・専門学生 2,500円、中学生・高校生 2,000円、小人(4歳 – 12歳) 300円、3歳以下 無料、シニア(65歳以上) 2,400円、障がい者割引 1,600円

[All photos by Koume]

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