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ディズニープラスがアジア太平洋地域(APAC)初のコンテンツ・ショーケースを開催、「スター」でグローバル&ローカル作品を拡大

  • 2021.10.14
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ウォルト・ディズニー・カンパニーが、Disney+ (ディズニープラス)のアジア太平洋地域(APAC)における初のコンテンツ紹介イベント「APACコンテンツ・ショーケース」を東京で開催した。(フロントロウ編集部)

Disney+ (ディズニープラス)で「STAR」が10月27日ローンチ

APACコンテンツ・ショーケースのオープニングに登壇したウォルト・ディズニー・カンパニーAPACプレジデントのルーク・カンは、ディズニープラスが2019年のローンチ以来、1億1,600万人まで登録者数を伸ばしたことを明かし、2021年11月から韓国、香港、台湾が加わることで、APACでのマーケットが11に拡大されることを喜んだ。

イベントのメイントピックとなったのが、ディズニープラスに10月27日朝8時から追加される新しいブランド「スター(Star)」。

これまでディズニープラスでは、ディズニー、マーベル、スター・ウォーズ、ピクサー、ナショナル ジオグラフィックのコンテンツが楽しめたが、ディズニーは他にも、ディズニー・テレビジョン・スタジオ、FX、20世紀スタジオ、20thテレビジョン、タッチストーンなど、超人気作品を誇る制作スタジオを抱える。

スターでは、こういったスタジオからの作品をラインナップ。新エピソードの配信が待たれるドラマ『ウォーキング・デッド』やオスカー受賞映画『ノマドランド』などの名作のほか、セレーナ・ゴメス主演のドラマ『マーダーズ・イン・ビルディング』や話題のLGBTQ+ドラマ『Love, Victor』、パメラ・アンダーソンとトミー・リーを題材にした自伝映画『Pam & Tommy』、カーダシアン家の新作リアリティ番組など、エンタメやポップカルチャー好きが気になる作品が続々と配信を予定している。

イベントに登壇したFX Entertainmentプレジデントのエリック・シュライラーは、「」とコメント。FXでは、『アメリカン・ホラー・ストーリー』や『アメリカン・クライム・ストーリー』のほか、フロントロウで注目の見上陸作品として取り上げた『Reservation Dogs』など、人気シリーズから注目の新作まで豊富なコンテンツがあり、今後スターで配信されていくと見られる。

スターではAPACローカルコンテンツも強化

ディズニーは今回、2023年までに50作を超えるAPACオリジナル作品に取り組むことを発表。日本からの6作を含む、APACオリジナル作品18作も初披露した。

この新しいプロジェクトには、業界を牽引するコンテンツ・クリエイターによるオリジナル作品が含まれる他、多くの人気スターが出演するドラマ、コメディ、ファンタジー、ロマンス、SF、クライムサスペンス、ホラーといった実写シリーズから、日本、韓国、インドネシア、グレーター・チャイナ、オーストラリアを含む複数のマーケットのバラエティー番組、ドキュメンタリーやアニメまでがラインナップ。これらのAPAC新作は、各地域の状況に応じて今後配信を予定していくという。

ウォルト・ディズニー・カンパニー・アジア・パシフィックのプレジデントであるLuke Kang(ルーク・カン)は、「ウォルト・ディズニー・カンパニーは、これまで何十年にもわたり、消費者にエンターテイメントをお届けし、この地域のクリエイティブ・エコシステムにとって不可欠な役割を果たしてきました。今日、私たちは、ディズニーのグローバルなリソースと、APACの最高峰のコンテンツ・クリエイターたちを組み合わせ、ディズニープラス向けオリジナル・ストーリーの企画制作に、新たに着手することを決意いたしました。OTTサービスが主流となり、APACから世界最高峰のコンテンツが登場し、消費者の評価もより厳しくなる中、この地域で最高峰のコンテンツ・クリエイターたちと深く協力し、世界中の観客に向けて他に類を見ない物語を提供する絶好のタイミングであると、私たちは確信しています」と語った。

APACの主な新作コンテンツ

  • TBSとの取り組みによって実現した『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』。受賞歴がある俳優の鈴木亮平と賀来賢人が出演する医療ドラマ。
  • 音楽、フィギュア、ゲーム、アニメなど幅広く展開され世界的に人気のキャラクターである「BLACK★ROCK SHOOTER」の日本のリブートアニメ『ブラック★★ロックシューターDAWN FALL』をディズニープラスで見放題独占配信。
  • 日本のウェブ漫画アプリ「少年ジャンプ+」で累計1.3億PV以上を誇る日本を代表する漫画作品の1つ『サマータイムレンダ』を原作とするアニメをディズニープラスで見放題独占配信。
  • ディズニープラスと劇場でしか見られない『ブラックピンク:ザ・ムービー』。チャートでトップに輝く韓国のポップ・グループの結成5周年を記念して、彼らに追ったドキュメンタリー作品。
  • アクション・ヒーロー・サスペンス『ムービング(原題)』。自分たちに普通ではない能力があることを知る3人のティーンエイジャーを描いたカンフル氏によるウェブマンガが原作の究極の大ヒット作品。
  • 韓国のトップ俳優チョン・ヘインとブラックピンクのジスが出演するロマンティック・メロドラマ・シリーズ『スノードロップ(原題)』。2019年にメガヒットを記録した韓国ドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』のクリエイターたちが生み出す若いカップルのハートウォーミングなストーリーで、今年最も期待されるドラマのひとつ。
  • 韓国のエリート・ポリス・アカデミーを舞台にした青春ロマンティック・シリーズの『ルーキーズ(原題)』。K-POPアイドルのカン・ダニエルがドラマ・デビューを飾る。
  • 同名タイトルのヒット映画を原作にした『スサー・シンヤル (バッド・シグナル)(原題)』。西ジャワの高級リゾートホテルを運営するホテルの従業員たちを描いたコメディ・ドラマ・シリーズ。
  • 受賞歴のある映画監督ジョコ・アンワルのクリエイティブなビジョンの元で、スクリーンプレイ・ブミランジット社が制作する『ブミランギット(原題)』の第1弾シリーズが近々開始。
  • 才能豊かなチェン・ボーリンが出演する『スモール&マイティ(原題)』。彼にとって「イタズラな恋愛白書」以来となる台湾ドラマへの復帰作品であり、自分探しを描いたコメディ・ドラマ。
  • 歴史ドラマの『デリカシーズ・デステニー(原題)』。ベテラン・プロデューサーのユー・ジョンによる「瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」の成功に続く最新企画で、食を題材にしたラブコメ作品。
  • ディズニープラス初のオーストラリアのドキュメンタリー作品『シップレック・ハンターズ(原題)』。西オーストラリアの膨大な沿岸における難破船のミステリーに迫る。

APACによる新作コンテンツのラインナップを披露したディズニーのAPACコンテンツ&デベロップメント責任者のジェシカ・カム-エングルは、次のように述べた。「私たちのコンテンツ戦略の中心にあるのは、この地域で最高峰のストーリーテラーたちと共に仕事をすること、そして、私たちのブランドが持つ力とスケール、卓越したクリエイティビティへの熱い想いを活用することです。APACの受賞歴があり新進気鋭のクリエイティブな才能ある方々と協力して取り組んでいくこと、そして、この地域独自の文化や社会のダイナミズムを反映する本物のストーリーを世界中の観客に向けて共有することを、私たちは心から楽しみにしています」。

Disney+ (ディズニープラス)の新ブランド「スター(Star)」は、10月27日朝8時よりローンチ。(フロントロウ編集部)

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