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コスメは不要? 表紙担当のヘア&メイクが使う「メイクの変わりになる」テクニック

  • 2021.10.9
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ナチュラルに美しさを
引き立てるプロの考え方
GISELeの表紙をはじめ、多くのビジュアルのヘア&メイクを手がけるヘア&メイク・塩澤延之さんの撮影前のメイクルームや、撮影中の雑談から拾ったひと言を、再取材してまとめた本企画。コスメにも精通しているプロが「コスメに頼らない方がいい」と考えるときは? 過去に担当したスタイルに沿って「メイクのかわりとなる役割」を裏取り。※掲載している写真はすべてGISELeのバックナンバーのものです。

【PROFILE】
ヘア&メイク:塩沢延之さん
mods hair所属。GISELeでは表紙のヘア&メイクも手がける。肌の質感を生かしたような、洗練されたナチュラルな雰囲気をつくり出すメイクに多くの支持が集まる。


001.
逆らうようにかき上げて「美人な強さ」



「何事も”本来とは違う見え方”に目がとまるのと同じで、いつもの分け目からずらした位置で毛流れと逆にかき上げるだけ。自然なのにダイナミックで、エレガントなのにハンサム。かき上げ方1つで美しさも強さも同時に表現できると考えています」



002.
カチューシャには理由が欲しい


「このクラシックなカーディガンを見たとき、ポンパドールが似合いそうと思ったのですが、やりすぎにも見えかねない。カチューシャからのぞく前髪に少しボリュームを持たせる程度で、それに近いレトロっぽさがよりリアルに。

そのままつけると地味にもなりうるカチューシャは、たとえば服からヒントを得たテーマを応用すると完成度が上がります」



003.
リップを塗らないで血色を上げる



「おかっぱボブ、でも大人、という絶妙なバランス調整のために選んだのは、唇の周りのトーンをコンシーラーで整えて、唇本来の血色をきわ立たせるという発想。

リップメイクに手間をかけることだけが、唇をキレイに見せるとは限らない。凹凸のある口角や上唇の山など、”唇周辺”のパーツを整えるほうが自然体なムードが漂い、リップで色を足すよりも逆に大人」



004.
輪郭はうぶ毛で変えられる


「たとえば右のようにモードな白を着る日。うぶ毛を消すようにファンデでカバーすることで、額が四角い印象になり、意思を持った表情へ。

左はシャツや眼鏡にどこか”おじさんっぽい”愛嬌を感じたので、分け目をずらしてタイトにまとめたあと、うぶ毛だけ逆毛を立ててわざとまじめさを意識してキャラクターを確立。パーツの中でムダとも思われがちなうぶ毛は、実は輪郭形成のカギを握る存在」

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