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三鷹市「アサヒトレンド21」の水風呂は井戸水を使った柔らかめの水質で極楽だった【連載】TOKYO銭湯ザンブリコ(16)

  • 2021.10.9
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ソーシャルディスタンスな散歩を満喫したら、街角の銭湯でザンブリコ――。散歩と銭湯巡りをこよなく愛するコラムニストの島本慶さんが、東京の魅力的なコースへとお連れします。第16回は、三鷹市の三鷹駅からスタートです。

三鷹にある評判のいい銭湯

JR三鷹駅まで出掛けました。

というのも駅の南口前のCORALってところの5階に三鷹市美術ギャラリーってのがあって、そこで10月10日(日)まで、漫画家の諸星大二郎さんの展覧会(10時から20時まで。月曜休み)をやっているからです。

でまぁ実は近くに銭湯が2軒あって春の湯(三鷹市下連雀)とアサヒトレンド21(上連雀)がやたら評判がいいからです。

個人的な話ですが、私は以前にこの春の湯さんには入ってて、今回はアサヒトレンド21さんに入るつもりで出掛けました。それにしてもこの2軒とも駅からわりと近いってのがうれしいねぇ。

ところで散歩のつもりで出掛けた諸星大二郎さんの展覧会はスバラシかったです。そんなわけで、この展覧会が大変面白くて、私つい1時間以上かかって見て楽しませていただきました。興味のある人はぜひ。

サウナに順番待ち

それにしても散歩というか何というか、いい時間をすごさせてもらってからさて、目的であるアサヒトレンド21に向かいます。

でも三鷹の街がこんなにキレイになっているのには驚きです(最近はどの街もそうか?)。商店街を抜けてウロウロしてると、見えてまいりましたよ看板が。

ん? へーえ、駐車場なんかもあるんですな。それにちゃんとしたコインランドリーもあるし、それにしてものれんがかかってないのが気になります。

三鷹市上連雀にある銭湯「アサヒトレンド21」(画像:島本慶さん制作)

看板には「ゆトレンド21」と出てますが、何やらスーパー銭湯みたいな雰囲気。

待てよ、そぉかここは元々、朝日湯っつう銭湯だったんだ。おそらくリニューアルしてサウナとかも加えたに違いないと見た。まいいや入ろ入ろっと。

で私は、例によってげた箱は54番に靴を入れと、フロントにはオジさんがいて、その前に受付の順番を待っているオジさんたちが並んでおります。

えーっ! このご時世だからやっぱ入場制限してんのかしら? と思ったら、どうやらオジさんたち、サウナに入りたい人ばかりらしく、番号札を渡されてフロアのソファに座ってる様子。

フロントのオジさんに、サウナは入らないと告げると

「あぁスグ大丈夫ですよ」

といわれ、480円を払います。

なるほどねぇ、サウナって人気なのね。ちなみにサウナのお客さんは850円。子どもは550円みたいです。というわけでお先に失礼と脱衣場へ。

水風呂の温度は20度

これがまた広々とした脱衣場で、そんなに込み合ってないのがうれしいねぇ。

サクサク服を脱いでしてロッカーにしまい、洗い場へ向かいます。ふーん、こちらもそこそこの入りでカランを余裕で確保できました。

三鷹市上連雀にある銭湯「アサヒトレンド21」(画像:(C)Google)

見渡すと、まぁ色んなお湯がありますよ。電気風呂に座風呂(ジェット2本)、ブクブクのマッサージ湯に熱湯ってのもあるし、ぬるま湯まで。サウナ客のための水風呂もあるけど、これが20度くらいで入りやすそ。

取りあえず頭をシャワーでぬらしてから体を洗い、頭も洗ってから、さぁてどの湯に入ろうかとキョロキョロ。

ん? 露天風呂もあるじゃんってんで右奥にあるサウナの横のドアに入ると、アレ? 足が冷てぇ! あっここ水風呂なのね。その右奥が露天? で水かなぁと思いつつ手を入れるとお湯でした。

全体的に温度はぬるめ

そこに入るのはどうやら私ひとり。

肩までつかって見ると水風呂の奥はサウナ客の休憩場になってて、そっからもサウナに入れるみたいね。

ところで隣の水風呂だけど、そんな冷たくないので私も入っちゃいました。これが気持ちいい! どうやら井戸水らしく、何の加工もしてないらしいのでスゴク柔らかい。あ~いい気持ち!

で、その次にいろいろ入ってみると、まぁ全体にぬるま湯でした。

三鷹市上連雀にある銭湯「アサヒトレンド21」(画像:島本慶さん制作)

さてと、体をよおく拭いて脱衣場へ。体重計が昔の鉄のとデジタルのとふたつあって、51.5kg? デジタルは53kg。こんなもんでしょ。あ~いい銭湯でした。

外に出て風にあたりつつ、頭の中はビールビールと叫んでおります。もぉやぅってないか。うーん。

島本慶(コラムニスト、ミュージシャン)

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