ミルクレープの層を縦に重ねてみたら、芸術的な新スイーツ誕生　これはデートでもいける

注目の3人組コントグループ「トンツカタン」のひとりお抹茶さんが、料理の腕をふるって写真をアップして、SNSでバズらせようという企画。連載7回目は「縦のミルクレープ」。時にはミルクレープの層を一枚一枚剥がして食べてみたい！ そんなわがままな思いを叶えました。

フライパンでつくる新感覚ミルクレープ

【トンツカタンお抹茶のバズらせフード】 #7「縦のミルクレープ」

今回は逆転の発想で、縦の層のミルクレープをつくってみました。圧倒的に食べやすく、新しい食感に出会えます。

切ったところ。なかなか芸術的ではありませんか？

剥がすようにして食べたい時がある

ミルクレープが美味しい季節になりましたね。クレープとクリームが地層のように重ねられた断面は見た目にも美しくて魅力的です。叶うことならば、いつか僕はあの層の間にはさまれて眠りたい。

そんなミルクレープですが、食べるときにトラブルを起こすことがあります。ほとんどの人がフォークで垂直にカットして食べると思います。でもクレープを剥がすようにして食べたい時がありますよね。でも、そんな食べ方をしてしまうと、食べ方が変だ。ミルクレープに対して失礼だ。などと思われて、それが原因で恋人にフラれてしまうなんてことがあるんだそうです。そうならないためにも剥がすようにして食べるミルクレープを作ります。

フライパンでOK

まずクレープの生地を焼きます。クレープ屋さんのような丸い鉄板と竹とんぼみたいなやつがあれば使ってください。無ければ広めのフライパンで焼けます。弱火を駆使して、連続で10枚ほどクレープを焼きます。意外と簡単にきれいに焼けるので手っ取り早く達成感を味わいたい時におすすめです。焼き終えたら生地が冷めるまで待ちましょう。

フライパンでどんどん焼きます。

生地が冷めるまでの時間で大量の生クリームをホイップしちゃいましょう。僕は、冷凍のホイップクリームを使わせていただきます。すみません。ほんとに便利なんです。

重ねるというより積む

生地が冷めたらデコレーションします。ホールケーキの型を立てて固定します。その中にクレープ、ホイップクリームの順に積んでいきます。重ねるというより積んでいきます。クレープを型から少しはみ出るくらいの短冊にカットします。短冊クレープを型に敷き、ホイップクリームを塗り、その上に短冊クレープを乗せ、少し押して平べったくする、さらにホイップクリームを塗る。これを繰り返して上まで敷き詰めます。スイーツ作りというよりはDIYに近い感覚です。本当です。
冷蔵庫で１時間ほど冷やします。

ひたすら縦に重ねていきます。

重ね切ったら冷蔵庫で冷やします。

冷蔵庫から冷やしたら、はみ出ている生地を包丁で丁寧にカットします。断面を崩さないように気をつけながら型から出せたら剥がすようにして食べるミルクレープ「縦のミルクレープ」の完成です。

はみ出た生地を丁寧にカットします。

縦のミルクレープの材料。イラスト／トンツカタンお抹茶

どこを切っても美しい

う。美しい。自分で作っといてあれですが、芸術的ですよね。うっとり。しかも、このミルクレープどこを切っても「萌え断」なんです。萌え。そして何と言っても、最初に懸念していたトラブルが起こりません。これなら剥がして食べることが自然なので安心して食べることができますよね。最高です。ただ、この縦のミルクレープ、通常のミルクレープの2倍ほどのホイップクリームを使用しています。食べてすぐに横になることはお勧めできませんので、みなさんは縦のままで。

縦のミルクレープ完成です。

文・トンツカタンお抹茶（おまっちゃ）
芸人（生年月日:不明）プロダクション人力舎所属のトリオ芸人「トンツカタン」のボケ担当。2020年8月に本名からお抹茶への改名を機に生年月日が非公開となる。本名は菅原。年齢は32歳。

写真・文 トンツカタンお抹茶