意外に知らない？「モラハラ男」に当てはまる10個のチェック項目と改善策

最近何かと話題になる、モラハラ問題。モラハラと言葉は聞くけれど、はっきりとその定義を知っている方は思いのほか少ないように思います。
自分は普通だと思っていたけど、周りの彼氏や旦那と比べた時「えっ、うちの旦那（彼氏）はモラハラ男だったの？」なんてビックリする女性も結構いるもの。

あなたの彼氏は、モラハラ男ではないですか？今回は、モラハラ男に当てはまる10個の項目と、改善させる方法についてお話を進めます。

モラハラ（モラルハラスメント）とは一体？

モラハラとは、身体的に受ける暴力とは違い、言動や態度などで精神的に追い詰められるような暴力の一種。殴られていないからDV男ではないと思うのは、間違った定義。言葉や態度で追い詰められるのも、十分にDVなのです。
令和元年の司法統計では、離婚を申し立てた夫婦の動機のうち、モラハラに関するものが3位に浮上。現代の大きな社会問題のひとつになっています。
結婚した夫婦だけではなく、彼氏彼女の間柄でもモラハラ問題は起きるので、人事だと思わず、独身の方もモラハラについて定義を知っておくと良いでしょう。

モラハラ男によくある10個の項目チェックリスト

・意見をすると、強く反発される、怒鳴られる

・間違ったことでも、「ごめんなさい」と言わない

・自分の間違いを、人のせいにして責める

・平気で嘘をつく

・気に入らないことがあると、無視する

・あなたの家族や友人をバカにする

・人前で怒鳴ったり、バカにする

・嫉妬や束縛がはげしい

・大声で怒鳴る、物にあたる

・仕事を辞めろ、友達と会うなと言うなど、行動を制限したがる

このような行動が旦那や彼氏から頻繁に現れるのは、モラハラの兆候です。いくつもの項目が重なって現れる事もありますが、つき合い始め、結婚したばかりの頃は、1つ2つが時々顔を出す程度なので、モラハラとは気が付かない事もあります。
しかし、付き合いが長くなるにつれ、状況が悪化してしまうケースが殆どです。

モラハラ旦那や彼氏への対応策

(１) 少しの間距離をとってみる（別居）

モラハラされている期間が長い場合、被害を受けている方も思考が正しく回っていない事が多く、「この状態が普通なのだ」と感じてしまう事もあるので、一度モラハラ男性と離れてみることをオススメします。

離れて冷静になり、第三者の意見などを落ち着いて聞いてみると「自分がおかしい事をされていた」ことに気が付く事ができます。

モラハラされているかもと感じたら、まずは相手から離れるのが得策。モラハラをする方にとっても、怒りをぶつけてすっきりする相手がいなくなるわけですから、いなくなることでストレスを感じます。いなくなったら「大切な存在だったのだな」と、モラハラ初期段階であれば気が付く事もあります。

(２) 友人がモラハラを受けていると相談する

旦那（彼氏）に「友達がモラハラを受けていて」と相談し、自分のやっている事を認識させるのも1つの手段です。直接文句を言っているわけではなく、あくまで「友達が辛そう」という感じで話をすると、モラハラ男も素直に聞いてくれることがあります。
聞いていく中で、「俺も同じ事をしている...」と初めて自分がやっていることがモラハラだと気が付く男性もいるので、試してみる価値はありそうです。

(３) 旦那（彼氏）のモラハラを完全に無視する

モラハラをする方は、モラハラをして相手が怯えたり、泣いたりする顔を見る事で快感を覚えます。そのため、モラハラだと感じたら完全に無視をする方法です。
「聞いていないだろ」と怒鳴られても、ニコニコしながら「聞いているって」と言うとか、「ふ〜ん」と無関心を装うふりをしましょう。逆襲するなど、立ち向かえば立ち向かうほどモラハラ化が進んでしまうので、反応しないのが良い方法です。

(４) 相手の良い所を褒めて気持ちよくさせる

モラハラ男性というのは、言い換えれば体だけ大きくなったワガママな子供と同じです。ご機嫌が斜めになると、自分の気持ちをぶつける先を探し、理由を探してあなたにぶつかってくるのです。
ですから子供を褒めて伸ばすように、「あなたって本当に最高」と相手を褒めてあげることで、イライラ感を収め、モラハラ行動を抑えることが出来ると言われています。

我慢しないで、離婚や別れを考えよう

モラハラというのは、心の病気なのだそう。ですから、性格の問題や、我慢していればいずれは直るというものではないのが難しい所ですね。モラハラ男性というのは一生モラハラ男性なので、よほど人生を変えるような出来事が起こらない限り、自分の性格を改めようとはしないでしょう。
ですから、モラハラ男性と一緒にいる事に疲れてしまい、辛い時には、迷わず離れることが必要です。我慢して我慢して、あなたが鬱や病気になってしまっては意味がありませんから...。

親、友人、相談できる人には全員相談し、助けを求めると良い答えをもらえる事もありますよ。