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親子でチェック! 勉強や家事を効率化する「優位感覚」テスト&活用法

  • 2015.7.17
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【ママからのご相談】

小学5年生の息子についての相談です。学校の成績はまあまあ良い方ですが、勉強するときにとにかく落ち着きがありません。「勉強するときは集中してじっとしなさい」と言うと、一時は動きが止まる ものの、すぐにまた動き出します。息子が勉強しているようには全く見えず、ついイライラしてしまいます。

●A. 自分と子どもの優位感覚を知ることで効率アップにつながります。

ご相談ありがとうございます。個性幼児教育専門家の赤井理香です。

前回の『ペン回しで成績アップ!? 子どもの勉強スタイルを決める“優位感覚”とは』では、子どもの優位感覚に合った方法で勉強することで、理解度ややる気が高まるとお伝えしました。子どもの優位感覚を知ることで、勉強法やアドバイスに生かすことができ、自分の優位感覚を知ることで、家事や仕事の効率アップにつながります。

今回は、その『優位感覚』を知る方法をお伝えします!

●早速、自分の優位感覚をチェックしてみましょう

神経言語プログラミングにおける『優位感覚』で、

・視覚

・聴覚

・言語感覚

・体感覚

の4つのうちどの感覚を一番使っているのか、まずは“自分の優位感覚”を知りましょう。

●自分の優位感覚チェック

学生時代を思い出してください。文化祭や運動会などの行事、授業中、友達とのおしゃべり……。小学校・中学校・高校・大学、いつの時代でも、どの場面でも結構です。

【問い】

あなたが思い出したことは、下記のどれに近いですか?

(1)「黒板の文字/教室の窓から見た景色/好きな人や友達の顔」

など、視覚に関わる記憶

(2)教室のザワザワした音/授業中の先生の声/運動会のピストルの音や音楽

など、聴覚に関わる記憶

(3)先生や友達から言われた言葉/委員会やクラスの話し合い/自分が発言した言葉

など、言葉に関わる記憶

(4)給食やお弁当の味/遠足前のワクワクした気持ち/運動会で1位になったこと

など、感覚や行動に関わる記憶

【答え】

学生時代を思い出したときに、

(1)に近い感覚や記憶がよみがえった方の優位感覚は“視覚”

(2)に近い感覚や記憶がよみがえった方の優位感覚は“聴覚”

(3)に近い感覚や記憶がよみがえった方の優位感覚は“言語感覚”

(4)に近い感覚や記憶がよみがえった方の優位感覚は“体感覚”

となります。

●子どもの優位感覚を探りましょう

子どもの優位感覚を知るために、日ごろからお子さんの発言に注目しましょう。

一日の出来事について聞いたとき、マンガやドラマのストーリーを聞いたとき、過去の思い出話を聞いたとき、

・見た/見える/キレイ/キタナイ/明るい

など、見た目に関する表現が多いお子さんの優位感覚は“視覚”

・聞こえる/聞く/うるさい/静か/にぎやか

など、音に関する表現が多いお子さんの優位感覚は“聴覚”

・言う/言った/セリフ/発言/考え/理解

など、言葉に関する表現が多いお子さんの優位感覚は“言語感覚”

・感じ/何となく/触れる/やってみる/おいしい

など、体に関する表現が多いお子さんの優位感覚は“体感覚”

となります。

●優位感覚がわかったら、それを活用しましょう

自分や子どもの優位感覚がわかったら、それを日常でも活用することで、今までよりも理解力や効率がアップします。

優位感覚が“視覚”の方は、

「イラストや映像を多用する/メモを取る/資料をまとめてグラフにする」

など、目で見る機会を増やした方が、頭に入りやすい傾向があります。

優位感覚が“聴覚”の方は、

「教科書を声に出して読む/講義を聞く/音声教材で学ぶ」

など、耳から入る情報の方が記憶に残りやすい傾向があります。

優位感覚が“言語感覚”の方は、

「学んだことをまとめて話す/考えを発表したり議論する/文章に書く」

など、言葉をつかって考えや気持ちを表現することで、理解を深める傾向があります。

優位感覚が“体感覚”の方は、

「自分で調べる/実験したり、体験をする/動きながら学ぶ」

など、実際に行動することが、理解を早めます。

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親も子も共通して、優位感覚ごとに上記の傾向があります。その傾向を生かした働きかけをすることで、子どもの成績アップにつながったり、親の仕事や家事の効率化につながります。

優位感覚を知って、子どもに合った言葉がけ・働きかけを心がけると共に、親御さん自身の仕事や日常にもご活用くださいね!

●ライター/赤井理香(働くママ応援家)

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