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デジタル化が遅れている都道府県ランキング、ワースト1位は?

  • 2021.9.29
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身近なさまざまなものがデジタル化している昨今、デジタルネィティブという言葉も聞かれるようになりました。デジタルに対する年代的な慣れもあるようですが、都道府県によってもデジタル化の格差があるようです。デジタル化が遅れている都道府県はどこでしょうか。野村総合研究所(NRI)のアンケート調査をもとに考えていきます。

■デジタル度合いを測る指標であるDCI

DCI(デジタル・ケイパビリティ・インデックス)とはデジタル化の進み具合を見る指標です。デジタル機器やサービスの活用能力、高速インターネットやスマホなどの普及率、地方自治体のサービスのデジタル化などをもとに度合を図ります。

■TOP3は東京・滋賀・神奈川

DCIが高い都道府県は上から東京、滋賀、神奈川でした。都市圏が高いのはなんとなくうなずけますが、滋賀や熊本、三重なども上位に顔を出しており、必ずしも都市圏ばかりが進んでいるとは言えないようです。

例えば、滋賀県ではDX推進の取り組みを進めています。「暮らしのDX」「行政のDX]「産業のDX」デジタル技術を駆使し県民の生活を豊かにするために、この3つの柱を中心としスマート自治体を目指しているのです。

■ワーストは宮城・長崎・青森

デジタル度が遅れているワーストは下から宮城、長崎、青森でした。デジタル化ワーストとなってしまった宮城県ですが、現在中小企業に対して「デジタル化加速宮城県中小企業等デジタル化支援事業【加速枠】補助金」を交付するなど、遅れを取り戻すべく取り組みを行っています。

■デジタル活用度は生活の質にも影響を及ぼす

デジタル活用度が高いほど、生活に対する満足度も高いと言われています。生活にデジタルが浸透していく現代社会。デジタル活用度が高い人と低い人との間でデジタル格差も生まれつつあります。これは都道府県でのデジタル化と同様と言っていいでしょう。今、デジタル・ケイパビリティを高め、生活の質の底上げを図ることが求められています。

※ランキングデータ出所:野村総合研究所(NRI)

文・しらいはるか

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