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【グランスタ東京】買えるのは10月29日までの毎週金曜日のみ!とらやの秋限定「栗粉餅<くりこもち>」実食ルポ

  • 2021.9.29
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東京駅「エキュート」「グランスタ」では、栗スイーツフェア「マロン・マロン・マロン」を開催中。2021年9月16日(木)〜10月31日(日)まで、“栗”をふんだんに使ったスイーツが大集結しています。定番のモンブランはもちろん、パンや和菓子などラインナップも豊富です。今回は、とらや グランスタ東京店の「栗粉餅(くりこもち)」を実食ルポ。古くより御所の御用をつとめる虎屋約500年の歴史を感じる、芸術作品のような和菓子の魅力をお伝えします。

とらや「栗粉餅<くりこもち>」グランスタ東京

栗スイーツフェア「マロン・マロン・マロン」から、とらやの「栗粉餅」

「躍動する虎」の意匠が印象的

とらやの「栗粉餅(くりこもち)」は、栗の季節だけの限定和菓子。グランスタ東京店では、10/29までの毎週金曜日のみの販売です。

「くりこもち」。何とも可愛らしい響きの名前ですよね。ころっとした丸いフォルムが可愛い。とっても繊細なので、一つひとつこうしてパッケージされています。そぼろの部分を崩さないよう、ふたを開けるのもちょっと緊張します。左手前のツメを押さえながらそうっと外すと、うまく開けられました。

江戸時代の資料にも名前が見える、秋限定の和菓子

「 栗粉餅(くりこもち)」の初出年代は、1700年。なんと、300年以上も前のことです。流行りのスイーツも大好きですが、長い歴史を生き抜き、愛され続けてきたお菓子の前では、思わず自らの襟を正して向き合わねばという気持ちになります。

和菓子を見ると美しいと感じてしまうのはどうしてでしょう。こうして眺めているだけでも、繊細さが伝わってくる栗粉餅。黒文字を入れる前からほろほろとした食感が伝わってくるようです。

そして和菓子はいつも私たちに四季の巡りを感じさせてくれます。ああ、今年もまた栗の季節が巡ってきたのだなあ、秋が深まってきたのだなあ、と。

ゆっくり、じっくり“秋”をいただく喜び

それでは、いただきましょう。きんとんは、裏ごしした新栗と白餡を混ぜた生地をそぼろにしています。黒文字を入れると、想像通りのやわらかさでほろほろと崩れていきます。

そぼろでこんもりとまあるく包んだその中には、求肥を纏った餡が隠れていました。

口に入れると、きんとんの栗の香りと風味がふわっとほどけて広がっていきます。ほの甘く、なめらかで、奥深い。そこにこっくりとした餡の甘みと求肥の食感が合わさって、何とも豊かな秋を感じさせてくれます。口溶けがよく、それでいて余韻は長い。

四季をいただくということは、“今”をいただくということ。過去や未来ではなく、今ここに向き合う時間は、心をほどき、整えてくれます。

和菓子は五感の芸術

「和菓子は五感の芸術」とは、全国和菓子協会第二代会長であり、虎屋16代 黒川光朝氏の言葉だそうです。視覚、味覚、臭覚、聴覚、触覚、五感すべてで向き合って味わう和菓子の文化は、季節を感じるための日本人の知恵とも言えるかもしれませんね。

とらや<グランスタ東京/B1改札内>

栗粉餅(くりこもち)

584円(税込)

賞味期限または消費期限:当日中

販売期間:10/29までの毎週金曜日 ※11:00〜販売開始

グランスタ東京以外の取扱店舗・販売期間:

<2021年9月1日~10月31日>

【関東地方】赤坂店、東京ミッドタウン店、帝国ホテル店、日本橋店、新宿伊勢丹、玉川髙島屋S・C、アトレ目黒1、横浜そごう、TORAYA TOKYO

【近畿地方】京都一条店、京都四條南座店、京都髙島屋、大丸京都店

<2021年9月1日~10月15日、10月19日~10月31日>

【中部地方】御殿場店

参考

[その4 和菓子は五感の芸術 | 全国和菓子協会]

[All Photos by Aya Yamaguchi]

※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。

※店舗営業については最新情報をご確認ください。

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