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乾燥がひどい!SOS!しっとりお肌を目指す養生法を漢方薬剤師が解説します

  • 2021.9.27
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段々、涼しくなってきて秋の気配を感じますよね。季節の変わり目はお肌の調子も変わるもの。夏はテカり肌だったのに、寒くなるにつれて乾燥肌の悩みが出てくる、なんて方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、薬剤師の大野雅代さんにしっとりお肌を叶える漢方養生法を教えてもらいました。

秋は漢方医学的に「燥(そう)」の季節です

秋は空気が乾燥してきて、植物も枯れ始める季節。人間の体も同じように乾燥します。秋にしっかり体の中からうるおいを保つことで、乾燥肌の予防はもちろん、冬に風邪をひきにくい身体にしていくことができます。

しっとりお肌を目指す養生法

季節に合わせて体質は変化するものです。季節に合わせた養生をすることで、うるおいのある身体にしていけます。

・秋におすすめの「うるおい食材」

寒くなると、体に「燥邪(そうじゃ)」といって乾燥からくる不調がでやすくなります。風邪をひいたり、便秘になったりする原因になります。

秋に旬をむかえる食べ物は、体をうるおわせ、寒さに向かって抵抗力をつけてくれます。

酸味があり、水分を多く含んだ、果物の「なし」「かりん」は体内の水分を保ってくれるのでうれしい食材です。他にも、白い食材は体内をうるおすと漢方医学では考えます。白ごま、だいこん、れんこん、さといも、豆腐などをお食事に取り入れてくださいね。

あなたの体質に合う漢方でしっとりお肌を目指そう

漢方では「血(けつ)」が不足していると、肌が乾燥する症状があらわれることがあります。これは、全身に栄養を運んでいる血が不足すると、肌に栄養が行き渡らなくなるためなんです。しっとりお肌を目指すための、血を補う漢方をご紹介しますね。

冷え気味の方におすすめの漢方

四物湯(しもつとう):皮膚が乾燥しがちで、冷え性や月経不順があるタイプの方にオススメです。血を補う生薬が配合されていて、女性にうれしい漢方ですよ。乾燥しがちなお肌をうるおしてくれます。

ほてりを感じる方におすすめの漢方

温清飲(うんせいいん):乾燥とほてりがあるタイプの方におすすめの漢方です。血が足りないと、栄養がとどかず乾燥したり、炎症をおこしてほてりが出たりすることがあります。血を補う生薬と、熱を冷ます生薬が配合されていますよ。

血を補ってしっとりお肌をめざそう!

乾燥肌の原因は、血が不足し、栄養が届きにくくなってしまうことです。うるおい食材を食べたり、漢方を上手に使ったりして、しっとりお肌を手に入れましょう。うるおいのある体は風邪もひきにくく、イキイキとして健康でいられますよ。

冷えやむくみの改善には漢方薬も役立ちます。漢方薬が気になる人は、自分の体質に合ったものを選ぶことが大切なので、まずはお近くの漢方薬局やオンライン薬局などで相談してみてくださいね。

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